茂倉岳 |
1978m |
2007年11月3・4日 |
爺天気の悪いうちに食事とお昼寝を済まそう。 | |
姫、さようでござる。今日はこちらの小屋にて泊まるので後は晴れるのを待つのみでござる。 | |
爺、それじゃまずはおいしい水場にて水の確保をしよう。 |
姫、さようでござるな。谷川連峰には数ある避難小屋と水場でござるがこんなにいい水場で尚且つ避難小屋が近いのはこの茂倉岳避難小屋と平標小屋だけでござる。 | |
爺、それにしても雲で樹氷を近くなのに見れなくてがっかりだから早く登ろうと言っただろ。 | |
姫、明日の朝はもっと素晴らしい樹氷が見れるかもしれませんぞ。 |
爺、雲が取れてきたぞ晴れるぞ起きて。 | |
姫、さようでござるな。お酒のせいで少し獏睡してしまったでござる。 | |
爺、ほんとあほ口あけて眠っていたぞ。 |
爺樹氷は溶けてなくなったじゃん。 | |
姫、樹氷は明日でも見れるかもしれません。そして〜〜〜姫これでござる青い空、白い雲、そして緑の笹そして草紅葉と。 |
爺気まぐれ谷川岳のお出ましだ。 | |
姫、さようでござるな。これより夕陽までの時間ゆっくりと時の流れるままに茂倉岳と過ごしましょう。 | |
爺、ほんとこれが泊まりにいいところだね。 |
姫、ここからの景観は何度みても素晴らしくそして完璧とは行かないでござるな。 | |
爺、昨年の11月3日のような快晴日など谷川岳では奇跡に近いかもよ。これでも充分じゃん。欲張り爺め。 | |
姫、さようでござるな。欲ばりでござったな。団子屋の旦那さんも欲が深すぎたのでござるきっと。 |
姫、こちらの気まぐれさんは明日にしましょう。今日は武能岳と朝日岳をメインでござる。 | |
爺、でもせっかくだから一ノ倉岳まで足を伸ばさない。 | |
姫、爺は八方爺にはなりません。けっこう律儀でござる爺は。 | |
爺、まあそれが爺のよさでもありかな。今日は爺の好きなようにしたらいいぞ。 | |
ありがたきお言葉に涙が、いやくしゃみがでそうでござる。 |
姫、雲の流れによってその時々に変わる馬蹄形はあきませんなこれぞ至福のひと時でござる。 |
姫、先程からパノラマばかりでござったので今すこしみなさんをUPでごらん頂きましょうまずはジジババはと・・・・・解からないでござるな。 | |
爺、こちらからだとちと見えないかもね。でもせがれさんはわかるかんじじゃん。 |
爺まずは武能岳の雄姿だねそして尖がり頭の大源太山そして江戸の若者達に出会った七ッ小屋山。 | |
姫、さようでござる昨年もお世話になったでござる。 |
姫、姫のおじいさんも通ったであろう清水峠その後は巻機山の伸びている山並みその後に越後三山のきかん坊の八海山、そしておとなしい中ノ岳。 | |
爺、ほんと楽しかったね。 |
爺やっぱり朝日岳だねでっかくてかっこいい残雪時の朝日岳も是非登ってみたな爺。 | |
姫、さようでござるな朝日岳にも今一度ご挨拶にあがらねばなりませんでござる。 | |
爺、そして爺がくるしんだ烏帽子山。 |
そして爺がくたばった白毛門からの笠ヶ岳登り。手強かったジジとババ。 | |
姫、さようでござるな爺の山行の思い出のなかでも剣岳は一番でござるが飯豊, 朝日の次には来る山行でござった。。 |
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爺、思い出ばかりではなく未来を見つめて行こう。年を取ってしまうよ。 | |
姫、しょうでござるなプラス思考でござったな。でも油の値上がりがちと気になるでござる。 |
爺そして茂倉岳山頂だね。 | |
姫、なんどみてもあきませんな。 | |
爺、でもすこしあんぐるを変えないか。笹平付近まで下りてみよう。 |
爺武能岳はいいね。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、コンナアングロもいかがでござる。 | |
爺、まあたいしたことないアングロだね。 |
爺これなど一緒じゃないか。 | |
姫、欲見てくだされ。雲の陰がちがうでござる。 | |
爺、まあそういわれればそんなかんじもするし。 |
姫、やはり武能でござるな。 | |
爺、やっぱり谷川岳も撮ってやったら可愛そうじゅん。 | |
姫、さようでござかそれではと。 |
姫、いかがでござる。それにしても先程から谷川岳から歩いてくるねみなさん茂倉非難小屋泊でござるな。 | |
爺、ほんとやっぱり昨年のように満杯になるんじゃないの。 |
爺ところで茂倉岳のジジババなんだけどまた居たよ。ほら大きく草紅葉になっている岸壁右上に。 |
姫、こちらのジジババはだいぶ御歳をめされておりますな。お顔が崩れておりますぞ。もう長くはないのでは。 | |
爺、なんということを言うの。もうじきに爺も明日はわが身じゃん。 |
爺若いジジとばばはいなくなったよせがれさんはおとなしくしているのに。 | |
姫、じじとばばはきっとさきほどのジジババの所へお茶しにいったのでござるその辺をあるいていませんな。 |
爺いたいたほらそこ。居るわけないだろう爺!!!!!!!、。 | |
姫、ははは姫こんな馬鹿なお話ができるのもこのおだやかな青空ゆえにでござえうな。 | |
爺、やっぱ泊まりいいね。 |
爺だいぶ陽も傾いてきた感じ今日のクライマックスの時間だね。 | |
姫、さようでござるなところでだいぶ登山者も増えてきております今のうちに小屋の中を少し整理してきましょう。 | |
爺、そうだねすこし片付けないとみなさんの迷惑になるからね。 |
姫、急ぐでござる。秋の夕日はつるべ落しのようにと言われております。 | |
爺、急ぐぞ。 |
爺思った程混雑していなくて安心したね。 | |
姫、さようでござるな。そのかわりにテント多く張って有りましたなおっと谷川岳がすこし夕陽に。 | |
爺、ガスってきたぞ。でも今夜はゆっくりと眠れそう。 |
爺じじばばばさんたちも赤くなってきたでござる。。 | |
姫ジジばばはいいとして早く山頂にいかねば朝日岳や武能岳に申し訳ないでござる、 | |
爺、そうだったね急いでのぼろ。 |
爺雲が湧いてきたぞ早くはやくはやく。 | |
姫、そうせかされても気持ちとはうらはらに足がでません。 |
爺こちらも雲海が。 | |
姫、さようでござるなちと想定外でござる。 |
姫、なんとか武能岳さんはまにあったでござるが。 |
姫、でも朝日岳さんはまにあわなかったでござる。 | |
爺、のあほ。 |
姫、しかし武能岳さんはしっかりと燃えてもらいます。 | |
爺、雲が邪魔だね。 |
爺明日お邪魔する与作さんいや万太郎さんだけがシルエットロマンすだね。 | |
姫、さようでござるな。またしてもきまぐれ谷川岳でござる。 | |
爺、には手におえない谷川のじじとばばだね。 |
爺。 | |
姫、。 |
爺さきほど谷川岳から歩いてきたおじさんいいカメラをもっていたねたK10だろ。 | |
姫、さよう爺もほしいのでござるが高くて。 | |
爺、そろそろ帰るよもうだめだって。 |
姫、さようでござるな明日に期待して夕飯にしましょう。 | |
爺、あすは晴れるかな。 | |
姫、晴れねばばっさり切り捨てよ谷川岳ではござらぬが信長の心意気でござる。 |
小屋には総勢15名でテントが4張りであった。
各人ゆっくりと過ごされるスペ−スが確保され夕食は定番の鍋で石狩鍋とおいしい
お酒をいただきいい気分になんった。
その後明日の晴天を切望しながらシェラフに包まったのである。
第3幕
無念にて候