入手可能な墨壺を紹介します。全ての墨壺はお見せできませんが、通販できるものを載せてみました。この他にも高額な墨壺、全長一尺五寸(450ミリ)の真保成孝師の手による墨壺(このサイトのトップページにあるようなもの)もありますが、これらはとても宅配便で配達というわけにもいきません。高額品に関しましてはお問い合わせください。
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坪源で作っていました墨壺の中でももっともオーソドックスな形の墨壺です。墨壺本来の形状を壊さないように施された飾り彫刻が、この墨壺が美術工芸品として飾られていただけではなく、実際に大工職人の使われていたことを表しています。墨壺の全盛時代には棟梁などかなり腕のあった大工に使われていたであろう逸品です。
そして、この形状こそが本来「栗山流」と呼ばれた墨壺の形なのです。
サイズ違いで下記の二種類があります。それぞれけやきの木目などにより多少の違いはあります。
上の「特選鶴亀」と比べますと、飾り彫刻がかなり繊細で細かい作りとなっています。このクラスから実用品というよりもむしろ美術工芸品の色合いが濃くなってきます。かつて神社仏閣などを造ったときに、大工はわざと自分の使った道具を屋根裏などにこっそり置いてきます。絵画などで完成した作品にサインを残すように、大工は完成した会心の建物に自分の道具をサイン代わりに置いたのです。そんな風に使われていてもおかしくないくらい立派な作りの墨壺です。
かつて大工だった方が、昔を懐かしがって飾ったりするのも、このクラスの墨壺でしょう。
サイズ違いで下記の二種類があります。それぞれけやきの木目などにより多少の違いはあります。