一ノ倉岳 |
1974m |
2008年11月2日 |
二章
[真白き贈り物とお戯れにて候」
爺、そうそう登る時に気になっていたんだけど茂倉のじじばばは元気かな。 | |
姫、さようでござるな帰りにご挨拶するでござる。 | |
爺、そうしよう。 |
姫、何時来てもきれいでござるなこの小屋は。 | |
爺、水場の水もしっかりでていたしね。 | |
姫、もちろんお戯れが先でござるな。 | |
爺、もちろんだよまだこんな時間だし。 |
姫、ようやく一ノ倉岳とご対面でござるな。 | |
爺、おいしそうだねいっぱいお戯れできそう。 |
姫、このあたりからの万太郎山はおだやかなお顔でござるな。 |
爺、先ほどから気になっているんだけど。 | |
姫、木々には綺麗なお花が咲いているでござるよ。 | |
爺、そうじゃなく足跡。たくさんの足跡があるじゃん昨晩泊まった人がいたんだね。 | |
姫、さようでござるなきっと。 |
爺、気持い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!。 | |
姫、さようでござるな。青い空、お日様、雪の華もう最高でござるな。 |
姫、茂倉岳山頂でござる。 | |
爺、何度この頂にたったんだろうな。そのつど感動あり失望ありだったな。 | |
姫、さようでござるなこれからも何度もお世話になるでござるなこの頂は。 |
姫、何度も紹介しておるでござるが何がすばらしいかといえばこの絶景でござるな、谷川連峰のすべてが展望できるのでござるに。 | |
爺、ほんと春夏秋冬いろんな絶景を楽しませてもらえるな。 |
姫、まずは、武能岳、大源太山、七ッ小屋山その奥に巻機山その奥に金城山でござるな。 |
姫、清水峠に越後三山、そして朝日岳。 |
姫、朝日岳、烏帽子岳、笠ヶ岳、白毛門。 |
姫、一ノ倉岳、谷川岳。 | |
爺、もっとず-むでやるか。 | |
姫それでは、。 |
姫、白くお化粧しているのは1700m以上の頂だけみたいでござるな。 | |
爺、大源太山も七ッ小屋山もお化粧してないかならな。 |
姫、巻機山の天狗殿もいまだお化粧をしていないでござる。 |
姫、清水峠の東電小屋と避難小屋でござるな。 |
姫、中ノ岳、兎岳、丹後山。 |
姫、朝日岳と後は平ガ岳。 |
姫、馬蹄形をした時の苦しかった笠ヶ岳の登りを思い出すでござる。 | |
爺、あの時は爺はへろへろだったね。 |
姫、手強かったジジとばばは健在でござるな。 |
姫、燧ヶ岳と許さない至仏山でござるな。 |
姫、パノラマで御覧いただくでござる。 | |
爺、武能岳、蓬峠、七ッ小屋山、大源太山、清水峠、朝日岳、大、小烏帽子、笠ヶ岳、白毛門だな。 |
姫、オジカ沢の頭。 |
姫、小障子ノ頭に大障子ノ頭そして万太郎山。 |
姫、こんな感じでござるな。 |
姫、正面の無残な山肌をさらしている山は飯士山でござるな。 |
姫、武能岳方面から誰かこちらにむかってきているでござるな。 |
姫、綺麗な雪の花たちでござるな。 | |
爺、ほんと。 |
姫、絶景も雪の華も鑑賞したことでござるにそろそろ一ノ倉岳に向かうでござる。 |
爺、美味しそうお戯れだぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!。 | |
姫、どうぞお戯れくだされ。 |
姫、一ノ倉岳山頂でござるないままで誰とも会わなかったのに。 | |
爺、ほんとみなさん谷川岳かららしいよ。 | |
姫、さようでござるなこれたんでござるな。 |
姫、ここより1時間で谷川岳までいけるでござるなはていかがしたものかと思案でござるな姫。 | |
爺、それなんだ姫も先ほどの茂倉岳で蓬峠経由も少し思案したけどやっぱり雪と戯れたかったから一ノ倉岳に来たんだけどな。 | |
姫、これからだとちと強行でござるな凍結の恐れもあるのでやはり茂倉岳でまったりでいかがかな。 | |
爺、そうしようまったりでいこう。 |
姫、谷川岳にはおおぜいいるでござるな。 |
姫、肩の小屋にも登山者がおおぜいでござる。 |
姫、来年は必ず縦走でござるな。 | |
爺、もちろんだ。 |
姫、お腹も空いてきたでござるに白き贈り物とお戯れしながら小屋でまったりと行くでござるか。 | |
爺、そうするか。 |
姫、おやあのお方は中芝新道を下っていったでござるな大丈夫でござるか。 | |
爺、あの軽装は地元の方だな。私達は危ないかもしれないがあの方なら大丈夫だろ。 | |
姫、さようでござるなリックもあんなに小さいリックでござるに。 |
姫、この先が危険な箇所があるらしいでござるよこの登山道は。 | |
爺、まあ自己責任だな。 |
姫、白毛門からの馬蹄形の方でござるが昨日はガスでなんにも見えなかったらしいでござる。 | |
爺、だろうね。 | |
姫、予報が悪いのが解かっていても登るんでござるなみなさんは。 | |
爺、人それぞれだな。 |
姫、左側にまだ足跡がない所があるでござるぞ。 | |
爺、戴こうと。 |
爺、なしてみんな同じ所を歩くのかな。せっかくの新雪なのにな | |
姫、お戯れなど眼中にないのでござるよ。 | |
爺、そんなもんかな。 |
姫、楽しまれたでござるか。 | |
爺、もうちょっとあると良かったんだけどまあしょうがないな。 |
姫、彼は美味しそうにタバコを吸っているでござるな。 | |
爺、この絶景をみれば誰だって一服したくなるぞ。 | |
姫、さようでござるな。 | |
爺、彼は土合に戻るらしいよ。 |
爺、一ノ倉岳にさよならだね。 | |
姫、さようでござるな。 | |
爺、また来年だね。 |
姫、誰かきてもよさそうでござるが誰も登ってこないでござるな。 | |
爺、それよりもお昼お昼。 |
姫、今日はちゃんこ鍋と五郎八でござる。 | |
爺、爺は好きだな五郎八が。 | |
姫、冬季限定品でござるよ。大すきでござるな。姫、少しいい気持ちゆえお昼寝などしてよろしいかな。 | |
しょうがないな直に横になりたくなる。なちょっとだけだぞ。 | |
それではお言葉に甘えてうたた寝タイムでござる。 |
姫、うたた寝ほど気持ちがいいことはないでござる。では下山と行くでござるか。 |
姫、今だ紅葉が楽しめる斜面があるでござる。 | |
爺、三段紅葉までは行かないけど白い妖精さんのおかげだな。 |
姫、こちらのじじとばばも健在でござる。 | |
爺、せがれさんも元気みたい。 |
姫、めったに見れない午後からの青空が広がっている茂倉岳をゲットしておくでござる。 | |
爺、まあ晴天率は良くない分水嶺の谷川連峰だからな。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、カワダナの頭でござるな。しかしガイドにはなにも明記されなくなったようでござる。 | |
爺、たしか1683mとしか明記されていないところだな。 | |
姫、たぶんそう思うのでござるが。 |
姫、ちょっとズ−ムで残しておくでござる。 |
姫、おお!!誰か登って来るでござる。 | |
爺、この時間からでは土樽駅からの歩きだね。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、やはりそうでござ候。 | |
爺、女性は軽やかに登っているのに男性は苦しそうだったな。 | |
姫、まあこのあたりがござ候。 | |
爺、なんだそのござ候。 |
姫、別に意味はないでござるがござ候。 |
姫、先程のお二人はなかなかの健脚でござ候もうあんな所までのぼっているでござる。 | |
爺、おかしいぞその武士語は。 |
姫、まもなく矢場の頭でござる。この付近からの茂倉岳がいちばんすきでござるな。 | |
爺、ほんとどっしりした面構えで尚且つかわいいお頭を従えてござ候。 | |
姫、???予報どおりにだんだん雲が広がって来てござ候。 |
姫、沢はまだまだ秋本番にて候。 | |
爺、さようでござ候。 |
姫、桧の廊下ともお別れ似てござ候。 | |
爺、さようにて候。 |
姫、ゆく秋を楽しみながら参ることにござ候。 | |
爺、そうかいなござ候。 | |
姫、??????。 |
姫、いままでは静寂の中でゆく秋を楽しみながらの帰りでござったがこのあたりからは里の街道を行く籠たちの雑踏が聞こえ始めていささか興ざめしてしまうにてござ候。 | |
爺、人とは身勝よのう。雑踏でがっかりしたり嬉しくなったり。 | |
姫、だから人なのでござ候。 |
姫、晩秋を惜しみつつまいるにてござ候。 |
姫、ここから籠場までは急降下でござ候にて気をつけて参るでござる。 | |
爺、自分の方こそ滑って転ぶなよこんな所で怪我などしたら。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、危なかったでござ候、籠場の手前ですってんこりんでござった。いちょらのズボンが泥で汚れてしまったにて候。 |
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爺、だから気をつけなと言っただろ。 | |
姫、さようでござった。 ところで ここは平標新道の登山口でござるな来年は必ず秋の万太郎山とセットで歩いてみたいものでござるな。 |
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爺9月の苗場も良かったし、今回のお戯れもよかったな。10月の3連休なんか狙い目だな。。 | |
姫、さようでござ候。帰りは湯沢パ−クホテルで入浴でござ候。 |