中ノ岳 |
2085m |
2007年6月3日 |
第1幕
「助っ人登場にて候」
第2幕
「二人だけの中ノ岳にて候」
第3幕
「足手まといにて候」
コ−ス | 十字峡登山口AM6:00(3時間)日向山(2時間40分)山頂(1時間40分)日向山(1時間30分)十字峡登山口 |
タイム | 登り5時間と40分 下り3時間10分 |
姫、まさか粟ヶ岳さんとご一緒できるとは思っていなかったのでござるがお陰様で今回もすばらしい中ノ岳登山ができたでござる。 | |
爺、またしても粟ヶ岳さんお世話になったんだ。 | |
姫、さようでござる。最後は足手まといになりご迷惑をおかけしてしまいましたが。 |
姫、中ノ岳は今回で2回目でござる。病気をする以前1999年の7月10日に登っており急登だった記憶があるでござるが登山口からもう急登でござるな。 |
姫、一合目から八海山のが尖がった五竜岳が望まれるのでござる。 | |
爺、五竜岳も手前の阿寺山もきかんぼうの八海山ばかり目だってばかりで可愛そうだね。 | |
姫、さようでござるな。粟ヶ岳さんとも話していたのでござるが阿寺山も登ってみたい山と話していたでござる。 |
姫、急登なれどすてきなブナ林があり苦にならないでござる。 |
姫、巻機山でござるな真ん中が割引岳で左の雲海がある山が牛が岳でござるな。 | |
爺、先月登った巻機山はこちらから見てもおっきいいね。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、どうでござるかこのすばらしい展望はまだまだ一合目でござる。こんな展望のいい山もないでござるよ。 |
姫、水場と鎖場でござる。 |
姫、この鎖場もなんなくつうかでござるな。 |
姫、御覧下されこの展望を。 | |
爺、ほんとすばらしい展望なんだ。しゃくなげ湖や金城山もはっきりと見えたんだ。 | |
姫、さようでござる。まさに絶景でござるな。 |
姫、まだ2合目でござる。すぐとなりに千本松原という展望台処があるのでござる。そこからの大展望を御覧下され。 | |
爺、わかったよもう説明は要らないんじゃない 。 |
|
姫、さようでござるな。 |
姫、まだ3合目でござるもう写真ばかり撮って先に進まないのでござった。しかし道中は長くこんな所で時間を食っていてはならないのはわかっているのでござるがこの絶景を見るとつい立ち止まってパチリパチリでござった。 | |
爺、まあ数撃ちゃ何発かだろう。 | |
姫、今回はちがうでござる腕よりも中ノ岳がすばらしかったのでござる。 |
姫、手前の尾根は桑ノ木山へ登る尾根と思われ其の先がネコブ山でござろうかそして一番奥の山が下津川山と思われるでござる。 | |
爺、あのネコブ山も残雪期限定らしいじゃん。何時かはのぼってみたね。 | |
姫、さようでござるな5月の中旬ならば大丈夫らしいでござるな。 |
姫、もうたまらんでござった。 |
姫、そして気持ちいブナたちが出迎えてくれるでござる。 |
姫、ようやく4合目でござるここから5合目の日向山までがまたしても急登なのでござるそれも展望が効かない登山道をただもくもくのぼるのみでござるこの4合目の急登が一番キツイでござるな爺は。 | |
爺、でもみんさんは7合目あたりからがきついらしいじゃん。 | |
姫、まあひとそれぞれでござる。そう言えば粟ヶ岳さんは飯豊よりも中ノ岳がきついと話していたでござる。 |
姫、そんながまんの4合目急登を登っていましたら日向山手前から残雪歩きになったでござる。 |
姫、またしても後ばかり振り向いて前に進まなくなってしまったでござる。 | |
爺、ほんと解かるよ爺の気持ちが。 | |
姫、さようでござるか。なんだか画像を変えてからお言葉がやさしくなられたようで。 | |
爺、解かった姫はますます進化していくの。爺はますます退化していくのみ。 |
姫、快適な残雪歩きも15分程でおわり日向山の雨量観測所の到着したのでござる。 |
姫、観測所の脇にはすこし盛りをすぎた石楠花がたくさん咲いていたのでござるがいかんせんそれよりも観測所からの大展望を御覧下され。 |
姫、五竜岳もここからはかっこいいでござるな。 | |
爺、ほんと奥は入道岳かな。 | |
姫、さようでござるなきっと。 |
姫、あの最低鞍部がオッカネエノゾキでござるかな。 | |
爺、それをいうならばオカメノゾキ。 | |
姫、其オカメの先には出雲先という頂がありその稜線上に御月山があるでござる。 |
姫、お月見山でござるな。 | |
爺、きっと八海山の修行者はここらでお月見などしたのかな。 | |
姫、そんな優雅ではないらしいでござるよ山行記などでは厳しいル−トらしいでござる。でも一度縦走してみたいのでござる。 |
姫、そして長男の中ノ岳がどっしりとした山容をみせていたのでござる。 | |
爺、中ノ岳もいいね。 |
姫、五竜岳から中ノ岳は見ると登るとでは雲泥の差らしいでござる。 | |
爺、北アルプスや穂高、剣岳よりも危険度は高いらしいじゃん。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、日向山にてすばらしい展望をたっぷりと堪能したのでござる。 |
姫、そして中ノ岳をめざそう思ったそのときに後をみるとなんと見覚えのある赤いバンダナ姿の男性が登ってきたのでござる。もしかすると粟ヶ岳さんではないかと直に思ったのでござる。その男性近づくにつれますます確信したのでござるお互いにまさかここで会うとはおもってもいなかったのでつい感激してしまい握手したでござる。粟ヶ岳さんは丹後山まで縦走しようと思ってのぼってきたらしいのでござるが爺に会い中ノ岳だけに予定を変更してくれたのでござる。 | |
爺、またしてもお世話になったんだ。 | |
姫、実はこの先爺一人では少し不安だったのでござる。そんなときに頼りなる粟ヶ岳さんにお会いしたのでござる。 |
姫、頼りになる粟ヶ岳さんと中ノ岳をめざすことになったのでござる。 |
第2幕
「二人だけの中ノ岳にて候」