門内岳 |
1887m |
2009年10月4日5日 |
一章
「意外な敵に遭遇にて候」
二章
「ギルダ原で討ち死にて候」
梶川尾根往復 |
AM6:00登山口(100分)湯沢峰(40分)滝見場(60分)五郎清水(30分)樺の木(30分)梶川峰(60分)扇ノ地神(50分)門内小屋(20分)ギルダ原付近 |
タイム | 登り6時間30分ぷらすお昼1時間 |
姫、見事な敗退で悔しいやら情けないやら。年に1〜2回しかない山小屋泊の貴重な山行なので飯豊は北俣岳か杁差岳、谷川連峰は万太郎山と前々から計画していたのにもうがっくりでござった。 天気もなんとか大丈夫だ。日、月で小屋の混雑は心配なし、勇んで北股岳を目指したのでござるが稜線には爺の予期せぬく敵が待ち構えていたのでござる。飯豊特有の強風という強敵でござった。 この強風でみごとにギルダ原付近にて体力が消耗してしまい敗退に追い込まれあだ討ち寸前になってしまったのでござる。しかし、事前に当日もし体力低下なら翌日に早朝から空身にて北股岳とも考えており、まあ「明日があるさ」なんて歌など口ずさみながら門内小屋にて一人寂しく一夜を明かしたしたのでござる。 しかしがしかしでござる。この強風は一晩中吹き荒れ翌朝には雨さえ降り出す最悪のシナリオになりもうがっくりでござった。予報は下り坂、視界が効かない稜線をすたこらさっさと戻り梶川峰あたりで始めてガスも風も無くなり少しは視界が開けてきたのでござるがもう後の祭りでござる。 昼には温泉にどぼんし3時帰宅と言うまったくもってなさけない飯豊になってしまったのでござる。よって今回は画像の数や大きさも控えめにすることにしたのでござる。 |
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爺、何も知らない奥方やばばさまが早い帰宅に驚いたわけだ。 | |
姫、さようでござる。 | |
爺今回は軽く流すんだ。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、青空今日山行はいいでなんちゃっての梶川尾根を登り始めたのでござる。 |
姫、大岩さんこんにちわでござるな。 |
姫、明日下る予定の丸森尾根の稜線が朝日に輝きだし気分はますます紅葉したのでござる。 | |
爺、。 | |
姫、紅葉流しましょう。 |
姫、今回もご機嫌麗しくでござるな。この急登もゆっくりゆっくり楽しみながらいいではいいででござった。 |
姫、黄葉もいいではいいで。 |
姫、滝見場見なくていいで。 |
姫、3本ガンバがいい色出していいで。 |
姫、五郎清水は甘露甘露でござる。 |
姫、清水からの空も甘露甘露でござる。 |
姫、五郎ちゃんの紅葉も甘露甘露でござった。 |
姫、今日のお宿梅花皮小屋が見えたでござるまだまだ長いでござるが天気いいし何とかなると気分はいいでいいででござった。まさかあんな強敵が待ち構えていたとはつい思わずにでござる。 | |
爺、知らぬが仏だよ。 |
姫、梶川尾根名物穴ぼこぼこ道でござる。これを登りきると視界が開けるのでござる。 |
姫、梶川尾根の定番でござるな。いいではいいでござる。 |
姫、このガンバもいつもがんばっているでござるな。 |
姫、この付近が紅葉が盛りでござった。 | |
爺、今年の紅葉は早いからな。 |
姫、里もいいで。 |
姫、えぶり差岳が見えてきたでござる。実は今回えぶり差岳にしようかとも悩んだのでござる。しかし、なつかしい北股岳おういんの尾根を少しでもあるきたくこちらのコ−スにしたのでござる。 |
姫、いいでは飯豊でござるな。 |
爺、さっきあったぞこの2枚。 | |
姫、見る方向違うでござる。いいでは許すでござる。 |
姫、くももいいででござるな。 |
姫、いいではいいでなんていいながらあるいてようやく梶川峰に到着でござった。これからは急登はなくすばらしい稜線歩きが待っているはずでござった。 | |
爺、ところがだろ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、空も雲もニシキヘビのような飯豊の稜線もいいでござるな。 |
姫、地神山のUPもいいで。 |
姫、やっぱえぶり差岳でござるな。 |
姫、えぶり差岳のさらなるず-むでござるな。 | |
爺、猛秋田。 |
姫、雲まで乱舞して飯豊はいいででござる。 | |
爺、なんかおもろい雲だな。 | |
姫、いまさら次郎でござるが上空に強烈な風が吹いていたのでござるなきっと。そんな事も知らず脳てんきな爺でござった。 |
姫、地塘もいいで。 |
姫、ダケカンバもいいででず-むでござる。 |
爺、もう飽きたぞ。 | |
姫、はあ。 |
姫、ケルンをけるんなっちゃって。 | |
爺、くさ〜〜〜〜〜〜〜い!!!。 |
姫、爺のお気に入りのなかの1枚でござるな。 | |
爺、じゃその他はどうなるのだ。 | |
姫、まあそれなりにお気に入りでござるな。 |
姫、地塘もいいでUでござる。時間があればこんな草紅葉のなかで仰向けになり空を見ながらまったりして居たい気分でござった。 |
姫、この間、梶川尾根の登山道の保全整備作業をされたみなさんに頭が下がる思いでござる。 | |
爺、ほんと感謝しなきゃ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、なぜかこのあたり雲の通り道でござる。えぶり差岳付近は晴れでござるな。 |
姫、ナナカマドもいいででござる。 |
姫、雲もいいで。 |
姫、地神山の西斜面の紅葉は少し遅い感じでござるがまだまだ充分に鑑賞できる紅葉でござった。 |
姫、いかがでござる。 | |
爺、地神山もいいでてか。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、6時から登り6時間掛かりようやく扇の地神でござる。まあ想定内の時間でござるなここから北股岳まで2時間半であり休憩を入れて遅くても4時には小屋に到着できるはずだったのござるが。 |
姫、ところがでござる。稜線に上がった途端強烈な越後からの強風が疲れたからだ襲いかかってきたのでござる。 | |
爺、そんなに強風なのか。 | |
姫、まあ烈風ではないでござるが細身の爺にはたいそう難儀な風でござった。 |
姫、そんな風のなかでもやはりいいでは飯豊でござるな。 |
姫、光りと影でござるな。 | |
爺、そのまままでなんにもないじゃん。 |
姫、胎内尾根の一の峰と二つ峰でござるかな。 |
姫、でもやっぱりいいではいいで。 |
姫、強風の稜線にありいまだ腹ごしらえをしておらず胎内山の巻道にて風を避け腹ごしらえをしたのでござる。 |
姫、休憩しお腹も満腹、になったのでぱちりタイムでござる。まずは梶川尾根のダケカンバと門内沢でござる。 | |
爺、本山も左奥に見えるじゃん。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、門内小屋の手前の紅葉でござるな。右隅の稜線に赤いヤッケを着た登山者が見えるでござる。 |
姫強風の中、門内小屋、門内岳山頂と順調に歩を進めたのでござる。 |
姫、目指すは懐かしい北股岳でござるまあいくら遅くても2時間見れば充分と思っていたのでござる。 |
姫、先ほどの赤いヤッケの東北訛りの君は今朝、丸森尾根から登って今日は爺と同じく梅花皮小屋泊らしいでござった。 |
姫、門内岳方面は雲の合間からお日さまが照らし輝いておるのでござる。 |
姫、北股岳方面は雲が多く日陰になる時間が長くなるのでいっそう強風が身にしみるのでござる。 |
姫、ギルダの池でござるな。 |
姫、ギルダ原もなんとか過ぎ北股岳の登りに差し掛かった時、急に足に異変が起きたのでござる。恐れていた右足に痙攣の兆候が走ったのでござる。しばらく休憩してからまた登りだしたのでござるが又も痙攣の兆候が表れたのでござる。強風は思っていた以上に爺の体にボデ−ブロ−となり襲いかかっていたのでござる。さてここからが思案でござる。急な登りがある北股岳に向うか、それとも傾斜の緩やかな門内岳に戻るか。有る著名な登山家の言葉に「登山者は臆病であれ」と言う言葉があるが北股岳は明日の朝でも登れると思い潔く今日は門内小屋泊と決め足をだましだましながら門内小屋まで戻ることにしたのでござる。 | |
爺、賢明な策だったんじゃないのか。 | |
姫、さようでござるな。でも悔しいやら情けないやなでもうがっくりでござった。 |