第２幕
「ミノ姫恋におちるの巻」

長岡藩のミノ姫と新発田藩のあやめ姫とは、仲良しでありメ−ルのやり取りなどをしておりました。そんな ミノ姫にあやめ姫から二王子岳から観る飯豊連峰の雄大さを何度となく聞かされており、晩秋の今日ヒデ爺をお供に出かけてきたのでありました。

爺、めったに観れない光景を見れてよかったね。 姫、さようでござるしかるに後がちとがっかりでござったな。

	姫、いましばらく３０分程待ってみるでござる。もしかしてパ−ト�Uかもね。
	爺、今日の飯豊連峰は恥ずかしがってもう晴れないよ。あきらめが肝心だよ爺。
	姫、さようでござるな。諦めが肝心でござるか。かえるとするでござるか。

爺、まだ登ってくるよ小屋はだいじょうぶなの。 姫、なんとかなるでござる。

	姫ノ-トおじさんとまた一緒でござるな。またノ-トになにやら書いておるでござる。粟が岳は晴れているようでござるそれにひきかえこちらはどす黒い鉛色の空でござる。
	爺、またぐち。ノ-トおじさんカメラも持っているじゃん。
	姫、歳を取ると愚痴もおおくなるでござる。

爺、彼も下山してきたよ。爺、ほらもう少し景色をとらないと。 姫、さほど綺麗の風景ではないと思うでござるが。

	爺、どうしよう彼も止まってカメラをだすみたい。
	姫、さようでござるな声をかけるでござるな。
	どうもです。やっぱり晴れませんね。しかしこの轍はすごいですね登りと違って踏み後が硬くなって歩きやすいですね。

	姫、また朝のメンバ-になったでござる。ノ-トおじさんも下っていったでござる。
	そうだねゆっくり下ろう。かれに挨拶しなくちゃ おさきに失礼します。(~o~)
	姫、ちと違うようなきもするでござるが。

爺、彼が来たよゆっくり歩いてよ。 姫、そうでござるか。 爺、先にいってもらおうよ。お先に失礼します。 姫、それもちとちがうような

爺、離れず、近づかず定位を保て。 あいあいさあ。

爺、だめだよ離れすぎだよ。 姫、そういわれても爺も写真を撮りたいでござる。 爺、天気も良くないし登るときいっぱい撮ったじゃん早く行こう。

	爺、ほらノ-トおじさんがあんなところに彼もあそこに早く行こう。
	姫、大丈夫でござる若い彼はまだペ−ス配分がいまいち、おいつけるでござる。

	爺、またお二人に追いついたね。よかった。爺いろいろ聞いてよ彼に。
	姫、彼はスキ−もやるらしいでござるな。
	爺、またノ-トおじさん先にいちゃたよ。またワカンを付けているよ、こんなにしっかりした道なのにワカンないな。
	姫、ノ-トおじさんはきっと雪歩きをたのしんでいるのでござる。

	姫、雲行きが怪しいでござる。雨にならねばいいのでござるが。
	爺、空より彼だよ早く写真なんかうまくないんだからいいじゃん早く。

爺、5合目だよ。ようやく追いついたね。 姫、さようでござるなお二人とお話などするでござる。 爺、だめ緊張して声が出ないよあ行っちゃったよ。

爺、もっと早く行こう見えないよ二人の姿が。 姫、なかなかお二人は早いでござるな。

	姫、ようやく追いついたでござる。やはり若さでござる早いでござるな。ここまでくればもう大丈夫でござるゆっくりお二人と山の話などしていくでござる。
	爺よかったね。あのままもう会えないかと思っていたの。彼から飴をもらちゃった。うれしいな。
	姫、ノ-トおじさんは川内山魂辺りの渋い山の話をしておるでござるになかなかのベテランでござるよ。彼は今年から登山を始めたらしく飯豊山が最初だったとか鳥海山なども登ったらしいでござる、山のテ-マパ-クはまだ登っていないらしいでござる。またバスケットボ−ルにスキ−となかなかのバリバリ体育系でござるなお住まいは新津市とか。雨がおちてきたでござる残念でござるがお二人に挨拶して下るでござる。
	爺しょうがないね残念だけどそれじゃお先に失礼します？

	姫、雨に濡れた晩秋の紅葉もなかなかいいでござるすこしお待ちを。
	爺それはどうでもいいんだけど彼がこないよ。ノ-トおじさんは先に行ったのに。あ！！！！彼が来たもっと撮っていいよゆっくりと。

	爺、彼がカメラの事で爺に聞きたいんだって。ちゃんと教えてね。
	姫、了解でござる聞けば彼は山に登るようになってから、広角のカメラかパノラマ撮影ができるカメラが欲しいらしく、爺はリコ-のＲ３をすすめたでござる。２８ミリの広角、手振れ防止機構と、そして７倍ズ−ムでコンパクトであり山ではもってこいでござる。

	姫、なかなかの好青年でござるよかれは挨拶などをしっかりしておるし。
	爺そうでしょ。素敵な青年だよ。爺ここの小沢がいいね。姫のお気に入りにいれとこ。

爺、お疲れさんよかったね途中で引き返さなくて。 姫、さようでござるあのお二人のおかげでござる。 爺ノ-トおじさんが靴を洗っているよ。

	爺ノ-トおじさんが帰るよ またどこかであいましょうだって。
	姫、さようでござるな。また飯豊あたりで会えると飯豊ござるな。
	爺、臭！！、そしてあの青年ともまたどこかで会いたいねかならず。

	姫、林道の紅葉でござる今年最後の紅葉でござる。里の秋も終わり、そして姫の恋もお散たでござったな。姫、諦めが肝心かと。
	爺、なに！！まだお散ていないよ諦めないもん。帰ってからインタ-ネットで探すもん。それより温泉温泉。

第一幕
「飯豊連峰を喰った人」
第２幕
「ミノ姫恋にお散る」


めでたし　めでたし