茂倉岳 |
1978m |
2007年11月3・4日 |
爺起きてよ。5時だよでも外は雨とガスで災厄の天気だよ。 | |
姫、そんなばかな。昨夜の予報も晴れと言っていたでござる。ところで、姫お姿が変わっておりますが。 | |
爺、そう言う爺もおかしいぞ。爺はどうして織田信長なの。 | |
そう言う姫はもしかしてお市の方だったりして。 | |
爺解かった。あの当時絶世の美女と言われていたお市の方だよ。姫にはぴっ足しじゃん。爺、これでは本能寺いや茂倉岳にて討死だね。 | |
さようでござるな。谷川のオキとトンマはまたしても聞く耳持たないでござった | |
爺それでは今の気持ちは | |
姫、残念無念「是非に及ばず」でござるなはははは・・・・。 | |
爺ところでどうするの。これから家康みたいに晴れるまで待とう谷川岳。それともやっぱり信長みたいにばっさりあきらめて温泉か別の低山にする。 | |
姫もう万太郎の与作さんには申し訳ないがあきらめたでござる。しかしこれではきがすまないでござる。7時まで朝食をたべながら様子をみましょう。 | |
爺解かったよ様子を見るにするか。 |
爺7時だぞみなさん起きはじめたひともいるしもう雨の中出発した人もではじめたよ。外は雨は止んだみたいだしでも霧とがすで視界はまったくなしだぞ。 | |
姫、さようでござるな。まずは天候の回復を願って谷川岳まで行き帰りは土合から電車で土樽に戻るか引き返してくる。このまま温泉にまっしぐら。またはここで10時ころまでふて寝して回復を待つかでござるな。 | |
爺、あてにあらない谷川岳に賭けてみる?もしかすると晴れ間が出てくるかもよ。 | |
姫がさよう申すならば、少し期待しましょうか。ならば仕度が出来次第でかけましょう。 |
姫、少しは期待して一ノ倉岳まで出かけてきましたが相変わらずの霧とガスで変化なしでござるな。まあ歩いているには寒くないだけ増しでござるが。 | |
爺。ほんとだね。姫もだんだん気持ちが萎えてきたな。谷川岳までこんな天気なら行っても意味ながないんだから一ノ倉岳避難小屋でコ−ヒ−タイムにしよう。 | |
姫さようでござるな少し暖でも取りましょう。 |
爺と姫が小屋でコ−ヒ−タイムしている時になんと若い男性が谷川岳からやって来た。
3時から石黒尾根から登ってきたらしいがこれから茂倉岳経由で下山し土樽から電車で
土合駅まで戻って帰るとのこと。若い男性もこの天気を恨めしく思いながら下山していったのであった。
爺いるんだね。こんな天候なのに登って来る人が。 | |
姫、どこにもいるでござるな人それぞれ楽しみ方は違うでござるに。 | |
爺、人それぞれまた楽しからずやか。爺ところでもうあてにならない谷川岳は諦めて茂倉避難小屋へ戻らないあそこならゆっくり手足を伸ばせるし綺麗だし。 | |
姫、さようでござるな茂倉岳にて晴れ間を期待しましょう。 | |
爺、そうしよう。 |
爺まだいるよ昨晩の我々の隣にいた若いお二人さんが。 | |
姫、お邪魔虫たっだかもでござるな。昨日土樽から登ってきたらしくこのまま土樽に戻るのもなんなんで谷川岳経由で下山するらしいでござる。その後電車で土樽に戻る事にしたとのこと。爺はこの際荷物を軽くする為フテ食いと朝酒にするでござる。 | |
爺のとっておきのお酒「菊水ふな口一番しぼり」が2本残っているんだ。 | |
姫、さよう万太郎山で与作さんと乾杯しようと思っていたのでござるが。この天気ではもうやけ酒でござるな。 |
爺荷物は軽くなったけど気分は重いままだね。いっこうに回復の兆しが無いぞ。それにしてもまだラジオの天気は曇り時々晴れと言っているよ。 | |
姫、ここは分水嶺という魔物が住んでおる山にておいそれとは下界とは同じにはならないのでござるな。それがまた魅了でもありますが。 | |
爺、あきらめて温泉にしないかもう10時回ったよ。 | |
姫、さようでござるな。またしても重い気分にて下山するでござる。 |
爺、はやいね周りがガスでなんにも見えないと。たしかこの白木は矢場のお頭の近くにあったはず。 | |
姫、記憶がおよろしいでござるな時間的にももう矢場の頭あたりのはずでござるが。 |
爺やっぱりねほら出たよ矢場のお頭に。ここから土樽まで1時間と40分だって。 | |
姫、いま11時半でござるにお籠までは2時間でかえれるでござるな。 | |
爺、温泉温泉。 |
爺このロ−プまったく意味ないね。 | |
姫、さようでござるこの先が桧廊下の一番危険な桧の根っこ股木でござる。 |
爺桧廊下が終わったら晴れてきたよ。 | |
姫、さようでござるなでも稜線はまだ雲が取れません万太郎さんのお姿はおがめなかったでござるな。 | |
爺、ほんと残念だね。 |
爺青空だよ。 | |
姫、さようでござるなやけ食いならぬメモリ−もたっぷり余っております故やけ撮りなどして下山するでござる。 | |
爺の好きなようなしたらどうせた下手な鉄砲なんだから。 |
爺紅葉だぞ。 | |
姫、乱れ撮りでござる。 | |
爺、乱れ撃ちした割にはたったの1枚か。 | |
姫、さよう面目ないでござる。 |
爺大好きなぶな林に入ったよ。 | |
姫、さようでござるな乱れ撃ちは止めますでござる。 | |
爺、どっちにしてもあまり変わりはないけどね爺は。 |
姫、やはり青い空でないと。 | |
爺、ほんと気持ちがいいあおぞらだね。 |
爺少しは溜飲を下げたかな。 | |
姫、まだまだでござるがちょっぴとだけでござるな。 |
爺この紅葉は昨日もたしか撮ったはずだねでもやはり青い空がバックだと艶やかだね。 | |
姫、さようでござるなすこし気合を入れてみるでござる。 |
爺まあ爺ではこんなもんだな。 | |
姫、はははっはははは。 |
爺晩秋になり葉っぱが落葉すると新緑時には見えなかったところも展望がひらけるね。。 | |
姫姫、さようでござるな木々のあいだから土樽パ−キングがみえるでござるな、。 |
爺茂倉岳の登山口が見えたぞもうちょっとだここからは急登ではなく休下降だからすってんころりんなどしないようにしないと。 | |
姫、さようでござるな空ばかり見ているとあぶないでござるな。 |
爺茂倉岳登山口だね。 | |
姫、さようここから20分程林道歩きでござる。 |
爺秋だね。 | |
姫、さようでござるな。 | |
爺、登山口からいっこうにすすまないねこんな青空では。 |
爺稜線はあいかわらずの感じ。 | |
姫、さようでござるないまだスカッといきませんな。 |
爺秋の風がそよいで気持ちいい〜〜〜〜〜〜。 | |
姫、さようでござるな気持ちがいい風でごあんど。 |
爺お疲れさん。 | |
姫、残念無念でござる。今回もきまぐなオキとトンマのために願いもむなしく下山でござる。でも爺は諦めません。またいらっしゃいということでござるな待っていてくだされ来年雪が溶けた頃にはまた必ず与作さんに愛に来るでござる。 | |
爺、また来年、来る楽しみがふえたじゃん茂倉のジジババにも逢えたし。。さあ温泉にゆっくり漬かって帰ろ。 |
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ジジとババにて候 | 感激にて候 | 無念にて候 |