守門黒姫
1368m
2010年4月10日
第一章
「二人のだけの世界ぜよ」

第二章
「穢れんなき姫ぜよ」

第三章
「夢心地のなかで・・・ぜよ」

タイム 登り4時間/下り3時間

お龍よー2年越しじゃった念願の姫に逢える事がこたうぜよ。この日を逃せばまた来年以降くじゅうてしまうぜよ残雪期限定の姫ぜよ。お龍堪忍ぜよ。
龍馬はん解かっちゅうが。お龍はほがなちんけな女じゃなか気をつけていってらっしゃい。でも龍馬はん隠し事は嫌ぜよ後で姫様の事聞かせとおせね。
お龍わりぃの。



お龍、籠場からの姫ぜよ朝日に輝いていたがや。もうわくわくじゃった。籠場には誰もおらんし今日は姫と二人だけの世界かなと思いながら準備したぜよ。

お龍、籠場は浅草岳のムジナ沢登山口の反対側ぜよ。ちょっこと解かりづらいかもしれんぜよ。しかんし8日に「晴耕雨読」のhiroiさんご一行と「雪降る山間の町うおぬま」コシノコバイモさんご一行が姫に逢いに行っておりトレ−スはばっちりぜよ。この橋は姫との夢の架け橋ぜよ。
龍馬はんはぎっちりみんなーに世話になてばあやき。感謝しやーせんといかんちやね。
お龍まっことぜよほんとお世話になりっぱなしやか。






お龍、夢の架け橋を渡ってから20分程で林道歩きも終わり下黒姫沢を登っていったんだけんど所々こんな感じで雪崩が起きている箇所もあるので気をつけたぜよ。

お龍雲ひとつない抜けるような青空の下気分は最高だったぜよ。




お龍、下黒姫沢を40分程つめて行きここより右の尾根に取り付いたとれ-すがあり馳走になったぜよ。
龍馬はんいつもごちそうになってばかりやね。


お龍この開放感がたまらんぜよ。
龍馬はん姫様はここからは見えナインやき。
お龍まだまだ姫様に逢う為の道のりは遠く険しかったぜよ。

お龍見てみんしゃいこのトレ−スの数を確か16人だったらしいぜよ。



お龍下黒姫沢の右岸尾根ぜよ。




お龍たしか1221峰ぜよ。




お龍ブナ林はやっぱり気持がいいぜよ。
龍馬はん熊棚がいっぱいあるき姫様をまもっちゅうのやきかな。
お龍そうやなそれにしても熊さんはたいしたもんぜよ。よくもまあこんなに作ったもんぜよ。





お龍ぶな林の3連発ぜよ。
龍馬はんこんなところで連発しちゃいかんぜよ。
お龍しばらくしてちょびっと広い台地にでたぜよ浅草岳も雲が取れてきたのできみまろで一発ぜよ。

龍馬はんこの日は浅草岳は大勢の人たちが登ったりスキ−をしたりしてたのしんだのやき。
お龍そうやな浅草岳のみなさんもいい思い出ができたんとちがうかな。




お龍自然の創りだす造形美は美しいぜよ。




お龍このパノラマでは解からんけど結構な斜面なんぜよとりあえず4本爪軽アイゼンを着けたがやまあ気休めぜよ。
龍馬はん気休めでもいいかに着けないよりはしょうえいと思います。

龍夢にまで見た姫様の稜線がチラッと右の尾根の見えたときは感動もんだったぜよ。

お龍あのぽっちゃりとしたお椀の右端をトラバ−スして姫様の稜線にでるぜよ。
龍馬はん行かんのによう知っちゅうで。
お龍姫の事ならすべて調べてあるぜよ。でもお龍はようわからんぜよ。
龍馬はん解からんほうがいいやき。



龍まあ急登と言える程でもなかったけんど少しばかりきばってのぼったぜよ。

お龍すぐにまたしても台地が表れるぜよ。この斜面はいたるところにトレ−スがありどう登るか思案したんけど直登する事にしたがや。ところがエライ斜度があり苦しかったぜよ。
龍馬はんまっことはどのコ−スがえいが。
お龍右側の斜面から登り木々の間を登っていくがらくちんかもぜよ。




お龍右も左もこんげな斜度があるきなかなか登れないぜよ。


お龍もうちょとなのだが8日の尻セ−ドの夢の跡が邪魔してよう登れんかったぜよ。

お龍もうちょっと。

お龍もうちょっと


お龍もうちょっと言いながら登ったぜよ。
龍馬はん下手な鉄砲の3ン連発やきタマがもったいないき。
お龍それぐらい急登だったぜよ。
龍馬はん、そう簡単には姫にはあえないようになっているやき。


お龍ようよう登りきったがや下手な鉄砲も使いながら。

お龍振り向いてぱちりぜよ。
龍馬はん意味ないんとちがうかな。
お龍まあそう言わんと。


お龍先ほどのまでの苦しい登りなど忘れてしまう雄大な雪景色がまっていたぜよ。


龍馬はん、ぱのらまではようわからんな。
お龍ではも少し細分化するぜよ。





お龍どうだこの開放感はこんな素敵なところに姫はお住まいぜよ。
龍馬はんほんと雪の草原って感じやきこれならお龍も納豆焼き?。


お龍小田和正ば-じょんぜよ。
龍馬はんわんぱた-んやき。あぐねすちゃんちゃんでもいいかもやき(草原の輝き)。





お龍このまま姫と二人ばあの世界を堪能したいやか。だれも来ないで欲しいぜよ。
龍馬はんほがなやばをいいなやおせ。









お龍すっばらしか〜〜〜〜〜この広大な雪原は。




お龍燧ヶ岳ぜよその左の奥の山は日光白根山か男体山かな?。
龍馬はん日光白根山やききっと。


お龍ここからはまたしてもピストルの連射ぜよ。








お龍、だれの踏み跡もない雪面と姫と龍馬だけの世界ぜよ。
龍馬はんよかったな、あがーに踏み跡があるコ−スながに。
お龍ほんじゃき姫はすばにかぁーらんがやき。






お龍至福の一時ぜよ。このまま時が止まって欲しかったぜよ。



お龍ほがな至福の一時を過ごしてしちゅうと時邪魔ものが表れたがや。遠くにスキ−の3人組みが見えたがや。


お龍なにがなんちゃー今日はおらが一番で姫様と会わないと思ったぜよ二人だけの世界はじゃまされんよう先をいそいだぜよ。

お龍稜線をばでる前の最後の急登をぜよでんもはやる気持が先でなんも苦にならんかったぜよ。

お龍ようやく稜線にでたぜよ姫との出逢いまでもう少しぜよ。

お龍この穢れ無き斜面も棄てがたかったけんどやっぱり姫さまが先だでぐっと我慢してぜよ右は烏帽子山ぜよ。


お龍烏帽子山の後が名峰粟ヶ岳川内山魂飯豊連峰とまっことすばらしい眺めだったぜよ。

お龍粟ヶ岳は何処から見てもかっこいいいぜよ権ノ神岳宝蔵山、白山ぜよ。

お龍川内山魂はいつまでたっても名前を覚えられないぜよ。
龍馬はんやはりやはり登らんと名前は覚えられんがや。今年の五月の連休にでも挑戦してみたらどうなが。
お龍そうだなかんがえてみるかぇ。でもきつそうだし・・・・。


お龍、飯豊連峰はまっこと昨年の事があるきりべんじしないといかんぜよ。
龍馬はんそうきばらんでもよかと。


お龍ここから姫様までがもう絶景でたまらんかったぜよ。

第二章
「穢れんなき姫ぜよ」

めでたし めでたし