守門大岳 |
1432m |
2006年3月5日 |
第1幕
「ヒデ爺には明日は無かった」
第2幕
「宴の跡にも残り少ないご馳走あり」
姫。今日は素晴らしい一日になりそうな予感がするでござる。快晴、白い雪そして御戯れでござる。 | |
爺、そうだね昨日にしようか今日にしようかだいぶ思案したんだもんね。 | |
姫。さようでござる明日があると信じて今日にしたでござる。 |
姫。我々と弥彦からお年を召した男性ともう一人だけでござるなうれしいでござる聞けば昨日は爺とおなじ気持ちだったとか。 | |
爺そんなにうれしいの馬鹿みたい。 | |
姫。さよう今日の爺はおお馬鹿見たいでござるよ。 | |
あ!”爺弥彦の方がこけてしまったよ大丈夫かな | |
姫。大丈夫でござる。解るでござる、焦る気持ちに体の反応がおいついていかないのでござる。爺とおなじ馬鹿仲間、気持ちは解るでござる。 |
姫。失敗でござった!!昨日にすればよかったでござるこのスキ−のシュプ−ルの数を見てくだされああ失敗でござった。 | |
爺そんなにしょげなくてもいいじゃない青い空だけでも充分じゃないの。 | |
姫。それは若い人はそうかもしれません。しかし爺はもう若くないでござる。いっぺんに2つ楽しみたいでござる。 | |
欲張り爺め。どこかの政治家さんみたいに歳を取ればとるほど強欲になるんだから最近の爺達は。ほら元気出して弥彦の方みたいにゆったりした気持ちにならなくちゃ。 | |
さようでござるがやっぱりくやしいでござる。午後から晴れると解っていてもあの天気では。しかしみなさん、なかなかしたたかなというか根性というか軟弱な爺とは正反対でござるな。 |
爺、元気だして。あそこらへんで朝日が昇るんじゃないの写したら。 | |
姫。さようでござるな、あまり気がすすまないでござるが。 |
姫。以前はたしか左のほうに行ったような記憶があるでござるが。それにしてもこのシュプ−ルの多さにはがっかりやらくやしいやらでござる。 | |
爺とうとう駐車場で一緒だったもう一人の男性に追い抜かれてしまったね元気出して。 |
爺、昇ってきたよ。 | |
姫。さようでござるこんなもんでいかかがな。 |
爺、この模様はなんていうの王紋?。 | |
姫。王紋はお酒でござるこれは風紋というでござる。 |
爺、へそだし守門大岳ちゃんだね。 | |
姫。さようでござるな。しかしお日様が入るでござる。 |
爺、足長爺さんだん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぞ。 | |
姫。ありがたいでござる爺の気持ちを察して馬鹿に付き合っていただくとは姫はやさしいでござるな。 | |
だって年寄りはいたわらなきゃ。 |
爺、お日様は有り難いけれどちょっとまともすぎだねあ!!あそこになにか黒いものが動いたよ熊?。 | |
姫。どこでござるか逆光でよくわからないでござるがズ-ムにて。 |
爺、熊じゃなくさきほどの男性じゃん。 | |
姫。さようでござるなもうあんなところまで登っているとは。 |
反対に今来た道を振り返れば青い空、白い雪でござる。 |
爺、タイプぶなだね。 | |
姫。さようでござるな今日はじめての満足でござる。 |
爺、保久礼小屋だねここからが本来のおたのしみコ-スだね。 | |
姫。さようでござる。しかしまだ雪がったっぷりあるでござるな3mくらいかな。 |
ちょっと爺の腕ではこんなもんでござるな修行が足りないでござる。 |
キビタキ小屋付近のぶなも素敵なぶながおおいでござるにちと残念でござる。 | |
帰りに少し散策してみたらどう。 |
爺、少しは下界など撮って見たら。 | |
姫。さようでござるか。しかしあまりすっきりとしないでござるな。 |
爺、樹林帯を抜けたねミニ樹氷だ。 | |
姫。さようでござるなしかしながらシュプ−ルが邪魔でござる。 |
爺、弥彦の方が見えないよそしてだれもこないね、こんないい天気なのに山は朝が勝負なのにね。 | |
姫。さようでござるな、あれ一人きたような?どうしたんでござろうか。 |
爺、少しはお気に入りゾ−ンじゃんゆっくり撮っていいよ。 | |
姫。さようでござるかそれではお言葉にあまえて。 |
爺、やっとおひとり来たよ。小千谷市から来たんだって昨日の午前中はこちらは真っ黒に見えたらしく今日に変更したらしいよ。 | |
姫。さようでござるかやはりみなさん同じでござるが。 |
爺、右に西蒲三山がみえるねそして左には米山かな。 | |
姫。さようでござるなそれにしてもシュプ−ルが邪魔でござる。 |
爺、おっぱい風紋ができているよ。 | |
姫。どこどこどこでござる。ああそれでござるかちとさみしいおっぱいでござるな。 | |
爺、なにかヘリコプタ−の音がしない。あ!!あれは爺直ちにゲットせよ。 |
爺、取材のヘリかなもうすこしズ-ムじゃ爺。 | |
姫。先ほどとは打って変わりきびしいお言葉お年寄りにはやさしくではなかったのでござるか。 |
爺、もうすこし大きくないと解らないじゃん。 |
爺、まあ少しピンボケだけどこんなもんだね爺の腕では。あれ新潟県警の「はるかぜ」だよ何か遭難騒ぎでもあったのかな。 |
爺、いっちゃった。 | |
姫。さようでござるな、なにかあったのでござろうか。 |
爺、お疲れさん。小千谷からの方だよ、このへんが大岳だろうといわれているよ。 | |
姫。さようでござるな雪庇の張り出しなどを考えるとそんな感じでござる。 |
爺、どうもすっきりしないね。 | |
姫。さようでござるな爺の腕ではこんなもんかと。 |
爺、粟さんを見ながらお昼にしよう。 | |
姫。さようでござるな。 |
第2幕
「宴の跡にも残り少ないご馳走あり」