唐松岳 |
2696m |
2008年8月3日 |
第1章 | 第2章 |
「八方の美人に胸きゅん」 | 「お邪魔虫にて候」 |
コ−ス | ゴンドラAM7:00(30分)八方池山荘(60分)八方池(2時間30分)唐松岳山頂 |
タイム | 登り4時間30分 下り3時間30分 |
爺、いつものようにコロコロ変わる爺の気分と夏の予報で今回も鳥海山が唐松岳に変更か。 | |
姫さようでござる。せっかくのIご夫婦と同伴ゆえ出来ることなら青空の下登山を楽しんでいただきたく思案していたのでござる。そんな時にヒロタンご夫婦が唐松岳に登るメ−ルがあり、山頂にてお会いすることを約束したのでござる。 | |
爺、もちろん籠は爺のボロ籠ではなくIさんの籠でだろうね。 | |
姫さようでござる8人乗りのナビ、TV付きETCつき、バックモニタ−付きでいたれりつくせりの籠でござる。そんな豪華籠にて深夜割引を利用しゴンドラ乗場にて仮眠し明るくなってからトイレのある無料駐車場にて朝食を食べたのでござる。 |
爺、ゴンドラ乗場のトイレは夜間使用できなかったのか。 | |
姫それなのでござるが、後で解かったことでござるが使用できたのでござった。爺の調査ミスでござった。 | |
爺、まったく2回目だろ。 | |
姫さようでござるな反省でござる。 | |
姫、朝食前に日の出に輝く鑓ヶ岳でござった。今日のすばらしい天気になるの予感がしたでござる。ところでそれとまったく別な報告でござるがこの無料駐車場のトイレは洋式なしでこんな固い紙は始めてでござった。 | |
爺、爺の痔持ちのお尻にはちとつらかったか。 | |
姫さようでござるなわははは。 | |
爺、笑ってごまかしたな。 |
姫,痔の話は別にしてまたゴンドラ乗場の駐車場で時間まで待機したのでござる。6時半ころから登山者がきっぷ売り場に並び始めたので爺もI夫婦の分もきっぷを買う為にならんだのでござる。 | |
爺、とうぜんだね。 | |
姫並んだ甲斐がありゴンドラはTOPで乗ることができたのでござる。 |
姫まあ4時間半は丁度いいタイムでござるな。Iご夫婦には旦那さんとは月山にも一緒に登っており問題ないのでござるが、奥方のほうが少し気になっていたのでござる。 | |
爺、でも以前にも山に登っているはずだろ。たしか腰を痛めた時期があったのかな。 | |
姫さようでござるなまあそれは問題ないらしいでござる。まあゆっくりと登ってもらうことにしたのでござる。 |
姫一番とはきもちがいいでござるな。 |
姫もちろんリフトも一番でござる。 |
姫もちろん次のリフトも一番でござるな。 |
姫リフトから展望でござる。右から五竜岳、双峰を持つ鹿島槍ケ岳でござろうかな。 |
姫二つのリフトも乗り継いで八方池山荘から歩くことになるのでござるがせっかくの青空ゆえ展望が効く尾根道コ−スを歩いてもらうことにしたのでござる。 | |
爺、賢明だな。お花は曇っても撮れるけれど展望は朝の10時までが勝負。 | |
姫さようでござるな。 |
姫、越後の小蓮華山山頂も昨年の地震で崩落したのでござるがどうなったでござるかな。 | |
爺、国土地理院から三角点の再建に爺の撮った写真の使用依頼があったんだっけ。 | |
姫さようでござる。なんだか入ってはならない所の写真故「ばつが悪い」感じでござるな。 | |
爺、たまにはお国の為になったんだ。 |
姫、さようこの2枚でござるな。 |
姫ところで白馬三山の鑓温泉はと。よく解からないでござるなもうすこし雲の下のほうかもしれないでござる。 | |
爺、はたしか以前温泉に入っているんだ。 | |
姫さようでござるな。 | |
爺、こんど姫も入ってやる企画しておけよ。 |
姫やはり尾根コ−スがいいでござるな。右から高妻山、妙高山、火打山、焼山、でござるな。 |
姫ここは八方ケルンでござるな。 | |
爺、まさかここで小石を八方にケルンかなどと臭いギャグなどいわなかっただろうね。 | |
姫わはははっは。 |
姫お二人は大展望を楽しみながら快調にのぼっていったのでござる。 |
姫トイレのあるところに一輪のキスゲが咲いていたので思わずぱちりでござった今回はキスゲさんは期待していなかったのでうれしかったでござる。 | |
爺、まあ駄作だな。 | |
姫あははははは。 |
姫ここより登山道は一本になり八方池や唐松岳をめざすのでござるな。 | |
爺、知ってるよ。 |
姫いままでは静かな登山道が急に賑やかな登山道に変わってしまったのでござる。 | |
爺、Iご夫婦はなかなかいい感じじゃん爺にしてはベストショットだぞ。 | |
姫さようでござるか。 |
姫、今回爺が一番楽しみにしていた八方美人とのご対面でござる。どうか綺麗に三山を写し出してくれていますように祈る気持ちと、まもなく逢える期待感で爺の胸はどきどきでござった。 | |
爺、おおげさだよたかがお池じゃん。 | |
姫なんという言い草でござるか姫も一度ご対面すれば解かるでござる。 | |
爺、よく絵葉書などに使われている写真だろ。 |
姫、ご夫婦の邪魔をしないように離れず近寄らずに登り八方美人とのご対面にわくわくしながら八方池に向かっていると単独らしき金髪のお嬢さんが爺を追い越していったので思わずぱちりしたでござる。 | |
爺、しかしなんで男は皆、金髪が好きなんだろうかな。 | |
姫それはでござるな意味はないでござるな金髪大好きでござる。 | |
爺、馬鹿らしい。 |
姫懲りずにもう一枚。 | |
爺、あほ「二兎を追う物は一兎をも得ず」といことわざがあるのは知っているだろ。 | |
姫さようしかしでござる爺は二兎頂きたいでござる。 |
姫それなのにそれなのになんということか。八方美人はつれないのでござるか。水面にはさざなみが立っておるのでござった。 | |
爺、いっただろ二兎だよ。 | |
姫さようもうがっくりしてしまったのでござる。自分一人ならもっと待って見ることも可能でござるがIご夫婦に迷惑になるので泣く泣くお池を後にしかけた所、急に水面のさざなみがとまったのでござる。 |
姫まあ大満足とはいかなかったでござるがよしとしたでござる。I夫婦には少し余計な休憩を取ってもらったのですまない事をしたのでござるが。 | |
爺、困ったもんだな爺は。 | |
姫わはははっは。 |
第2章 |
「お邪魔虫にて候」 |