鬼が面山 |
1465m |
2007年6月23日 |
第2幕
いやされて候
爺、ゆっくり休憩した事だしそろそろ北岳に向おうかほら駒ケ岳や中ノ岳も応援してくれていることだし。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、しかし北岳の手前の頂のUPダウンがきつそうでござるな。 | |
爺、たしか鞍部にはお花が咲いていたような記憶があるけど。 | |
姫、さようでござるか。 |
爺、さゆりさんだけがお花じゃないんだからほらタムシバや貴婦人なども咲いているじゃん。 | |
姫、さようでござるがやはり爺はさゆりさんでござる。 |
姫、きついでござる帰りたいでござる。 | |
爺、まったく!!!!!!!!くま穴過ぎればもうすぐ北岳じゃん。 |
爺、さゆりさんも咲いているし爺の大好きなシラネアオイも咲いいているじゃん。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、ほらもう直だぞ山頂まで。いちにいちにまったく世話がやける爺だこと。 | |
姫やっと北岳でござるな。もう充分でござる休憩したら帰るでござる | |
解かったよ。まずは休憩しよう | |
さようでござるな。 |
爺、休憩もしたし、すこし景色など撮らないのか。ほら燧ヶ岳や至仏山など見えるぞ。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、こっちは左の平なお山は平ヶ岳、そして右は荒沢岳じゃん。 | |
姫、さようでござるな。撮りましたので帰りましょう。 |
爺、ちょとちょっとなんかおもしろそうな雲が浅草岳に舞ってるよ。 | |
姫、さようでござるな。少しそそる空の雲でござるな。いましばらく雲の舞など観てみるでござる。 |
姫、浅草岳山頂をズ−ムしてみたでござる。 | |
爺、いいぞその調子その調子。 | |
姫、そんなにおだててもなにもでないでござるよ。 |
爺、いいじゃないの田子倉湖の雲の舞は。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、こちらは毛猛山魂の3連発でござる。 | |
爺、いいぞその調子その調子。 |
姫、最後は竜巻雲?でおわりでござるな。 | |
爺、なかなかよっかったね雲の舞は。 | |
姫、さようでござったな少しはさゆりさんにふられた気分も和らいだでござる。 |
姫、最後は守門岳を撮りかえることにするでござる。 | |
爺、ちょっと相談なんだけど。 | |
姫、まさか浅草岳なんていわないでくだされ。だめでござるもうこんな時間でござる。 |
爺、せっかくだから狢沢カッチまで足を伸ばさないか。 | |
姫、もうしょうがないでござるな余り気が進まないでござるがカッチまででござるよ。 | |
爺、カッチまでだよ |
姫、帰りのこの登りがきつかったでござるな前回は。 | |
爺、そうだったかな。 | |
姫、さようでござる。 |
爺、そうでもない感じじゃん。 |
姫、だれかこちらに降りてきているでござる。 | |
爺、あの人はほら朝、南岳で追い越していったおじさんだよきっと。 |
姫、やはりそうでござった。浅草岳まで行ってきたがさゆりさんには会えなかったと嘆いていたでござるな。 | |
爺、ほんとかわいそうにね。 |
姫、のぞきでござるな。 |
姫、カンジでござるここで終りでござる三度目の正直でござる。 | |
爺、カンジは東京ラブストリ−ここはカッチ。 | |
姫、ははははは。 |
姫、昨年は前岳手前でギブアップしたでござるな。 |
姫、カッチからのパノラマは迫力がないでござるな。 | |
爺、やっぱり大画像のほうが迫力があるよ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、さあ姫かえるでござる。 | |
爺、まったくせっかちなんだから爺は。 | |
姫、年をとるとせっかちになるでござる。それにますます強欲になえるでござるな今頃のお役人は。 |
姫、なにもないでござる。 |
姫、江戸からのご婦人は大雲沢ヒュッテにとまったことがあるらしいでござるな。 | |
爺、上から下までブランド物だよ違うね江戸のご婦人は。 | |
姫、そう言う姫もブランド物ばかりで。爺など長靴でござる。 |
姫、朝よりさゆりさんが開いておるでござる。 | |
爺、よかったね狢沢カッチまで行った甲斐があったね。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、満足した。 | |
姫、少しはでござるな。 |
さゆりさん今年はさよならでござる。今年はふられてしまったでござるな。 |
爺、おつかれさん。さゆりさんへの思いは半ばしか通じなかったけど雲の舞などでいやされたから良かったんじゃないの。 | |
姫、さようでござるな。また来年もあるでござるに今年は良しとするでござる。 |
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