万太郎山 |
1954m |
2007年6月17日 |
第3幕
お頭に乾杯にて候
姫、遂に念願の万太郎山の頂でござる。この大展望を堪能するでござる。 | |
爺、360度の大展望でお頭ばかりだから首が回らなくならないように準備運動をしなさい。爺はいつでも首が回らないんだから。姫は若いからいいけど。 | |
姫、なんたる言い草あまりでござる。 |
姫、まずは東又の頭でござるな。 |
姫、そしてエビス大黒ノ頭と仙ノ倉山、平標山、苗場山。 |
姫、実は今日の展望で日本海が見えるでござるが右すみにある山が気になっているのでござるズ-ムしてみるでござる。 |
姫、これは西蒲3山でござるな。国上山は弥彦山と重なっており確認できないでござるが角田山はしっかりと確認できるでござるな。 | |
爺、ほんともっといいカメラだとはっきりするのにね。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、パノラマではこの大展望の感動はみなさんにお伝えできないでござるな。 | |
爺、爺腕もあるんだけど、ほんとやはり苦労して登った人のみが味わえる感動だな。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、周回組のお二人が気合を入れて向っていきました。 | |
爺、かなりきつそうだね仙ノ倉山までは。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、おや今度はわんちゃんのお耳に誰か登っているでござるぞ。どれず-むでござる。 | |
爺、カメラマンだ。あそこのアングルがいいのかな。 | |
姫、帰りにでも寄ってみるでござる。 | |
爺、でも腕とカメラがね〜〜〜〜〜〜〜〜。 |
姫、こちらの大障子ノ頭をみればなんと団体さんでござるせっかく静かに大展望を堪能できると思っていたのでござるが。あれれ分岐点でリックを降ろしたのであそこで休憩かもしれないでござるな。 | |
爺、それはわがままというもの。 | |
姫、しかしでござるが。 |
姫、やはり空身でみなさん来られましたな。みなさん昨晩は肩の小屋泊まりだったとか。そして吾策新道を下山して帰るらしいでござる。 | |
爺、だからあんなに軽装なんだ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、なにやら南の空に流れ雲が。 | |
爺、ず-むして。 |
姫、富士山はやはりいいでござるな。 |
姫、浅間山でござるな噴火煙がたなびいておるでござる。 |
姫、そう見ると苗場山もなにか空が割れたような感じでござるな。 | |
爺、天気が悪くなるのじゃないのか。 | |
姫、さあ爺はわからないでござるしかしこの県境は曲者でござる故。 |
姫、巻機山の天狗尾根とヌクビ沢がはっきりと確認できるでござる。 |
姫、あの白い山は平ヶ岳だと思うのでござるが自信がないでござる。 | |
爺、自信のないことは言わないほうがいいぞ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、茂倉岳の避難小屋でござるな。 | |
爺、まる姫様からご指摘を受けた非難小屋だね。 | |
姫、さようでござる。まる姫様からご指摘をいただかなければず-と爺は恥をさらさなければならないでござった。 | |
爺、いまさらという気もしないけれどね。まる姫様ありがとうございました。 |
姫トンマのお耳と肩の小屋がはっきりとみえるでござるな、。 |
姫、遠くの山はわからないでござるな。 |
姫、団体さんがようやくお帰りでござる。これでまた静かに景色を堪能できるでござるな。 | |
爺、ほんとあれまた一人登ってきたよ先ほどのカメラマンじゃないよ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、姫この方は柏崎市からでござる。やはり最初の登山口の矢印に惑わされて20分程徘徊したらしく怒っているでござる。でも早いでござるな3時間を切ったとか言われておるので只者ではござらん。 | |
爺、早ければいいというものでもないじゃん。 | |
姫、ありがたきお言葉でござるな。 | |
爺ところで、首は大丈夫ちゃんと回っている。おかしくならない内に我々も帰らない。 |
姫、急いであの団体さんと一緒になりたくないでござるがそろそろかえりますか。 | |
爺、そうしよう。 |
姫、この方は新潟市からで昨晩は茂倉岳避難小屋泊だったとか。朝6時に出発し先ほど到着したらしいでござる。約5時間でこられているのでござるな。姫これならば今年の秋に使えるかもしれないでござるな。 | |
爺、ほんと秋の連休に企画してみてよ。 | |
姫、了解でござる。必ず企画するでござる。 |
姫、いまいちどお頭のみなさんにご挨拶してかえるでござる。 | |
爺、首が回らなくなっても知らないぞ。 |
姫、♪帰ろかな帰るのよそうかな♪。 | |
爺、!!!!下手な歌はいらないよ。 | |
姫、はははははは。 |