華 の二幕	コ-ス	鬼が面山山頂〜（６０分）〜北岳〜（40分）〜狢沢カッチ〜（40分）〜前岳直下〜六十里越登山口
		タイム	登り2時間と２０分　　　　　下り4時間

鬼が面山山頂を後にした爺と姫はすぐに
鬼ではなく美人さん達の歓迎をうける

爺あの大きな穴みたいな岩はなあに。 姫、もしかすると熊の穴という岩穴かもしれませんぞ。

	爺それにしても熊の穴付近は色々な美人さんが多くいるね。 姫、熊も爺や姫のようにやはり面食いなのかもしれませんな。

	爺熊の穴というよりも雨宿り岩のほうがいいかも。
	姫、さようでござるそれにつけてもよく出来ている岩穴でござる。

	爺ここが北岳だね標柱がないけどここからいったん急下降しての登り返しがきつそうだね。
	姫、さようでござる帰りがちと心配でござる中央の頂きが狢沢カッチその奥が浅草岳でござる。

姫、この急降下がもったいないでござる。

	爺ここからの鬼が面は迫力あるねまさしく絶壁だね。
	姫、さようでござる田子倉コ-スからみたまんまでござるな。

	北岳からお目当ての美人さんがいないでござるもう美人さんはいないのでござろうか。
	爺とりあえず狢沢カッチまで登ってみない。そこであえなかったら帰ればいい出ないか。
	さようでござるな狢沢カッチまでいくでござるな。

	爺美人さんのお出ましだよ。
	姫、登る元気が出てきたでござる。

爺、狢沢カッチに着いたね 姫さようでござるなそれにしても美人の誘惑につられこんな所まで来てしまったでござる。

	姫、思えば遠くにきたもんだ行きはよいよい帰りが恐い、鼻歌なんぞがでるでござる。
	爺ところで前にみた瓦版でＶ字型に切れ落ちた岸壁の写真があったけどまだなのかな。
	姫、実は爺もそれがちと気がかりでござるせっかくここまできたでござるにいま少し進でござるか。

爺、貴婦人さんが咲いているよ 姫もうすこし先までいくでござる。

爺狢沢カッチからの急な下りはもったいないけどこの辺じゅないの 姫、そんな感じでござるな。

爺狢沢カッチから5分しかたっていないけれど、ここかな例のＶ字の谷は。 姫、そんな感じでござるな覗き込んでみるでござる。 爺ここまできたらもうすこし先までいかない。 いますこし進むでござる

	爺美人さんたちがまた歓迎しているよここまで来てよかったね。
	姫、さようでござる今しばらく登り見晴らしのいい場所でお昼にするでござる。

	姫、この辺で終わりにするでござる先ほど浅草岳からの下山してきた人の話では浅草岳ではまだ美人さんに逢えなかったらしくがっかりしたがこちらのコ-スでは逢えると聞き下山路に選んだ人に4人もすれ違ったでござるに。
	爺そうしよう、ここで終わりにしよう。最初から浅草岳が目当てではなかったことだし。昼食にしよう。
	姫、いい眺めででござるがここまで4時間30分でござるちと帰りが心配でござるあの北岳までのアップダウンがくせものでござる。

昼食をおえた爺と姫は今来た長い道のりをところどころに咲く
美人さんに励まされながら引き返していった。

この北岳の登りがきついでござるなゆっくりゆっくり登るでござる。 爺ゆっくりゆっくりいこう

爺、こちらでは花より団子組みだねみなさん上機嫌だね さようでござるなそれにしても暑いでござる。

爺これが見納めだよしっかり美人さんを拝んでいけば。 そうするでござるここでお別れでござるにまた逢う日まで。

爺、朝の藪の道はうっとうしく感じたけれど今は心地よい風がそよいでおり涼しくてきもちがいいね 姫さようでござるこれで少しは暑さから開放されるでござる。

爺さきほど白い犬を連れて登っていった人はもしかするとあの民宿の人かな。 姫、そうかもしれませんぞこんな時間に登っていくなんぞ地元のかたでござる。それにあの白い犬も。

残雪は気持ちがいいでござる水も冷たく生き返った気分でござる 爺やっと水場だね生き返ったね。

爺、お疲れさん大丈夫？ ひめさゆりの美人さんたちは最高でござったが心はメロメレ体はガタガタでござる。 爺、それでは早く温泉で疲れをとろう。

爺と姫は待たしておいた籠に乗り
守門温泉にむかったのであった。。

	華 の一幕	コ-ス	六十里越登山口〜（40分）〜マイクロウエ−ブ〜（40分）〜南岳〜（50分）〜鬼が面山山頂
		タイム	登り2時間と10分
	華 の二幕	コ-ス	鬼が面山山頂〜（６０分）〜北岳〜（40分）〜狢沢カッチ〜（40分）〜前岳直下〜六十里越登山口
		タイム	登り2時間と２０分　　　　　下り4時間

めでたし　めでたし