門内岳 |
1887m |
2010年8月8日 |
一章
「再挑戦は見送りぜよ」
二章
「キスゲわ-るどぜよ」
お龍、今回の飯豊はまずは北股岳登頂が第一目的ぜよ。次は丸森尾根を下山したかったぜよ。天候さえ良ければ門内岳から空身で北股岳を目指し時間的に間に合えば丸森尾根を下山しようと思っておるぜよ。 | |
龍馬はん、めっそうむりしやーせきおせね。熱中症にはせきおおせ。 | |
お龍、解かってるがや塩分はしっかり補充するやき。 | |
龍馬はん、じゃ気をつけていってきとおせね。 |
梶川尾根経由 丸森尾根下山 |
AM5:00登山口(100分)湯沢峰(40分)滝見場(60分)五郎清水(30分)樺の木(30分)梶川峰(60分)扇ノ地神(30分)門内岳(休憩30分) 門内岳(60分)地神北峰(60分)丸森峰(70分)夫婦清水(90分)丸森尾根登山口 |
タイム | 11時間 |
お龍、梶川尾根の取り付きで男性3人と一緒になったぜよ3人は泊まりの装備だったぜよこちらは日帰り装備ぜよ。 |
お龍、はたして今日の山行はどんな按配になるやら人面木のおっさんに問うてみたがあんまりいい顔しなかったぜよ。それにしてもこの尾根はしょっぱなから急登ぜよ。 |
お龍、途中で3人を追い越し湯沢峰にでたぜよ。まだ朝早い時にもかかわらず北股岳は姿は見せてはくれなかったぜよ。 |
お龍、湯沢峰からの滝見場と順調に登って初めて北股岳の雄姿を見る事ができたぜよ。まだまだ先は長いやき無理せずに休憩をとっていったぜよ。ここにも3人の関西方面からの男性が休んでいたけれどお一人は大分お疲れモ−ドだったぜよ(装備のパッキングが下手)。 |
お龍、ここからも急登の連続で3本カンバまで登らないといけないやき。ここの急登で唯一の癒される所は五郎清水ぜよ。この水場がなかったら誰も登らないかもしれないぜよ。 | |
龍馬はん、山では水が大切やき。 | |
お龍、その点飯豊はいい水場がいっぱいあり救われるぜよ。 |
お龍、五郎清水ぜよ。10人ほどの団体さんが休憩しておりワシが水汲みに行こうとする水場までの時間を尋ねてきたぜよ。彼らはどの位掛るか不安で水場までいけなかったらしいぜよ。まったく烏合の衆ぜよ誰一人行こうとしなかったは。そんなんでワシが先頭になり水場まで案内したぜよ。ほんとは最初の水場は偽水場でこの先に本当の水場があるのは知っていたけどアザミの葉っぱの棘でいたかったので偽水場で汲んだけれど冷たくて美味しかったぜよ。 | |
龍馬はん、いいことしたんやき。 | |
お龍、そうみなさんに感謝されたぜよ。 |
お龍、やっと三本カンバぜよ。ますますガスが濃くなり北股岳は雲の中で山頂は出てくれなかったぜよ。 |
お龍、そんながっかりな気分を和らいでくれるのがお花たちぜよ。ちょっとお年を召したけれどさくらさんとも逢えたぜよ。 |
お龍、梶川峰ぜよここまでは予定通り順調に登ってきたぜよ。しかしやっぱり北股岳はあかんかったぜよ。 |
お龍、しかし扇ノ地紙方面に眼を移すと尾根の両サイドにはキスゲが群落をなしている光景が眼に止まったぜよ。これで焼山のリベンジが出来たと思ったぜよ。北股岳は???に思って来たぜよ。キスゲワ−ルドに変更しようと言う思いが強くなってきたぜよ。 | |
龍馬はん、ほんとはきつくなってきたんやき。 | |
お龍、折角の北股岳ぜよ。最高の状態でご対面したいぜよ。春夏秋冬。 | |
龍馬はん、石転び沢があるやき。 | |
お龍、ワシは以前7月上旬に石転び沢から登っているぜよ。その時は梅花皮小屋で一泊したぜよ。 |
お龍、まずはこちらのキスゲを連射したぜよ。 |
お龍、残雪の足元にはチングルマとツガサクラの群落ぜよもうピストルの連射ぜよ。おっと自分の影まで連射してしまったぜよ。 |
お龍、飯豊で初めてキスゲにあえて歓喜していると今度はキスゲより先に登山道にタカネマツムシソウの群落が咲き誇っていたぜよ。この花は晩夏を代表するお花でファンが多いお花ぜよ。 | |
龍馬はん、高貴で気品があり尚且つお色気があり私みたいやき。 | |
お龍、ちょっと違うやき。 | |
龍馬はん、!!!!!!。 |
お龍、もうピストルの連射連射だったぜよ。 |
お龍、綺麗なお花には虫さんがたくさん寄って来るぜよ。 | |
龍馬はん、私と同じやき。 |
龍馬はん、もういい加減にしないと玉が無くなってしまうやき。 | |
お龍、今日は心配ご無用だったぜよ。たっぷりと玉は持っていったぜよ。 |
お龍、タカネマツムシソウの激写の次は先ほど梶川峰から見えたキスゲぜよ。しかしどうしても登山道からでは見えないので少し藪に踏跡があったのでわしも藪こきをしたぜよ。 | |
龍馬はん、あんまり良くないことやき。 | |
お龍、解かっているけどかっぱえびせんだったぜよ。 |
お龍、しかしお花畑には足を踏みいれてはいないぜよ。きみまろず-むで激写したぜよ。 | |
龍馬はん、それなら許されかもやき。 | |
お龍、だからすこし不鮮明やき。 | |
龍馬はん、言い訳やき。 |
お龍このキスゲも登山道からは見えない所に咲き誇っていたぜよ。そんなんでちょっこら藪こきしたぜよ。 |
お龍、藪こきの連射も終り扇ノ地紙にたどり着くとその手前がお花畑になっていたぜよ。残雪もありお花たちの揃い踏みだったぜよ。そんななかでさくらさんがひっそりと咲いていたぜよ。 |
お龍、まさかこの時期にお年頃のさくらさんに逢えるとは感激したぜよ。 |
お龍、見ての通りぜよ。どちらを見てもガスで登行意欲が薄れてしまったぜよ。でも、もしかすると北股岳が雄姿を見せてくれるかもしれないと微かな望みを託し門内岳まで行って見ることにしたぜよ。 |
お龍、胎内尾根の二の峰ぜよ。この登山道も手入れがされなくなって荒れ放題らしいが悲しいことぜよ。 | |
龍馬はん、誰か先頭になって音頭を取らないといかんやき。 | |
お龍、その通りやき。 |
お龍、飯豊連峰の東側斜面にはこの時期でも多くの残雪が残っておりいろんなお花を見る事ができたぜよ。そんな中やはりキスゲがいちばんの存在を誇示していたぜよ。 |
お龍、団体さんの御一行ぜよ。 |
お龍、もうキスゲで真黄色になってしまうようだったぜよ。 |
お龍、これが今日最後の北股岳だったぜよ。 |
お龍、がすがなかなか引かない飯豊ぜよ。 |
お龍、なんとか北股岳が見える事を願いつつ門内岳を目指したぜよ。 |
お龍、門内岳までの越後側斜面にもお花畑が広がっていたぜよ。 | |
龍馬はん、やっぱり飯豊はお花の宝庫やき。 |
お龍、門内小屋の水場はしっかり出ておりおいしく頂いたぜよ。この先、丸森尾根を下山するならば夫婦清水まで水場はないのでしっかりと補充したぜよ。 | |
龍馬はん、北股岳ならば梅花皮小屋の水場があるので安心やき。北股岳は再挑戦やき。 | |
お龍、今日のこの天気では北股岳には失礼ぜよ。もっといい条件でなければもったいないぜよ。 |
お龍、それでもなんとか姿を見れるかと思い門内岳の山頂で粘ってみたけど駄目だったぜよ。 |
お龍、こんな感じでさっぱりあかんかったぜよ。こうなればもう北股岳はきっぱりと諦めて丸森尾根からの下山に変更したぜよ。 | |
龍馬はん、よくある話で戻ると姿が見えてくるなんてね。 | |
お龍、それがあるから少しは粘ってみたけどタイムオ−バ−だったぜよ。 |
お龍、こちらにもタカネマツムシソウが咲き誇っていたぜよ。 |
お龍、丸森尾根方面は青空も出てきているので少しは期待できるかもしれないとおもいながら門内岳を後にしたぜよ。 |
二章
「キスゲわ-るどぜよ」