倉手山 |
952m |
2007年11月29日 |
第1幕 |
ひつじの氾濫にて候 |
第2幕 | 第3幕 |
地神の神の反撃にて候 | 孤軍奮闘の杁差岳にて候 |
コ−ス | 梅花皮荘AM7:40(20分)倉手山登山口AM8:00(2時間)山頂(1時間30分)倉手山登山口(20分)梅花皮荘 |
タイム | 登り2時間20分 |
遂にこの日がきたのである。平日の公休で晴れマ−ク、そして新雪にて山々は初冠雪にて白く輝いている。こんなチャンスはもう今年は最後だろうと思い以前から登りたかった飯豊連峰の展望台の山である倉手山に向ったのであった。 |
爺、今月は茂倉岳で終わるのかと思っていたぞ。予報は晴れしっかり楽しまなくちゃ。 | |
姫、さようでござる。もうこんなチャンスは今年はないのでござる。 | |
爺、ところで今日はなんの日か知ってる。 | |
姫、さあ、今日は木曜日でござるよ。 | |
爺、今日は11月29日だから、いい 肉 の日だって。 | |
姫、それは親父ギャグでござるな。憎 たらしい。 |
爺、荒川の岸壁の木々が樹氷になってきれいだね。 | |
姫、今日は気温も低く展望はばっちしでござるよ。 | |
爺、なんだかわくわくしてきたぞ。 |
姫、倉手山の前に「大境山」の登山口を確認していきましょう。この山も飯豊連峰の展望台として知られておりますゆえ。 | |
爺、そうだね。ちょっと調べていこう。 |
爺、見えたぞでも雲が厚く覆っているぞ大丈夫?。 | |
姫、大丈夫でござるこれからあの雲は離れていくはずでござる予報は晴れマ−クでござる。 | |
爺、でも山の天気はわからないぞ。 |
爺、あれ、通行止めになってるぞ。 | |
姫、さようでござるな。まあ想定外でござるがまあ準備運動に丁度よい林道歩きでござる。 | |
爺、そしたらあの赤いつり橋を渡れるんだ。 |
爺、凍みわたりができるほど凍っているぞ。 | |
姫、さようでござるなこれならば雪崩の心配もありません。では参りましょう。 | |
爺、あの赤いつり橋渡りたかったんだ。 |
爺あの赤い橋の左側が登山道だったような気がすれけど。 | |
姫、さようでござるな。 | |
爺、しっかり轍ができておりまったくワカンなどいらない感じ。 | |
姫、さようでござるな。 |
爺、飯豊は厚い雲なのにとなりのこちらは青空がひろがっているじゃん。ほらひつじさんたちも楽しそうに泳いでいるじゃん。 | |
姫、ひつじというとマトン「ジンギスカン」でござるな今日は肉の日夕飯はひつじさんに敬意を示し「ジンギスカン」といきますか。 | |
爺、いいじゃないジンギスカンだ。 |
爺、急登らしかったがそんなでもなかったね。それよりも爺なんで朝日連峰は朝日に輝いているのにこちらはひつじさんがいっぱい。 | |
姫、今ならまだ間に合うでござる。倉手山はやめて祝瓶山や徳網山などに変更しましょう。今ならまだ間に合うでござる。 | |
爺だめ今日は倉手山と決めているの。浮気はしないの。 | |
姫、さようでござるがせっかくの晴れ日ゆえまだ間に合いますぞ。 |
姫、ここでもまだ間に合います。下山しましょう晴れの山へ。 | |
爺、しつこいぞ。今日は倉手山なの。 |
姫、ここまでくればもう諦めました。もうひつじでもなんで食ってやるでござる。 | |
爺、その意気でいこう。肉 たらしいひつじさんめ。食べちゃうぞ。 |
爺、それにしてもひつじさんがいっぱいで食べきれないな。 | |
姫、さようでござるな。ちょっとたべきれないでござるな。朝日連峰にすこしおすそ分けしたいぐらいでござる。 | |
爺、ほんといっぱいおすそ分けしてやりたいくらじゃん。 |
爺、だめだねこのひつじさんたちは聞く耳持たないかんじ。耳なしひつじだ。 | |
姫、だめですね。がっかりでござる。こうなったらささと登って帰って鱈腹ジンギスカンを食べましょう。 | |
爺、でも予報はいいんだから山頂でひつじさんたちが去るのを待ってみるか。 |
爺、それにしてもひつじさんがいっぱい。 | |
姫、ほんとにひつじさんが氾濫しておりますな。憎たらしいひつじでござる。だからあの時下山しておけばよかったのでござる。 | |
爺、まあそんなにかっかしないで。 |
爺、右の小山が大境山で左が枯松山だろう。 | |
姫、さようでござるな大境山でもよかったでござるな。 | |
爺、ここまでくればもうひつじさんと一連托生だよ。 |
姫、♪空が割れるのよ〜〜〜〜♪憎たらしい〜〜〜ひつじがいっぱい♪。 | |
爺、なんだその歌は。 | |
姫、爺の自作でござる。歌でもうたっていないと気がはれません。 |
爺、でも杁差岳だけはひつじさんたちも少し遠慮してるよ。 | |
姫、さようでござる。あのひつじたちがもっと朝日のほうにながれればいいのでござるが。なにせ無風でござるに気温が低いにもかかわらず寒くも無く丁度よいあんばいで汗さえでないでござるな。 | |
爺、ほんと風がないいんだよな。だからひつじさんたちも居座っているのかな。 | |
姫、さようでござるな。♪風よ〜〜〜吹け〜〜 |
爺、杁差岳の小屋がみえるぞこんどとまってみたいな。 | |
姫、さようでござるな。残雪期のハクサンイチゲの頃などがいいのではないかと。 | |
爺、今年のイチゲさんはすばらしかったね。でも夏のお花畑も棄てがたいらしいじゃん。 | |
姫、さようでござるな。来年はまずが大日岳そして石転び沢と杁差岳など考えましょう。。 |
爺、かわりばえしないねすこし風でも吹かないかな。 | |
姫、もうあきらめましょう今月はだめでござったな。 | |
爺、ほんと温泉もいいな。 |
爺、なにか人の声がしなかった。 | |
姫、先ほどから爺も聞こえたようなような気がしていたのでござる姫あの斜面に人影がUPしてみるでござる。やはり男性が二人登っているでござる。 | |
爺、よかったね。ここまで誰にもあわなかったし追い越されもしなかったので気落ちしてたのに。きっと彼らも我々とおなじ思いで登っていると思うと少しは気がまぎれるじゃん。 |
姫、さようでござるなどれ今一度後など振り返ってみるでござる。どれどれ、だれかいませんかとみるがやっぱりひつじがいっぱいだけでござるな。 | |
爺、気温が低く轍にならないからわからなかったんだ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、ひつじがに憎たらしいでござるな。 | |
爺、そういいながらひつじさんばっか撮っているじゃん。倉手山は先ほどの2枚だけだよいままで。 | |
姫、倉手山には申し訳ありませんが。あの厚い雲で飯豊連峰と同じくは絵になりません。 |
爺、山頂だね2時間か予定通りだったね。 | |
姫、さようでござるな。おや先ほどの男性のほかに初老のご夫婦がいるでござるな。 | |
爺、よかったねまたお仲間がいらしたんだ。後はひつじたちが離れてくれればいいんだけど。 |
第2幕
地神の神の反撃にて候