茂倉岳 |
1978m |
2007年11月3・4日 |
第1幕 | 第2幕 | 第3幕 |
ジジとババにて候 | 感激にて候 | 無念にて候 |
遂にこの日がきたのである。何度となくチャンスを狙っていた爺だったが天候に邪魔され無念の日々を過ごしていた。今年はもうこの日を逃すと登れなくなる茂倉岳から谷川岳そして万太郎山の縦走である。爺は姫と共に万太郎山を目指したのであった。しかし。 |
茂倉新道コ-ス |
登山口AM7:30(2時間30分)矢場の頭(2時間)山小屋(20分)山頂 | |
タイム | 3日/登り4時間50分 | 4日/下り3時間 |
姫、青い空、紅葉と遂に決行の日でござる。昨年から何度この日を夢見てきたことか。いままで天候に邪険にされた続けた谷川岳でござる。予報は2日とも晴れマ−クでござる故いざ出陣でござる。 | |
爺、その気持ちは解かるけど少し入れ込みすぎじゃないの。2日間持たなくなるぞ。 | |
姫、大丈夫でござる。夏とは違い気候も晩秋わくわくどきどきでござる。 |
姫、茂倉登山口からの急登も軽く通過し大好きなぶな林でござるな。ブナ林は終わっておりますが紅葉が歓迎してくれておりますぞ。 | |
爺、ほんと晩秋の趣だね。 |
姫、万太郎山でござる。この春にのぼったでござるな。待っていてくだされ与作殿。 | |
爺の下手な歌を聞きながら登ったんだ。でもまだUPしてないだろうもう呆れていたぞ奥方が。 | |
姫、ほんとどうなることやらわれながら心配でござるがまあ何とかなるでござる。それよりも今日でござる明日でござる。チャンスは逃しません。 |
姫、万太郎山と仙ノ倉山と平標山に何か白いものがもしかすると樹氷ではないかと。 | |
爺、そうだよ樹氷だぞ。茂倉岳にも咲いているかな樹氷のお花が。 |
姫、大源太山にご挨拶でござる。この山も谷川連峰には無くてはならない存在でござるなあの尖がり坊主が。 | |
爺、そうだねどこからでも目立ってるね。。 |
姫、この茂倉新道の一番の難所の桧の廊下でござるな。この桧所が一番危険でござる。 | |
爺、ほんと足の置き場に躊躇するし。下は見えるし厄介だね。ほら先程の若いお二人も慎重に通過しているぞ。 |
爺、草刈機があるよ先程から笹が刈られていたね。頭がさがるね。 | |
姫、さようでござるこのような方々がいるから私たちは安全に登ることができるのでござる。 | |
爺、ほんと感謝しなければね。 |
爺、見えたぞ茂倉岳の山容が爺UPだ。 | |
姫、了解でござる。。 |
爺、縦じゃないだろう横横にズ−ムだ空はいらないぞ。 | |
姫、そういわれましてもこれが限界でござる。 | |
爺、まあしょうがないな早く樹氷にあいたいので急ぐぞ爺。 |
万太郎さん矢場のお頭まで少しの間お別れね。 | |
姫、さようでござるなここから急登して矢場のお頭でござる急ぎましょう。 |
爺急いでいないだろ。 | |
姫、解かったでござるかちと1枚が2枚2枚が3枚と。 |
爺、着いたぞ矢場のお頭にいいタイムいいぞ。 | |
姫、さようでござるないいタイムでござるな。せっかくの青空ここは360度と行きますか。 | |
爺、しょうがないな樹氷が心配だがまあいいか。 |
姫、まずは茂倉岳に敬意を表すでござる。 |
姫、ではこれより左から武能岳、茂倉岳、谷川岳、オジカ沢の頭でござるな。 | |
爺、そんな感じ明日あの稜線を縦走するんだ。 | |
姫、さようでござるちと強行でござるが天気さえ良ければなんとかなるでござる。 |
爺、左から大障子の頭、万太郎山、仙ノ倉山、平標山、苗場山と。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、そして湯沢の町並みと。 |
爺、大源太山、巻機山。 | |
姫、さようでござる360度でござるなこれが見たかったのでござる。 | |
爺、昨年は見れなかったからねやはり晩秋は展望がいいな。 |
爺、武能岳のUPか。 | |
姫、さようでござる今日は武能岳をメインにと考えておりまする。明日は万太郎山がメインでござる谷川岳は軽く流すでござる。 | |
爺、それがいいかもね。 |
姫、しかし今日の主役はやはり茂倉岳でござるな。 |
爺、茂倉岳の支尾根もいい顔しているね。 | |
姫、さようでござるななぜか昨年は解からなかったでござるな。 | |
爺、昨年は万太郎さんがメインで気にも留めていなかった感じがする。 |
姫、季節によって変化するのでござるな。ほんといい顔しているでござるな。 |
爺、そろそろ行こう樹氷が心配だよ暖かくなると消えちゃうよ。 | |
姫、さようでござるな。避難小屋もみえるでござる急ぎましょう。 |
爺、急いでないだろう〜〜〜〜〜〜〜。 | |
姫、まあ1枚だけでござる。 | |
爺、しょうがないな!!!!!!。 |
樹氷さん待っててね。 | |
ダテカンバさん待っててね。 | |
爺、何か言ったか。また独り言か。 |
爺、後は振り向かない急ぐぞ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、見てくだされ矢場のお頭の右斜面のすてきな景観を。 | |
爺、しょうがないなでもほんと綺麗。必殺1枚だけだぞ。 |
爺、駄目だこれじゃ爺は仕置人にはとうていなれないな。 | |
姫、何か言われましたか。独り言でござるか。仕置き人とか聞こえましたが。何時の世にも仕置き人は必要でござるな。いま世間を騒がせております接待芝刈りの旦那さんとか、寺子屋で他国の言葉など教えている総元締めの旦那さんとかはぜひ、仕置き人にお願いしたいでござるな。 | |
爺、ほんと正直者が馬鹿を見ない世の中にしないとね。 |
爺、樹氷樹氷が消えちゃうよ早く。 | |
姫、そうせかされてもこれ以上は無理でござる。まあ焦らずに登りましょう。 | |
爺、ほんとは辛くなったんだ。あの川棚のお頭で少し休憩タイムにしよう。 | |
姫、実はすこし苦しゅうでござる。 |
爺、大丈夫か。 | |
姫、すまないでござる。おや我々の後から2人の方が登ってきているでござるな。 | |
爺、あの方たちも茂倉泊まりだねきっと。 |
姫、矢場のお頭の左側は右側とはまったく違った顔を持っているでござるな。 | |
爺、ほんとおもしろ〜〜〜〜い。 |
爺、川端のお頭に着いたよ。 | |
姫、すまないでござる休憩でござる。 | |
爺、茂倉岳と谷川岳がすこし曇ってきた感じだぞ。 | |
姫、まあ、あわてることはないでござる何時もの谷川岳の顔でござる。 |
爺、登山口が見えそうなほどの展望だね下界のほうは。 | |
姫、さようでござるな。これだけの展望は今の時期ならではでござる。 | |
爺、あそこからから登ってきたんだ。あとすこし頑張ろう。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、巻機山も曇ってきたみたい。あれ爺茂倉にもジジトババがいるぞ。 | |
姫、どこにでござる爺は目が悪く見えませんが。 | |
爺、ほらあそこの右寄りの岩のところに。 |
姫、ここにはいませんな。 | |
アホ爺もっと上の方だよ。 |
爺、もっと上。 |
姫、この岩でござるか爺にはただの岩としかみえんませんが。 | |
爺、もっとズ−ムしてみな。 |
爺、ほらいただろ。右がジジで左がババじゃん。 | |
姫、さようそういわれればそのようなきもしないではござるが。 | |
爺、そうだろうそれにせがれさんもいるぞ。 |
爺、せがれさんはりっぱだね。 | |
姫、さように見えると言えば見えますが。 | |
爺、いいではないかまた登る楽しみが増えたんだから。 |
姫、やはり少し無理があるかもしれませんが。 | |
爺、いいんんだよ。アバウト、アバウト。 |
姫、さようでござるな。アバウトアバウトでござるな。 |
姫、こちらもなかなかいい感じでござるな草紅葉と岩のコントラストが。 | |
爺下のほうはもいい感じになってるぞ。 |
姫さようでござるな、。 |
爺、ところでやっぱり樹氷が心配だもう元気になったようだし急ぐぞ。 | |
姫、かしこまりましたでござる。あと少しで小屋でござる。 | |
爺、ちと樹氷の姿を確認してみな。 |
姫、まだ大丈夫のようでござる。 | |
爺、ほんと早く行こう。 |
爺、やばいぞやばいぞ。 | |
姫、そうあせらなくても。 |
爺、先程までの青空がなくなってきたぞ。 | |
姫、これが谷川岳でござる。 | |
爺、解かっているがやはりがっかりだね。だんだん雲が濃くなってきたぞ。 |
爺、とうとう雲の中になったではないか。 | |
姫、さようでござるなまあ丁度お昼時でござる。いい時間帯に小屋に到着できるでござる。 | |
爺、この間にお昼とお昼寝とするか。 |
爺、着いたぞ。 | |
姫、またしても雲のなかの避難小屋でござるな。 | |
爺、今のうちにお昼とお昼ねにしよう。 |
小屋には先客が2名食事をしており一人はテント持参の千葉の若者、もう一人は
新潟市巻町からの中年おじさんであった。このおじさんは今日下山して車の中で
泊まり明日は平標新道から平標山に登るらしい。実は以前から中ノ岳でお世話になった粟ヶ岳さんからも
聞いたル−トで気になっていたがおじさんの話では登山道は問題はないらしい。
第2幕
感激にて候