倉手山 |
952m |
2007年11月29日 |
第3幕
孤軍奮闘の杁差岳にて候
爺、地神の神様もパワ−をだしきったてかんじだね。感謝しなくちゃ。 | |
姫、さようでござるなこれからは神頼みではなく杁差岳殿にお頼りするでござる。 | |
爺、なんという代わりの早さ神様はちゃんと見ているからね。 |
爺、ほんとなぜ杁差岳様の上空だけひつじさんたちがいなくなったりするんだろう。 | |
姫、きまぐれにっくきひつじどもの心などわかりません。 | |
爺のような欲深い老人にはなりたくないね。いつまでも純粋な心はもっていたいな。 | |
姫、も解かるでござるよ年老いて。 |
爺、だれか登っていないよね。 | |
姫、いないでしょうこんな平日には。 | |
爺、そうだな。 |
杁差岳殿がんばってね。 | |
そうもうあなただけが頼りでござる。 |
爺、杁差岳殿の上空のいたひつじさんたちがだんだん山頂に近づいて来た感じ。 | |
姫、さようでござるな杁差岳もここまででござるか。にっくきひひつじどもめ。 |
姫、杁差岳殿も限界でござるなそろそろかえるとするでござる。 | |
爺、どうしたの弱気な事を言い出して。 | |
姫、ますますひつじどもがのさばってきたでござる。先ほどから分厚いひつじどもの雲間から太陽が見え隠れしておるのでござるが逆行になり爺の腕ではうまく撮れないでござる。 |
姫、だめでござる杁差岳もひつじにやぶれたり〜〜〜〜〜〜。 | |
爺、でも一人になっても頑張ってくれたんじゃないもっと感謝しなければ。 | |
姫、さようでござるな。われわれのために一時でもがんばってくれたでござるなでは杁差岳殿に敬意を表しいままでの奮闘ぶりをダイジェストにまとめてみるでござる。 |
姫、巳の上刻頃でござるな。 |
姫、巳の下刻頃でござるなこの頃みなさんおかえりになったでござるな。 |
姫、九つ頃でござる。 |
爺、ほらみなさんやわれわれのために一人でがんばってくれたたんだから。 | |
姫、さようでござるな。下山中も杁差岳殿をメインに下りましょう。 | |
爺、それがいいぞ。 |
爺、ますますひつじさんたちにお空を占領されてしまったね。 | |
姫、さようでござる。 | |
爺、本山にもお礼を言わなきゃ。 |
姫、さようでござるなはにかみ本山殿お世話しなくてごめんでござった。 | |
爺、しょうがないよ山ノ神でも厚いひつじさんたちには手を焼いているんだから。 |
爺、いまいちど飯豊の山ノ神々に感謝して帰ろ。 | |
姫、さようでござるな。お世話になったでござる。 |
爺、先ほどから他のお山ばかりで杁差岳殿の画像がないけど。 | |
姫、まあそうもうされても先ほどからひつじたちがうごいておりませぬ。 |
爺、少しだけ動きはじめたぞ。 |
爺、ほらね。 |
爺、ほらね。 |
姫、なぜにひつじどもは大境山を避けて朝日連峰のほうにながれるのでござるか。 | |
爺、もしかして大境山の神がみなさんに嫉妬?????。 | |
姫、あの方はもしかしてそんなの関係ねぇ!!!!!!というでござるかな |
姫、倉手山の登山道が雪の為によく解かるでござるな。 | |
爺、ほんとでもなんで枯松山と大境山にはひつじさんが近づかないのかな。 |
爺、それはさておき杁差岳殿を。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、これで今日は見納めでござる。改めて御礼申し上げ候。 | |
爺、そう素直な気持ちになればまたいつかきっと。 |
にっくきひつじどもめ。 |
姫、お疲れ様でした。 | |
爺、温泉に入って帰ろ。 |
爺、なあにあの細長い雲はみんななかよく並んでいるぞ。 | |
姫、さあ鯉のぼり雲かな?????。 | |
爺、見えたよ梅花皮荘が温泉温泉。 |
爺、夕陽など久しぶりにであったね。いつもはお仕事中だもね。 | |
姫、さようでござるそれにしても夕陽までもがひつじたちでいっぱいになるとはきょうの夕飯は肉っきひつじどもを鱈腹喰ってやるでござる。 | |
爺、そうじゃなくおいしくいただこう。ひつじさんも私たちにおいしいお肉を提供してくれているんだから。 | |
姫、さようでござるがそれとこれは別でござる。今日の倉手山はにはいまいちどチャレンジしなければなりません。 | |
爺、欲がふかいね。そういう人たちを「尚、足るをしらず」というんだよ。 |
爺、杁差岳殿に夕陽はさし赤く燃え始めたよ。 | |
姫、さようでござるなこんなチャンスはめったにござらん。 | |
爺、よかったね最後も杁差岳殿で締めていただいたじゃん。 | |
姫、さようでござるな。今日は良き日和にて候。 |
第1幕 |
ひつじの氾濫にて候 |
第2幕 | 第3幕 |
地神の神の反撃にて候 | 孤軍奮闘の杁差岳にて候 |