守門岳
1537m
2012年6月2日
一章
「近くて遠いお山」
二章
「悪魔の囁き」

 6月に入りそろそろ飯豊のイチゲさんも気になっているが今年は胎内ヒュッテまで開通が遅れているのが気がかりな週末である。今一度新緑と残雪を求めて我が家から近くて困った時に何時もお世話になる先週山開きが終わった守門岳に登ることにしました。

コ−ス 入塩川登山口AM7:00(3時間)雨晴分岐(1時間10分)大岳(1時間20分)袴岳山頂
タイム 登り5時間40分(休憩含む)       下り4時間30分

これは無いでしょう先週山開きが終わったというのに。ならば自己責任で通らせてもらいます駐車場にはみなさん自己責任で来られた方が6台停まっていました登る準備をしているともう一台車が来ました。お二人は長岡市からでした。挨拶を交わし先に登り始めます。

7時です。ちょっと遅い出発なので今回は大岳までと考えて登り始めました。このコ−スの楽しみの一つに沢の渡渉が多くありますが問題がある渡渉はありません。

登り始めてしばらくして山ノ神があります無事安全にまた戻って来れるようにお願いして登ります。6月ですが五月晴れの中、新緑が朝陽に照らされ輝いています。
沢の渡渉の連続ですが気持のいい若ぶな林もあり沢の渡渉が飽きた頃に三角点に着きます。三角点まで登山口から一時間です。ここは広場になっており休憩処でもあります。


〆掛小屋ですどうみても休憩したいとは思いません。


谷間にはまだ残雪があり木々の根開きが進んでいます。




いよいよですぶなの原生林とお戯れです。


整列して出迎えてくれます。




眩しく輝やいている陽光によってぶなの森へ誘われて行きます。


そしてぶなたちとお戯れです。




癒されます。


大きなぶなのもとでしばし休憩します。



休憩中に長岡市からのお二人に追い越されてしまいました。


そして今回も楽しみにしてきたのが
最近整備された下田の吉ヶ平から登るコースです。



馬鹿晴れです。




ぶな林もいいのですがこの開放感がたまりません残雪期限定でしょう。


中央の尖がり山は袴腰山ですそして右隅は御存知県央の名峰粟ヶ岳です。






粟ヶ岳が噴火???ではないですね。


残雪が途絶えたのでまたぶな林に戻ってきました。





またこちらに戻ってきました。


気持がいい残雪歩きです。


粟ヶ岳は何処から見てもかっこいい山です。


雨晴分岐点がみえてきました。


ここが雨晴分岐点です。


雨晴分岐点まで登山口から3時間です予定どうりのタイムです。


遠く霞んで見える山並みは旧西蒲三山です。


遠く雪を頂いている山並みは飯豊連峰でしょうか。
その手前が青里岳、その隣が川内山魂の主峰矢筈岳です  。



平らな山容の丸倉山と尖がりの烏帽子山です。


左から粟ヶ岳、川内山魂、そして丸倉山と烏帽子山です。


充分に展望を楽しんだのち中津又岳、守門大岳に向かいます。


守門岳の展望と残雪歩きを楽しみながらの中津又岳を目指します。


烏帽子山と袴岳のまん中の山が憧れだった黒姫です。


新緑と残雪が陽に照らされ美しく輝いています。



中津又岳が見えてきました。たしか山頂手前でいったん下ったはずです。中津又岳山頂です登山口から3時間と30分です後30分で守門大岳ですもう一頑張りです。

大岳手前の雪庇から守門岳です。
登山口から4時間と10分で守門大岳に到着しました。草つきにリックを置いて展望を楽しみます。


雪庇からの守門岳です。


ちょっと勇気をだして前にす進んでからの守門岳。


位置を変えての黒姫です。



そしてもう一度守門岳を堪能して草つきで休憩しようした時 不意に背後から「袴岳までですか」と男性の声が聞こえてきたのです。いいえ「ここまでです」と答えるともう一度「行きましょう」と言い残してその男性は袴岳を目指したのです。その後姿には見覚えはなくいったい誰なのだろうかと考えても誰か思い浮かびません。
草つきで休憩しながらもなぜか「行きましょう」と言った男性の一言がまるで悪魔の囁きのように耳元からはなれませんでした。袴岳まで一時間強です。はたして「悪魔の囁き」になるのかそれとも「天使の囁き」なるのかは解かりませんが袴岳を目指す事にしたのです。

二章
「悪魔の囁き」

めでたし めでたし