火打山 |
2462m |
2008年7月13日 |
第1章 | 第2章 | 第3章 |
「したたかなさくらさん」 | 「天狗さんの粋な計らい」 |
「天気晴朗なれど波高し」 |
深夜2時過ぎにエイホ!エイホ!みの姫とヒデ爺を乗せたお籠は謙信候ゆかりの城下町高田をすぎ妙高市笹ヶ峰の火打山登山口にむかっていた。登山口の駐車場には3時に到着した。。今回は黒沢池のさくらさんにも逢いたくて恒例のヘッドランプを点けての登山である。黒沢で夜が明けた。 |
コ−ス |
AM3:30登山口(3時間)高谷池(30分)天狗の庭(1時間30分)山頂(1時間)黒沢池分岐(1時間)黒沢池(1時間)高谷池分岐(2時間)登山口 |
タイム | 登り5時間/ 下り5時間 |
爺、今年のさくらさんは爺にはたしてどんなを歓迎してくれるのか楽しみだなまたふられるのかなそれとも。 | |
姫、さくらさんも爺の気持ちは解かっておるでござるよさくらさん詣での爺の純真な気持ちを。 | |
爺、純真???汚らわしい。 | |
姫あはははは。 |
姫、木道にあった足跡の主はあのお方でござるな。爺たちが一番先かと思っていたのでござるが。 | |
爺、ほんと上には上がいるもんだ。でもなにか網で川の中をすくっているよ。 | |
姫渓流釣りらしき竿を持っているようには見えないしまあ詮索は止めるでござるな。 | |
爺、そうだな人それぞれだな。 |
姫、白馬岳が朝日に照らされ輝きだしたでござる。今日はたしてどんな天気になるのでござるか。 |
姫、高妻山も輝いているでござるな。 |
姫左から鹿島鑓ヶ岳、五竜岳、唐松岳、不帰キレット、天狗の頭、白馬三山どぇござるな。 | |
爺、やはり違うな18倍は。 | |
姫さようでござるな18倍プラス28mmでござるに。 | |
爺、これで少しは腕が進歩すればいいんだか。 |
姫分岐でござる帰りは黒沢池経由にてでござるな。 | |
爺、ほんと黒沢池のさくらさんはいったいどんな感じなのか楽しみだな。 | |
姫さようでござる。こちらの情報はあまり無かったゆえわくわくでござる。 |
姫定番の大岩展望からの展望でござる。もうだれか後ろから若い男性の単独者が追いついてきたでござる。 | |
爺、かれもしきりにぱちりしているとこをみると爺と同じ考えかもな。 | |
姫さようでござるな。 |
姫、焼山話題性大の山でござるがちときつそうでござるな。 | |
爺、もう少しして秋になると登りやすくなるかもしれないぞ。 | |
姫さようでござるな。今年のに秋アッタックNOわんでござるか。 | |
爺、いいね。 |
姫今年は雪解けが遅い感じでござるな。 | |
爺、里は小雪だけどお山は多かったようだな。 | |
姫さようでござるな。 |
姫高谷池ヒュッテも見えてきたでござる。 | |
爺、でもなかなか近づかないいんだこの道は。 | |
姫さようでござるな。 |
姫日本庭園にもまだあんなに残雪があるでござるな。 | |
爺、右隅の残雪は雷鳥平かな。 | |
姫さような感じでござるな。 |
姫さくらさんとのどきどきわくわくでつい早足になるでござる。 | |
爺、あまり期待しないほうがいいぞショックが大きいから。 | |
姫だいじょうでござるふられるのにはなれておるでござるに。 | |
爺、ふられ上手もこまったもんだな。 |
姫ご対面でござるなふられたでござる。 | |
爺、そんな感じだねまだはやかったな。 | |
姫さようでござるな。ふられるのは慣れておるゆえ。 | |
爺、大丈夫か。 |
姫こちらのさくらさんもまだまだでござるな。 | |
爺、やはりさくらさんはお顔に似あわずしたたかだな。爺の気持ちなどけちらして一番綺麗な時期におおぜいの方から観てもらうように考えているぞ。 | |
姫さようでござるな来週の海の日あたりが満開でござるな。 | |
爺、したたかなさくさんだな。 |
姫そうなれば天狗殿に御すがりするしかなおでござるに急ぐでござる。 | |
爺、そのほうが賢明だな。 |
姫何時ものように高谷池は軽く流してと。 | |
爺、そういいながら足が止まっているぞ。 |
姫もう一枚と。 |
姫やはり日本庭園もこんなに残雪があるでござるな。本来ならば木道しか歩けない日本庭園ゆえせっかくだから少し上の方からぱちりしてみたでござる。 | |
爺、あまり代わり映えしないな。 | |
姫さようでござるか。 |
姫こちらの地塘もまだはやかったでござるな。 | |
爺、でも反対に斜面にはほどほどにさくらさんが咲き誇っているぞ。 | |
姫しかしでござる逆行ゆえ爺の腕では綺麗に写せないでござるな。 | |
爺、しょうがないな。 |
姫まあこんなあんばいでござる。 | |
爺、だめだこりゃ。 | |
姫やはり後は天狗様でござるよ天狗様。 | |
爺、変わり身が素早くなってきたぞ。いっぱいふられた修行たまものかな。 |
姫今年は天狗様とだれもお戯れしていないでござるな。 | |
爺、ほんと昨年はわんちゃんがお戯れだったのにな。 | |
姫さようでござるな。さて天狗様のお池はと。 |
姫天狗様もご機嫌斜めでござるかさざなみがたっておりはっきりと写らないでござるな。しかし、やはり28mmはちがうでござるな。 | |
爺、25mmだったらもっとすごくなるなきっと。 | |
姫さようでござるな山はやはり広角でござるな。 | |
爺、それにしても天狗様までにもふられてしまった爺は不憫だな。 |
姫ぜんぜん濃さがちがうでござるな昨年とは。したたかなさくさんめ。 | |
爺、さくさんは諦めて爺の大好きなあの地塘と火打山の所にいったら。 | |
姫さようでござるな。 |
姫ここここここでござるよ爺のすきな天狗の庭はでも姫なにか違うと思うのでござるが地塘の大きさが小さいというか湿原が大きいというか。 | |
爺、雪解けが遅れているので雪解け水が少ないんだよ。きっと。 | |
姫さすがでござるなそうかもしれないでござるな。 |
姫しかしやはりここが一番好きでござるな。 |
姫お庭はこれくらいにしてまだ時間が早いので今日は火打山山頂からの展望に期待して先を急ぐでござる。 | |
爺、さすが爺ただでは起きないな。 | |
姫さようでござるあっちが駄目ならこっちでござる欲張り爺は。 | |
爺根性だけは認めるか。 |
姫こうなったらもう一人の方にお願いするでござる。山にはおおぜいの天狗殿がお住みゆえ。それは天狗原山の天狗殿にお願いするのでござる。どうか山頂まで雲をわかさないいでほしいと。 | |
爺、根性なしの爺はまたしても他力本願か。 | |
姫なんでもいいのでござる。晴れてくれれば。 |
第2章
「天狗さんの粋な計らい」