大朝日岳 |
1870m |
2006年10月13〜15日 |
第2章
「大朝日小屋は海の宿?」
10/14日 |
AM7:30竜門小屋発(4時間)大朝日岳山頂 |
タイム | 4時間 |
爺、竜門小屋からの日の出はいいんだけれど出発する時間がちと遅すぎはしない。そうでなくても人様よりゆっくりしか歩けない爺なんだから。もしかして、もう朝から今日大朝日小屋に泊まる魂胆たったりして???。 | |
姫鋭いご指摘でござる。ちと遅すぎたことは確かでござる。部屋のみなさんもゆっくりしていましたのでついその気になってしまいました。しかし、朝の時点では決して朝日小屋泊など決してはかんがえていなかったのでござる。 |
姫、地平線上の前の山があのもっこり山の月山でござる。そしてその奥のお山が鳥海山でござる。。このさき常に月山と鳥海山があらわれるのでござる。 | |
爺まるで背後霊みたいなんだ。 |
姫朝の竜門小屋界隈でござる。 |
姫昨日燃える秋に出会いコウフンしたユ−フン山と清太岩山でござる。 |
姫、竜門山とお別れしこんど目指すは大朝日岳でござる。 |
姫その前に手前のもっこりとしたお山とその先の西朝日岳そして中岳を越えて行かねばなりませんでした。 | |
爺あのもっこり山の登りがきつそうじゃん。 |
姫よくぞおわかりでござる。このとんがり山は見ると登るとは大違いで6年ぶりの朝日岳はそう簡単には行かなかったのでござる。もうこの辺から足が進まなかったのでござる。 | |
爺もうこんなところでか足が短いせいじゃないの(^_^)。 | |
姫さようでござる。足がすすまないのでござる。 |
姫そんな短足でござるがなんとかとんがり山に着き大休憩をとったのでござる。このとんがり山まで竜門小屋から1時間もかかってしまったでござる。マップでは西朝日岳まで1時間10分でござる。しんどい山からの竜門山寒江山以東岳の展望でござる。 | |
爺そしていちばん後に鳥海山が背後霊のように写っているんだ。 |
姫目指すはあの一番左の山頂でござる西朝日岳でござる。 |
姫ここでまたしても大朝日岳に尖がりが展望できたのでござるが中岳の登りが待っているのでござる。 | |
爺ここからだとそんなに急にはみえないよ。 |
爺ほらそんなに急じゃないんじゃないの。 | |
姫爺には限りなく急な登りに見えていたのでござる |
姫ここでも休憩タイムでござる。 | |
爺の悪い虫が騒ぎ出したんだ誰かいないとすぐに意気地が無くなるからね。 | |
姫よくご存知でござるな。 |
姫ようやくホウホウの体で2時間を要し西朝日岳山頂でござる。いままでの苦しかった登りを忘れさせてくれる青い空とすばらしい展望がまっていたのでござる。まずは飯豊連峰でござる。 | |
爺だからお山はやめられないんじゃん。飯豊はいいで。 |
姫そして定番写真日本海が見えるでござる。 | |
爺あんな近くの竜門山から2時間も掛かるようじゃやっぱり無理だったんだ。 | |
姫さようでござる。ここまでのタイムとこれからのタイムを考えると日暮沢に着くころには日が落ちてしまうでござる。その後お城まで5時間掛けて帰るより大朝日岳でもう一泊したほうが賢明な策かと考えたでござる。 |
姫そうとなれなもう急ぐこと無いわけで、なんだか体が急に軽くなったような感じでござった。 | |
のうてんきな爺だね。 |
姫左のほうに越後の大源太山のような尖がった山が飯豊山と朝日連峰の眺めが良い祝瓶山でござる。 | |
爺来年は是非登らないとだね。かっこい山らしいじゃん。 |
姫遠く二つ峰をもっているのがヒルで知られている鷲ガ巣山でござる。 | |
爺そして左の方に三角形のかっこいい山が昔北前船の羅針盤だった光兎山でしょ春に鏡山に登る前に爺がまる姫様に会いに行った山じゃん。 | |
姫さようでござった。 |
姫たっぷり西朝日岳で絶景を堪能して大朝日岳いや大朝日小屋を目指したのでござる。 |
姫小朝日岳も見えるようになってきたでござる小朝日岳付近のダテカンバさんと紅葉は明日のお楽しみでござるな。 | |
爺逆行だとどうして綺麗に撮れないの。 | |
姫簡単な事でござる腕が悪いのでござる。帰ってから調べたでござる露出を−補正しなければならない事が。 |
姫ここからしばらくみなさんとお別れしなければなりません。コウフン山や清太岩山や以東岳を。 |
姫もっと地塘があるのでござるが登山道からはこんな感じでござる。 | |
爺ほんとは地塘群に真っ青な空がうつること期待したんだろ。 | |
姫さようでござる ちと 不満でごるな。 | |
臭!!! |
姫。 | |
爺綺麗だね。 |
姫すばらしい稜線歩きでござる。後ろ髪ばかりひかれる思いで歩いたでござる。 |
姫西朝日岳から袖朝日岳の荒々しい岸壁の母。 |
姫その反対側はなだらかな稜線が横たわっている朝日連峰でござる。 |
姫そしてパノラマではこんな感じでござるな。 | |
爺いいんじゃない。 | |
姫ありがたいお言葉でござる |
姫小朝日岳と古寺山遠くは太平洋が。 | |
爺見えるわけ無いだろ。 |
姫まもなく美味しい水場の金玉水でござる。 | |
爺でも銀玉水のほうが人気があるらしいじゃん。 | |
姫爺はどちらも美味しかったでござる。 |
姫ここが金玉水でござる。 |
姫小屋前からの中岳ござる。この残雪が遅くまで残る中岳があるおかげでおいしい金玉水があるのでござるな。 |
姫ようやく大朝日小屋についたでござる。ここまで3時間30分ほど竜門小屋からかかっているのでござる。西朝日岳からはマップの時間通りでござる。ここでまたしても優柔不断な爺は機と考えたのでござる。もしかすると後は小朝日岳の登りのみで、明るい内に下山できるのではないかと。いやでもやっぱり止めたでござる。ゆっくり休み明日は早立ちし明るい内にお城にもどる事に。このお二人が有名な管理人で左の方がたしか80歳で右の方が70歳だったかと。宿泊をお願いし1500円を払い2階更衣室の隣のいい場所を確保し空身で大朝日岳山頂を目指したのでござる。 | |
爺テレビに出た有名人らしいじゃん。 | |
姫さようでござる。みなさん一緒に写真を撮っておりました。 |
姫。 | |
爺山頂だろ。 | |
姫この時間になると大勢の方が山頂におりこんな角度しかとれないのでござる。 |
姫平岩山と祝瓶山方面でござるな。 |
姫中ツル尾根でござるな。雲のなかから顔を出しているのが吾妻連峰だと隣人が申しておりました。 |
爺これも中ツル尾根じゃんなにか上の写真と同じじゃん。 |
姫さようでござるな。でもなんいかあるので選んだので五JALが。 | |
爺痴呆症の初期症状とちがうか。 |
姫、謎が解けたでござる、朝日鉱泉が見えてのでござるあの白い点がそうでござるな。 | |
爺謎でもなんでもなじやん、ただの物忘れ。 |
姫明日下りる小朝日岳や古寺山ハナムキ峰などが見えたでござる。 | |
爺そして背後霊の月山。 |
姫日本海。 | |
爺歌はいらない。 |
姫いいながめでござるな。幸せなひと時でござるもし日帰りならばこんなにゆっくりはできないでござるな。 | |
爺やっぱり最初からだろ。 | |
姫なにか・・・・・・・・・ | |
便利なお耳だこと。 |
姫定番でごるな。 | |
爺でも西朝日岳が入らないじゃん。 |
姫それでは3連発でござる。 |
姫も一つおまけでどうでござる。 | |
爺しつこいと嫌われるよ。 |
姫幸せなひと時を過ごして大朝日小屋に戻り改めて今晩の金玉水を汲みにでかけたでござる。その際に小屋は大きな空のペットボトルがたくさん貸し出し用で置いてあったので借用したのでござる。 | |
爺今の山小屋はみんなそうなのかな?。 | |
姫あまり細かい描写はみなさんしないので解らなかったでござる。 |
姫美味しい金玉水を確保し小屋に戻り山ノ神に電話したのでござる。疲れたのでもう一泊して明日の明るい内に帰える事を伝えたでござる。 | |
爺まあしょうがないねと言っていたよ。人様にご迷惑を掛けるよりはマシだとね。でも心配していたよ。 | |
姫さようらしいでござるな。ところでまだ13時半なので小屋で昼食を食べ夕食まではまたお腹を減らさないと晩酌が美味しくないので明日の登山コ−スの下見を兼ねてでかけてきたでござる。 |
姫秋のさわやかな午後のひと時でござる。 | |
爺ジジやババさんの心配をよそに爺はのんきなもんだね。 |
姫大朝日岳といえば。 | |
爺ダテカンバ。 |
姫結局、銀玉水の近くまで下りていったのでござる。 | |
爺そう今撮っておかないとね、あすはどうなるか解らないと常々姫が言っているじゃん。 | |
姫そのお言葉身にしみるお言葉でござるな。 |
姫ここまでのダテカンバは左側でござるがこのあとは大朝日岳の山頂側のダテカンバさんござる。 |
姫そんなダケカンバさんたちなどを撮っていたのでござるがだいぶ西陽も傾いてきたので小屋戻ることにしたでござる。小朝日岳に明日のすばらしい再会を願いながら。しかし雲が。 |
姫小屋に戻ると出かけたときとは大違いで小屋は大繁盛しておりました。爺のまず右隣は胎内市からのご夫婦、前には鳥海山の麓から来られたご夫婦、そして左となりが埼玉からの女性単独者で百名山ハンタ−さん、 この方は先週の連休にツア−で朝日連峰を縦走するつもりが、あの悪天候で登れず大鳥小屋で2泊し、結局はまた泡滝ダムから車で宿の予約をしてある朝日鉱泉まで移動し宿泊して朝日連峰を歩かず車で縦走して帰ったという方である。そのリベンジを今回は自分ひとりで運転し今朝、朝日鉱泉から登ってきたと言う。そして残すは北海道の2山だけという女性である。 そんなみなさんと楽しく夕飯を囲んでいると、急に秋刀魚の焼くあの香ばしい香りが下から漂ってきた。聞けば1階の地元の団体さんが秋刀魚を発砲箱に入れ小山まで担いできたらしい。まあみんなでやれば怖くないわけでもないだろうが満室の山小屋の中でやるべきことなのか、せめて外で焼くべきではないのかな、とみなさん苦情をいっていた。冗談でも下の団体さんからせめておすそ分けでもあればまた別だがそれもなしであった。いささかがっかりさせられた事件ござる。 |
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爺まあ困った問題だね。仲間内だけ楽しければ後はお構いなし。まして満室なんだから困ったおじさんおばさんたちだね。 | |
爺さようでござるな。そんな不愉快なこともありましたが、まあたのしい山小屋での夕食の一夜でした。 |
第1章 「ユ−フン山でコウフンの巻」 |
第2章 「大朝日小屋は海の宿?」 |
第3章
「朝日岳は一日にしてならず」