火打山 |
2462m |
2007年7月7日 |
第2章
「ポ-ズは入らない」
姫、なんとか山頂までこの青空がそのまま居座ってくれればいいのでござるが。 | |
爺、はやく行かないと不味いぞ。 | |
姫さようでござるな。 |
爺、そんな写真ばかり撮っていると間に合わないぞ。 | |
姫いましばらくお待ちを。 |
姫、黒姫山、高妻山は雲の中でござるな北アルプスは頭のみ確認できるでござるな。 |
姫、火打山のなかで大好きなダテカンバでござる。 | |
爺、ほんとこのダテカンバは何時見ても整然と並んで美しいね。 | |
姫さようでござる青空にはよく映えるでござる。 |
姫、妙高山あたりは雲海が上がって来だしたもようでござる。 | |
爺、急ぐぞ。 |
爺、雷鳥平なんだけれど一度も雷鳥さんに会ったことがないね。 | |
姫さようでござるな。まあお会いできたとしても北アルプスの雷鳥みたいにポ−ズをとるようではこまるでござるが。 |
爺、やばいぞ。 | |
姫さようでござるな。 |
姫、諦めましょう多分まにあわないでござる。 |
姫、もう諦めましょう。その代わりに青空に咲くお花を撮ってあげるでござる。 | |
爺、何時もの爺らしいか。 | |
姫さようでござる。無理して痙攣などしたら元も功もありませぬ。 |
姫、山頂前の正念場でござるここがキツイでござるな。 | |
爺、でも残雪があり涼しくて登り易いじゃん昨年は雪は無かったんじゃないのか。 | |
姫昨年もあったのでござるが雪が少なかったのでござる今年はおおいでござるな。 |
姫、あそこを右の周りこむと山頂でござるな。 | |
爺、そうだねやったね。 | |
姫まあ期待しないで参りましょう。 |
姫、予定通りというか想定内でござるせめて焼山だけでも全景をみたかったのでござるが。 | |
爺、道草爺なんだからしょうがないだろだから急ぐと言ったはずだぞ。 | |
姫、さようでござりますてば。はいはい。 |
姫、日本海からのル-トでござるなシャルマン火打スキ-場から登るらしいでござるが整備されたら登ってみたいコ-スでござるな。 |
姫、もうだめでござる諦めて帰るでござる。 | |
爺、そうしよう駄目だねこれは。 |
姫、おや登山者と一緒に雷鳥が登ってきたらしいでござるよ。 | |
爺、爺UPUP。 | |
姫このような時こそ12倍ズ-ムの力でござる。 |
姫、お〜〜〜〜い雷鳥さんポ-ズはいらないでござる。 |
姫、ついに火打山の雷鳥も何処かの雷鳥とおなじになってしまったでござるなまったく人間を恐れなくなってしまっているでござる。 | |
爺、せめて餌など与えないようにしないとね。 | |
姫さようでござるな。妙高山の雷鳥はまだ野性味があったでござるがなんともはや。 |
第3章
「君は美しかった」