飯豊山 |
2105m |
2007年10月13・14日 |
第2章 |
「姥様に感謝」 |
姫、ラガ−ノ君と別れて本山を目指すのでござるが小屋前の紅葉もみごとでござった。 |
姫、地蔵岳からの大日杉コ−スがみえたのでござる。あそこからあるいてきたのでござる。しかしまだ本山は遠くにありきでござる。 | |
爺、やっぱりこのコ−スなロングだね。 | |
姫、さようでござる。これを日帰りする方など爺にはス−パ−マンとしか思えませんな。 |
姫、ここで少し遅い昼食にしたのでござる。当初小屋にてと思いましたがあまりにも天候が回復してきたので外で紅葉みながらの食事に変えたでござる。 |
姫、しかしゆっくりと昼食を摂る訳にも行かず早々と切り上げ本山をめざしたのでござる。 |
姫、しかしあまりの紅葉の見事さに立ち止まってばかりで一向に本山がちかくならないでござる。 |
姫、振りかえるとラガ−の君と別れたたばかりの切合小屋と種蒔山と三国小屋まで見渡せるようになってきたでござる。 | |
爺、ほんと展望がひらけてきたんだ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、さてここをひと登りすれば草履坂でござる。 |
姫、ようやく草履坂でござる。 | |
爺、大日岳の画像がないじゃん。 | |
姫、さよう時間的遅くなり逆行になってしまうためあえて撮らなかったのでござる。明日はその分大日岳をメインと考えておりました。 |
姫、定番の駒形山の残雪は小雪の今年は消えるかと思っておりましたがかろうじて残っておりました。 | |
爺、あの雪渓には弘法清水というおいしい水場があるらしいじゃん。 | |
姫、さようでござるな爺は飲んではいないでござるがそれより本山方面の錦おりなす紅葉を御覧くだされ。 |
姫、草履塚のとなりの山は磐梯山とおもわれるでござるそしてお楽しみの御秘所が見えてきました。 |
爺、姥権現様はまだなの。 | |
姫、姥権現様のご登場はいましばらくでござるな。 |
姫、振り向けば青い空そして本山方面にようやく姥様のお姿を拝見できたのでござる。 | |
爺、いらっしゃったね。 | |
姫、さようあかいちゃんちゃんこをお召しのようでござる。 |
爺、ワイドではよくわからないし紅葉もぱっとしないし大判にしてよ。 | |
姫、さようでござるか。それならば。 |
姫、いかがでござる。 | |
爺、いいんじゃないやっぱり紅葉は大判だぞ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、東斜面の錦をも御覧下され。 |
爺、どうして姥権現様は大判じゃないの。権現様に失礼じゃない。 | |
姫、さようにおもったのでござるがこれくらい大きさが権現様が美しいかと。姫みたいにUPにはすこし・・・・・・・。 | |
爺、そうだね爺にしては珍しい心配りじゃん。 |
姫、姥権現様にご挨拶をし爺はお楽しみ処の御秘所に向うのでありました。 | |
爺、そんな楽しい所か。 | |
姫、いままでの登山道でただここだけ岩場がある所でござる。 |
姫、まずは全望をパノラマで御覧下され。 | |
爺、パノラマは迫力がないね。 | |
姫、さようでござるなやっぱりもっと近くにならないといけませんな。 |
姫、いよいよでござるお楽しみ処。御秘所登りでござるな。おっとその前に御秘所覗きをしたでござる。 | |
爺、は覗き大好きだからな。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、覗いた価値があったでござる。 | |
爺、ほんとこんな覗きなら姫も大歓迎してやるぞ。 | |
姫、さようでござるか。 |
姫、では参ります。 |
姫、まあどうてことない岩場でござるなここまでは。 |
姫、この鎖場がお楽しみ処でござる。 | |
爺、モデルがいないといまいち迫力というか臨場感がないね。 | |
姫、さよう爺もモデルさんを探したのでござるがもうこの時間では登ってくる人もいなくなってしまったのでござる。しかし、そんな爺に権現様は哀れに思われすてきなモデルさんをお使いにだされたのでござるそれが。 |
姫、御覧下され。3匹のモデルさんでござる。 | |
爺、直に解かったぞ。イルカさんにその下に亀さん、そしてうつばさんだろ。 | |
姫、さようでござる姥権現様をお守りするみなさんでござる。 | |
爺いままでのどんな山行記録やガイドブックにもこの件は載っていなかったぞ。爺まさか改ざんしなかった。 | |
姫、巷を騒がしておりますみなさんと一緒にしなでくだされ。とんでもござらんありのままでござる。これは大発見というか姥権現様のお心使いに大いに感謝でござる。 |
姫、なんと亀さんは親子であったのでござる。 | |
爺、姥権現様をお守りするにはやはり長生きできないと。あの方は不老不死だもの。 | |
姫、さようでござるな。この亀さんにも感謝申し上げお楽しみ処を後にしたのでござる。 |
姫、最後の難関というか楽には本山詣ではできないようになっておるのでござるな御前坂で今一度修行でござる。 |
姫、その前にすこし錦など。 |
姫、改めて姥権現様やモデルになっていただいたみなさんに感謝申し上げ御前坂にむかうのでありましたまる。 | |
爺、まるはいらないの。 | |
姫、さようでござるなまる。 |
第3章
「楽には越せぬ御前坂」
めでたし めでたし