中ノ岳 |
2085m |
2007年6月3日 |
第2幕
「二人だけの中ノ岳にて候」
姫、粟ヶ岳さんとの再会の感激と絶景を目にしながら中ノ岳にむかったのでござる。 |
姫、丹後山の避難小屋らしきものが見えたでござる。 | |
爺、稜線上の黒い点らしきものかな。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、生姜畑の期間限定の水場でござるな。 | |
爺、飲めるのか。 | |
姫、まあだいじょうぶでござる。 |
姫、我々二人だけだと思って登っていたのでござるがなんと中ノ岳から登山者が2名下りて来たのでござる。聞けば昨夜は丹後山避難小屋に泊まったとのことで今朝中ノ岳から丹後山への縦走者2名とすれ違ったとのこと。 | |
爺、やはりいるんだこの時期は狙い目かもね。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、青い空白い雲うららかな登山でござるな。 |
姫、粟ヶ岳さんはやはり健脚でござるな。爺はすぐに離されてしまうのでござるが待っていてくれるのでござる。 | |
爺、先に行ってもらえばいいのに。 | |
姫、さよう爺もそのようにお願いしたのでござるが粟ヶ岳さんは心やさしい方なのでござる。 |
姫、ここからが急登の連続でござる心してのぼったのでござる。 |
姫、まだまだ先はながいでござるがこの展望が急登の苦しさを忘れさせてくれるたのでござる。 |
姫、そして石楠花も苦しい登りを和らげてくれたのでござる。 |
姫、粟ヶ岳さんはぐいぐいと力強くのぼっていくのでござるな。 | |
爺、もちろんヘロヘロになりながらのぼったんだ。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、大分離されてしまったのでござるなははは。 | |
爺、笑ってごまかしたな。 |
姫、粟ヶ岳さんはまたもまっていてくれたのでござる。その場所では山桜、かたくり、シラネアオイなどが咲いていたのでござる。 |
姫、そして目をあげれば絶景がもうたまりません。 |
姫、ダテカンバが現れてくれば苦しい急登もあと少しの我慢でござる。 |
姫、こんな感じの急登でござるが粟ヶ岳さんの轍のおかげで思いのほか楽に登れたのでござるな。 | |
またしても粟ヶ岳さんにご馳走になったんだ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、この残雪の急登を登り切ればもうすぐに池の段でござるな。 |
姫、このダテカンバは登山道にありよい目標になっているでござるな。 |
姫、いままで登ってきた急登の登山道をかえりみたのでござるな。もうまもなく分岐点の池の段でござる。 | |
爺、池の段とか生姜畑とか意味不明な呼び名だね。 | |
姫、さようでござるな。まあおかめのぞきなるもあるゆえ山はふしぎな呼び名が多いでござるな。 |
姫、池の段でござるなここまでくれば山頂はすぐでござる。 |
姫、粟ヶ岳さんがなにやら撮っていたので爺も近づいて覗いてみると荒沢岳の雄姿があったのでござる。 |
姫、兎岳、大水上山、丹後山、越後沢山。本谷山でござろうか。 | |
爺、本谷山も展望がいいらしいじゃん。 | |
姫、さようでござるな来年には登ってみたい山でござるな。 |
姫、ようやく山頂がみえてきたでござる。 |
姫、やっと山頂でござる粟ヶ岳さんは定番のうどんとビ−ルで爺は燗娘で乾杯したのでござる。 | |
爺、粟ヶ岳さんには物足りなかったんじゃないの。 | |
姫、さようでござるな爺が居なければ縦走していたでござるな。そんな足手まといの爺と粟ヶ岳さんは山頂からの展望をたのしんだのでござる。 |
第3幕
「足手まといにて候」