粟ヶ岳 |
1292m |
2006年3月11日 |
第1幕
「心と心がこだまする粟ヶ岳」
第2幕
「粟ヶ岳で未知との遭遇」
コ−ス | 加茂水源地(80分)3合目(120分)粟ヶ岳ヒュッテ(60分)山頂 |
タイム | 登り4時間と40分/下り4時間程 |
姫今日も素晴らしき一日を予感する日の出でござる。 | |
爺そうだね。わくわくするね。 |
姫1台長岡ナンバ−のみでござるな、わくわくするでござるさあ早く登るでござる。 | |
爺早すぎた鴨ね。 |
爺、鴨さん?朝のお散歩かな気持ちよさそうに泳いでいるよ。 |
左様気持ちよさそうでござる。ここより登山口まで20分ほど林道歩きでござる。ちょうど酔い準備運動でござる。 |
姫。ここが登山口の貯水池でござる。今回の粟ヶ岳は米山や守門岳とは違いちと危険箇所があり心して登るでござる。しかし、先ほど拾った軽アイゼンの片方の持ち主は轍から察すると、片方のみでのぼっているのでござるか普通の登山靴でござる。我々みたいなスパイクつき長靴ではないでござるにちと心配でござる。 | |
爺、追いつければいいね。 |
姫。上から見るとただの貯水池がなにか神秘の池に見えるんでござる。 | |
爺なかなか、いい色出しているじゃん。 |
姫。3合目までの尾根筋にはトップの人は見当たりませんな。どこまでのぼっているのか。 | |
爺それと天気がよくないよ。あの日の出はなんだったんだろうね。 |
姫ようやく3合目でござる。ここまで80分もかかっているでござる。まだまだ先はながいでござるゆっくり登るでござる。。 | |
爺、解ったでござる。 |
姫。村松藩の白山方面ははれているのになぜかこちらは雲があり太陽がでないでござる。 | |
爺青空を期待してきたのに残念だね |
姫。ここは最初に粟ヶ岳の山頂がみれるとこれでござるがきょうは曇っているでござるああ晴れないかなでござるな2002年に登ったときは綺麗に晴れた粟が岳だったでござるが。 | |
爺右の尾根の上のほうから誰か歩いてきたよズ-ムしてみて。 |
姫。もしかしてアイゼンを落とされた方かもしれませんアイゼンがなくて引き返してきたのでは。 | |
爺それじゃ尚のこと早くわたさねば。 |
姫。よかったでござる。あんなにお礼を言われるとこちらが恥ずかしくなるでござる。それにしても軽アイゼンの他に予備に普通のアイゼンを持ってきているとはなかなかできないことでござる。 | |
爺感謝されて気持ちよかったね。やはりいい事したあとは気分も軽やかになるね、でも午後から用事があるので4時半に登って小屋まで行ってきたとは。そこまでしても登りたい粟ヶ岳なのかな。 | |
姫。それだけに魅力がある山なのでござる。気分は晴れ晴れ後は青空でも出れば最高の気分になれるでござるが。 |
姫。ここから粟ヶ岳の核心部でござる油断せず慎重にのぼるでござる。 | |
爺ここから見るとそんなに危険じゃないみたいじゃん。 |
姫。だいぶ雪が腐ってきておるでござるに慎重に。 | |
爺あいあいさ-。 |
姫。ようやく青空がでてきたでござる。すばらしい一日の始まりでござる。 | |
爺よかったね晴れて。 |
姫。いかがでござるか。 | |
爺、ちと怖いところもあったね。 |
姫。この鎖場をさえ越せば後はりんりんらんらんいなばうわ-でござる。あと少しでござる。 | |
爺小枝につかまっていけばいいんだね。 |
姫。この頂は粟庭の頭でござる一番右の小高いおかが山頂でござる。 | |
爺まだけっこうあるじゃん。 |
姫。あとすこしでござる。 | |
爺さっきからそればかりだけどいっこうにつかないね小屋に。 |
姫。おつかれさんでした。ようやく到着でござるここで昼食を食べ軽身になってから山頂をめざすでござる。 | |
爺天気はいいけど風が強くてさ寒いんだけど。 |
姫。雄大な景色を見ながらの昼食は美味しいでござるな食後のコ-ヒ-など飲みましょう。 | |
爺、気分は最高、お天気も最高だね。 |
姫。白山にも粟が岳にも白い雲がぽっかりと浮かんでいるでござる。最高でござる。 |
爺と姫はすてきなコ-ヒ-タイムを満喫しているとき
二人の登山者が到着した。
そして爺のほうに近ずき衝撃的な言葉を発した。
「おめさんの車は○○○らかね」 「スモ-ルランプが点きっぱなしらいね」 なんということだろうか車にはブ−スタ−ケ−ブルなどつんでいないしさあ困ったどうしようかと思うと 「俺の車にケ-ブルが積んであるっけ、もし、かからねかったら帰りにつなげてやッけしんぺいしねてもいいれ」と言ってくれた。。また、車に着いたら直ぐにエンジンをかけずに30分位してからエンジンをかけるようにアドバイスまで戴いた。その方は長岡市で自動車店を経営しているらしい。また粟ヶ岳は今年も10回程登っており大ベテランの方であった。そして二人は山頂までは他の登山者のトップをきって登っていった |
姫。よかったござる逸る気持ちがあり消し忘れたでござる今の車は警告音などでるでござるが爺の車は古しいでござるに。 | |
爺はまったくそそっかしいんだから。でも良かったね親切な人がいてくれて。今朝みたいに人様には親切にしておくもんだね、親切が帰ってくるもんね。 | |
姫。さようでござる車は心配でござるがなにか先程よりもまた気分がホットな気分になったでござる。今日はいい登山日和になったでござる |
第2幕
「粟ヶ岳で未知との遭遇」