西俣ノ峰(1368m) 頼母木山(1730m)

2010年5月3日

第二章
「母は遠くにありてぜよ」

コ−ス AM:5.30梅花皮荘(20分)西俣ノ峰登山口(3時間)西俣ノ峰(1時間20分)枯松峰(1時間20分)三匹穴(40分)頼母木山山頂手前?
タイム 休憩含む/登り、6時間40分/   下り5時間


お龍天気は馬鹿晴れ景色は素晴らしく頼母木のまままでがんばらんといけないきね.いざ出発ぜよ。


お龍そして今回のこのコ−スのメインはえぶり差岳ぜよ。連峰の隅の山なんれどなかなかどうして素晴らしい山ぜよ。初夏のハクサンイチゲの群落、夏はニッコウキスゲとお花たちのこらぼでまるでは桃源郷になるぜよ。
お龍、目に見えてくる景色一つ一つが感動もんだったぜよ。


お龍どうじゃこの絶景はもうたまらんかったぜよ。
龍馬はんこの頃は順調だったやき。
お龍そうやもう連射連射だったぜよ。


お龍まるで龍の背中を歩いているような気分っだったぜよ。
お龍、一つばあ気をつけないといけないがは雪庇の踏み抜きちや。落ちたら大事になるがで。
お龍登山道はないことになっているけんどしっかりとした踏み跡が付いていたぜよ桑ノ木山のようだったぜよ。


お龍えぶり差岳はでっかくてかっこいいぜよ。

お龍ずむ-ぜよ。


お龍かっこいえぶり差岳を連射しているとなんと後続の登山者が登ってきたぜよ。なんだかうれしかったがや。

お龍、頼母木の母はそれにしてもいまだ遠くにありきぜよそして飯豊の名物あの横風もが吹いてきたぜ。


お龍思っていた以上にこまかいUPダウンがあり難儀したぜよ。けんどこの先にはこれぞ飯豊ならではの大雪原が待っていてくれたがや。
お龍大雪原の始まりぜよ。


お龍この大雪原は、えぶり差岳の展望所でもあったがや。




お龍わしがえぶり差岳を連射しているあいだに先ほどの後続の登山者がもう近くまで登って来ていたぜよ。なんとこの風のなか上着は半そでだったぜよ。

お龍えぶりいいでぜよ。
お龍若い???彼は挨拶もそこそこににこの大雪原のえぶり差岳を横目でみながらピストルも撃たずのぼっていったぜよ。この方はもう何度もこのコ−スは登っているがやとわしは思ったぜよ。




お龍えぶり差岳をまたまた連射ぜよ。


お龍えぶり差岳はええの〜〜〜〜〜。

お龍なんと女性の方2名が下山して来たぜよ。この時間なら頼母木小屋泊まりとおもったぜよ。
龍馬はんお話はしなかったがかぇ・・・・・。
お龍それがえぶり差岳の連射をしちゅう間に通り過ぎていったがや。
龍馬はんにしてはめずらしいやきか〜〜〜〜〜〜。
お龍大雪原でのえぶり差岳のピストルの連射も終り枯松峰をめざしたぜよ。



お龍、西俣ノ峰から1時間と20分ようやく枯松峰だったぜよ。ここまでは順調だったがや。けんどこの枯松峰からの下ってからの三匹穴までの登りが難儀かったぜよ。
お龍下りは夏道を下ったぜよ。


お龍さすがのあいとも休憩したらしうて前方に登る姿を見つける事が出来たぜよ。




お龍先ほどの男性が休憩していた先からがこの画像じゃーたいした登りでないようにみえるけれどなかぇかどうしてけっこうな登りやったぜよ。







お龍急だろ・・・・・・。
龍馬はんほがいにゃみえやーせんけど。
お龍そうやろうか?わしはくるしかったぜよ。




お龍お龍急だろ・・・・・・。
龍馬はんそのようやき。

お龍、あまりの苦しさに止まっては先ほど下ってきた枯松峰を振り返りながらのぼったぜよ。


お龍一番苦しかったが登りやったぜよ。

お龍わしがこげな急登に苦しんでいる間に彼はもう遠くまでいってしまったらしくて姿は見えなくなってしまったぜよ。ここから左前方のぶな林が見える丘まではたのしい登りが待っていてくれたぜよ。

お龍またまたピストルの連射の開始だったぜよ。






お龍、西俣ノ峰があんなに遠くなってしまったぜよあそから歩いてきたと思うと帰りがちと心配になってしまったぜよ。
龍馬はんまたしても心配症やき。
お龍前にも話したかな登山するものはみな慎重なんや。
龍馬はんちと違う焼き。


お龍先ほどの苦しさと違いたのしい登りだったぜよ。こちらは余裕の振り向きだったぜよ。けんど相変わらず風は強く吹いておりやっかいもんやった。




お龍、えぶり差岳の姿がだんだん小さくなってきたぜよそれだけ高度が上がってきたということぜよ。



お龍、ほがな余裕の楽しい登りも三匹穴手前のこの斜面に出くわしていっぺんに吹き飛きしもうた。片斜面でいままでの軟雪から一変してクラフト状態の雪質にかわっちょったがやきあ。ここで初めてアイゼンをつけたがやきあ。
龍馬はんほがな急登にゃ見えないよ。





お龍、それならこれじゃーどうなが。
龍馬はんわかった焼き。


お龍先ほどのいやらしい片斜面を登った先にはこの大雪原が広がっていたぜよ。この大雪原を目の当たりにしたときの感動は一生忘れないぜよ飯豊はでかいと思ったぜよ。



お龍先頭の男性の姿が見えてきたぜよ。ここからはゆっくりゆっくり登っていったがや。どうやお龍この大雪原をスキ−で滑ってみたいとスキ−をやってみたいと思いやーせんか。
龍馬はん土佐生まれなのにスキ−をやった事があるんなが。
お龍ないけど滑ってみたいぜよ。


お龍それにしたち頼母木山はまだまだ先じゃったぜよ。そろそろ時間も気になりだしてきたぜよ。


お龍登りながら右を見ればえぶり差岳がなかなかいい感じに聳えていたぜよ。

お龍鉾立峰や避難小屋がはっきりと確認できるようになってきたぜよ。

お龍ここが三匹穴ぜよ。たしかにここは強風を避けられる所だったぜよ。ここまで梅花皮荘から6時間を費やしてきておりみなさんの記録など参考にすると頼母木山までここから1時間と少し掛かっるやき思案したぜよ。

お龍しかし天気は快晴この風はちとおもろくないけんどなんとか山頂を目指すことにしたぜよ。



お龍ダケカンバの角度で風の強さがわかるがでこの風が曲者ぜよ。気持はあるがなかなか足が前に出なくなってき始めたぜよ少し登っては休み休み頼母木山を目指したぜよ。

お龍そんな苦しい登りの辛さを和らいでくれたのがえぶり差岳だったぜよ。
お龍ここを登りきればと思って登ってみるとまだまだ山頂は遠くてがっくりしてしまったがや。

お龍それでもえぶり差岳はしっかりと連射してきたぜよ。
お龍このなんでもない斜面での登りが効いたぜよもう足も限界時間も限界でここまでとしたぜよ。
龍馬はんもうすこしやったやき。
お龍ここでもし足でも攣ったら今日中に下山できるかどうか心配だったがや。無理はしないと最初から決めていたぜよ。


お龍また必ず頼母木の母に会いに来ることを誓い風の当たらない場所を探しながら下山したぜよ。

第三章
「母は厳しくあり優しくもありぜよ」


めでたし めでたし