月 山
1984m
2008年7月6日

一章
「残雪とお戯れにて候」

二章
「夕立もまた楽しきにて候」


登り
コ−ス
姥沢登山口AM9:00(10分)ペアリフト15分乗車(50分)牛首(50分)月山山頂
下り
コ−ス
月山山頂(40分)牛首(20分)金姥(20分)姥ヶ岳(20分)ペアリフト15分乗車(5分)姥沢登山口
タイム 登り2時間25分     下り2時間  

姫今回も爺も会員である山の会の山行は日光白根山から当日の朝に急遽予定変更でまたしても月山に登ってきたでござる。
爺、翌日に聞いたぞ。たしか2005年の10月の時も高速に乗る前で予定変更して月山だったはずだけど。
姫さようでござるこのときは姫もご一緒でござった。今回は参加されなかったでござるが。
爺、秋の月山もよかったな。本来は今頃からが花の月山が一番賑やかになる時期だろ。本心はイチゲさんが目当てだったんだろ。
姫滅相もござらん、メンバ-の奥方2名の足前では月山が妥当と思い決定したのでござる。



姫越後を早朝4時に出発し5時間かけて姥沢登山口にようやく到着したのでござる見てくだされこの青い空とこれから登る月山と残雪。準備を終えみなさん意気揚々と登りだしたのでござる。
爺、このコ−スは夏スキ−の登山基地でもあるんだろ。
姫さようでござるな。籠場からリフト乗場までの連絡道路は登山をする人とスキ−を担いでいく人で賑やかでござる。



姫今年初めてのキスゲさんでござるまさかご対面出来るとは。


姫リフトの下にもキスゲさんが咲いておったのでござる。キスゲさんや周りの景色などを堪能しながら15分程リフトにゆられて登ったのでござる。





姫ここより展望がいい姥ヶ岳経由牛首と直接牛首に向かう残雪歩きのコ−スがあるのでござるがわが山の会のみなさんは残雪歩きがしたいらしく爺の展望コ−スは却下されてしまったのでござる。その代わりに帰りは姥ヶ岳経由ということになったのでござる。
爺、爺は展望とお花が目当て。みなさんは残雪歩きか目当てか。
姫そのような感じでござった。





姫まああのようにみなさんが登っているのを見るとつい後を追いたくなる気持ちは解からないことでもないでござるが。
爺、親分と教授をたてなくちゃ。
姫さようでござるな。











姫このお二人(親分と婿殿)はいつも先頭になり早いでござる爺などは追いつけない速度で登るでござる。
爺、鍛え方が違うだろ。
姫さようでござるな。
爺、ところで奥方2人とは爺の奥方も一緒だったはず。







姫まあその話は後でいいのでござるがみなさん楽しそうに残雪歩きを楽しんでいるようでござった。
爺、ロ−プで道案内してくれているんだ。
姫さようでござるこれならばガスってもロ−プを伝っていけば安全でござるな。そして初心者でも大丈夫なのでござる。







姫ここまでは登りなどほとんど無く残雪歩きもたのしいのでござるがこの先には急な登りが待っているゆえ爺はと心配になったのでござる。
爺、爺みんなで登れば怖くないだろ。



姫それにしても素晴らしい天候にて良かったでござる月山にして。
爺、爺は月山と相性がいいのかも。
姫爺もそうおもうのでござる。




姫さていよいよ登りが始まったでござる。なぜか先頭は親分と教授になったようでござる。




爺、みなさん余裕じゃんポ−ズなど取ったりして。
姫さようでござるな。







姫ここより牛首までは残雪登りが待っておりしっかり休憩して登りにそなえてもらったのでござる。もちろんアイゼンなど全員なしでござるに。



姫ちょっと気がかりな雲がでてきたのでござる。
爺、遅い時間からの月山だから雲が出てきてもおかしくない時間だろ。
姫まあさようでござるがやはりみなさんには晴れのほうがいいでござる。






姫なんとか心配していた牛首までの残雪歩きは大丈夫な感じでござった。





姫牛首を過ぎ山頂まではあの尾根を登り残雪を越えていかねばならないのでござる。



爺、ところで後ばかり気にして撮っているけどやっぱり心配だったのか。
姫さようでござる。山の天候は変わりやすいので撮っておかないと。まあ保険でござるな。







爺、みなさんここでも余裕じゃん。
姫さようでござる。まったくこちらの心配などおかまいなしでたのしく会話などしながら登っていたでござる。まあここさえ越せば後は普通の登山道でござる。




姫鍛冶月光坂までくればもう安心でござった。後は山頂を目指して登るのみでござる。







姫爺も少し余裕がでてきたのでお花などもぱちりできるようになったのでござる。




姫、鍛冶神社でござる。ここは昔、刀鍛冶が刀を作っていた小屋の跡が広場になっておりみなさん休憩されていたでござる。
爺、何処で調べたんだそんな昔の事。
姫もちろんぱくりでござる。
爺、やっぱりな。




爺、じゃこれはなんなんだ。
姫これには芭蕉の句かなんかが書いてあったような気がするのでござるがみなさんこの碑にはほとんどふれておらないのでござる。よってちがうかもでござる。




姫まもなく山頂小屋でござるな。左の草原には黒百合が咲いていたのでござるが爺はイチゲさんが目当てだったのでちとがっかりでござった。
爺、でも月山の黒百合も有名だぞ。
姫他みなさんは黒百合を見つけては喜んでカメラに収めていたでござるが。



姫6月の下旬に月山に登られた方のサイトではこの付近にはいちげさんがいちめんに咲き誇っていたのでござるがこの日にほとんども終りでござった。
爺、がっかりだったんだ。
姫さようでござる。みなさん月山神社にお参りしている間に爺は山頂付近を散策した後お昼にしたのでござる。






二章
「夕立もまた楽しきにて候」


めでたし めでたし