門内岳
1887m
2009年10月4日5日


二章
「ギルダ原で討ち死にて候」


姫、まあ明日にはこの強風も収まり空身にて北股岳に登頂すればいいと思いなおし門内小屋へ引き返したのでござる。



姫、しかしながら、行くも地獄、戻るも地獄では御座らぬが門内小屋までは長く感じたでござる。強風と右足をかばいながらゆっくりゆっくり門内小屋に向ったのでござる。まもなく門内小屋が見えてきたのでござるが思いのほか苦しい登りでござった。




姫、赤いヤッケの君はもうどこまでいったのか思いながら明日お邪魔するでござるとひとり北股岳に話かけたのでござるな。
爺、爺の独り言は親譲りの筋金入りだからな。
姫、困ったもんでござる。

姫、そういえば門内小屋の水場は遠いイメ−ジがあり踏み跡が多くある斜面を目で追ってみたりで疑問でごった。そしてようやく門内小屋に到着したときにはもう重いザックを担いで登らなくてもいいと思うとどっと疲れがでてきたのでござる。ザックを降ろして部屋の毛布をかぶりそのまましばらく、うとうととしたようでござった。その後まずは水場の確認でござる。


姫、水場までは思っていた程遠くなく往復で8分位でござった。水の出方も画像のように勢いよく流れていたのでござる。
爺、よかったな遠くなくて。
姫、さようでござる。


姫、水もたっぷり確保できまだ夕飯には時間があるので門内岳界隈の散に出かけたのでござる。




姫、石転び沢付近に陽の光が差していたのでず-むにてぱちりでござった。


爺、ぶれぶれじゃん。
姫、がっくりでござるなもっと近ければすばらしい光景なのでござるが。




姫、こちらはまあまあでござるな。
爺、こんなもんだろうな。


姫、しかしながら依然として風は止まずヤッケを着ていてもじっとしていると寒くなる程でござった。






姫、門内岳以北は青空が広がっているのでござるが北股岳方面は雲が厚くなかなか雲がとれないのでござった。




姫、この後小屋にも戻り夕餉の準備をしたりして夕焼けの飯豊を待つのでござった。

姫、今度はしっかりと雨具とカイロを装着して夕焼けの北股岳を狙ったのでござる。


姫、本山でござるなダイクラ尾根はいったい何時になったら行けるのやらまあ下山でござるがな。
爺、まあ丸森、門内、御西、で3泊4日かな爺では。
姫、さようでござるな。





姫、草紅葉と北股岳でござる雲が邪魔でござるな。


姫、雲が流れていったでござる。



姫、門内側もいい色になってきたのでござった。

姫、いいいろでござるな。
爺、そうかぱっとしないな。
姫、^_^;。
爺慣れない事はしない方がいいぞ。
姫、^_^;。さようでござるな。




姫、たしか昨日は中秋の名月だったでござるな。

姫、夕陽でござる明日の天気を暗示するかのように途中で厚い雲の中に沈んでいったのでござる。小屋に戻り一人寂しく夕餉を喰らい明日を信じてお休みしたのでござる。
爺、すっきり日本海に沈む夕陽を見てみたな。
姫、この次には。
爺この次とは何時になることやら。

姫、ところが強風は一晩中吹き荒れ挙句の果てには朝方、雨も降り出す最悪のシナリオになってしまったのでござる。無念でござるがガスと風の中の北俣岳は諦め下山したのでござる。本来なら丸森尾根の下山をも考えたのでござるがガスでは意味がなく梶川尾根にて下山したのでござる。ガンバ付近からはガスも途切れ途切れになってきたので気を鳥もどしぱちりたいむでござった
爺、とり。
姫、あばうとあばうと。







姫、まあこんな感じでござるな。


姫、いいではがすがすでござる。










姫、がすのいいではいいで。
爺、ヤケッパチダナ。
姫、さようでござるな自分で自分を怒っておるのでござる。
爺困った門内岳。









爺、横着したな。
姫、はあ赤いいいでもいいで。









姫、さてここより覘き場までの登りがきついのでござるな。
爺、覘き場でないだろ滝見場だろ。
姫、どうでもいいで。
爺こまった爺だな。




爺、あれ爺もう終りか。
姫、さようでござる下山後は川入荘のお湯にどぼんして飯豊を後にしたのでござる。上の爺様のお顔が今回の北俣岳敗退の心境でござるな。
爺、来年リベンジしなきゃな。はいがないぞ爺!!!!!!!!!!。

一章
「いいではいいでにて候」

二章
「ギルダ原で討ち死にて候」


めでたし めでたし

姫、めでたしでは内でござる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。。
爺、だめだこりゃ。