胃切除後のおもな後遺症
食後に多く発生する症状
■ | 逆流性食道炎 | ||
★ | 症状 この症状は主に胃を全摘した人と噴門側胃切除を受けた人に多く食べ物の逆流を防ぐ噴門弁がないためにおこる。 むねやけ、げっぷ、苦い水があがってきて胸や喉がひりひり痛み苦しくおもに早朝の就寝時に多く発生する。 |
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★ | 原因 胃切除により消化液(胃液、胆汁、膵液、)が食道へ逆流するために起こる。 |
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★ | 対策 夜、眠る2時間前以降は食べ物は摂らないようにする。 座布団などで上半身を高くしてから眠る 夕食はあまり脂っぽい物や刺激の強い食物は摂らないようにする。 むねやけの治療薬や粘膜保護剤を飲む。 (フォイパン錠、アルロイドG液剤など) もし起きた時は、牛乳を飲んでみる。 |
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お陰様で、この後遺症の自覚症状は「つかえ」を胃カメラで食道と小腸の吻合狭窄部分を拡げてもらってから「つかえ」と入れ替わり発生するようになった。 術後6ヶ月以降はそんなでもなかったが食物のレパートリーが増えるに従い術後10ヶ月頃から頻繁に発生するようになった。症状は主に早朝に膵液や胃液が逆流し喉に焼きゴテを押し付けられたような感じでもがき苦しむのである。 また、逆流した膵液などが気管に入った時は最悪で咳がしばらくの間止まらず苦しまなければならない 対策 ・夜眠る前はできるだけ食べ物は摂らないようにしている。 ・就寝時少し上半身を高くして眠る。 ・粘膜保護剤の「アルロイドG液剤」を処方してもらったが生理的に・ どうしても寄せ付けず「フォイパン錠」を常用している。 ・発生した時は牛乳とスポーツ飲料を飲む ・術後24ヶ月から夜食に果汁100パーセントのリンゴジュースを飲んでからは前みたいな激しい逆流は発生しなくなった。 ・この時期からフオイパン錠は昼と夜の2回の服用に変更した。
(逆流性食道炎の胃カメラ画像勇気のある方はどうぞ) |
■ | つかえ |
★ | 症状 食べ物が喉の奥でつかえて苦しくなる。発生するのは食事の始め。途中、終わり頃と決まっていない為やっかいな症状であり、左右の奥歯から唾液が止め処もなく流れ出して止らないこともある。ひどいときは呼吸さえ困難になる事がある。 |
★ | 原因 早食い、食べすぎ、水分のとりすぎ、食道と小腸との吻合部狭窄などがある。 |
★ | 対策 ゆっくり食べる。水分は食前に摂り食事中は多く摂らない 軽症の時はすこし休んでからまた食べる。 あまりにも頻繁に発生するようなら吻合狭窄も考えられるので早めに胃カメラで縫合部分を広げてもらう必要もある。 |
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噴門側胃切除の空腸嚢間置再建術で食道と小腸の吻合部が狭かったため?早食いの為なのか退院直後からは5ヶ月間苦しい思いする。ほとんど、食べ初めてから5分以内でつかえが発生した。 軽症の時は少し休んでから又食べ直した。 重症時は口の中に手を入れて無理矢理嘔吐してまた食べ直した。 最悪は嘔吐した後、両方の奥歯から唾液が止めどなく流れだし、も〜う 止りません。まるで 牛さんです テッシュでは追いつかずタオルで唾液を吸い取る始末。 一時期は本当に食事に対して又つかえるのではないかと恐怖感さえ感じる事さえあったが、wedや雑誌などで調べるとこれ位は胃を切除した人はみなさん経験するらしいのでしょうがない事なのかと思ったりして無理矢理食べた。 ところが術後6ヶ月検診の胃カメラ検査で吻合狭窄がありカメラで広げてもらってからはほとんどつかえがなくなりました。 しかし、やはり早食いは厳禁。ゆっくりよく噛んで(50回程)食べている。 |
■ | 早期ダンピング症候群 |
★ | 症状 食後30分以内に起こる脱力感、動悸、めまい、冷汗、はきけ、顔のほてり、腹痛、下痢など。 |
★ | 原因 食物が急速に小腸へ俳出されるため。 |
★ | 対策 食後しばらく横になる。 食べる量を少なくする。 食事の回数を多くする。 低炭水化物、高たんぱく、高脂肪などの食事をする。 |
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主に朝食後が多く全身に脱力感や、倦怠感などにみまわれ、なにもしたくなくなる。対策は食後直に動かず少し休む(昼食後の昼寝10分など)ただし、噴門弁が無いので横になると逆流が発生するため椅子などによりかかって休む。 |
■ | 後期ダンピング症候群 |
★ | 症状 食後2〜3時間において脱力感、冷汗、眠気、めまい、手指の震え、全身の倦怠感などが起きる。 |
★ | 原因 小腸での消化吸収が早すぎて血液中の糖分が少なくなるため。 |
★ | 対策 甘いものを食べるとすぐよくなります。 いつもポケットに飴を用意しておきしょう。 |
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お陰様でまったくとい言っていいほど後期ダンピング症候群にはなっていない。しかし常にビタミン飴、黒糖飴、のど飴、などを数個ポケットに入れておく。 |
■ | 腹痛 |
★ | 症状 いろいろな症状があるが軽い腹痛の場合は |
★ | 原因 お腹を冷した。冷たい物を食べた。消化の良くない物を食べた。 便秘になった。などがある。 |
★ | 対策 腹巻でお腹を保温する。お腹を暖めてマッサージをする。 便秘なら下剤を飲み、便のコントロールをしてみる。 |
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お陰様で、あまり頻繁ではなく、食べ過ぎた時などである。 対策ではないが、お腹を冷さないように薬局などで売られている遠赤外線効果で暖かい?薄い腹巻を退院後使用している。 |
■ | 消化吸収障害(下痢) |
★ | 症状 腹痛のない下痢をする。 |
★ | 原因 胃を食べ物が通過する時間が短い為に胃酸の低下、胆汁の停滞、膵液の分泌機能や腸の運動低下などがある。 |
★ | 対策 良質の蛋白や高カロリー食を少量づつ、頻回にゆっくり食べる。 脱水になりやすいので水分を多めに摂りましょう。 |
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お陰様で、いままで、下痢は病気になる前からも殆んどしたことがない体質であり、術後もほとんど下痢はしていない。これも幽門が残っているお陰でありY先生に感謝感謝である。 |
■ | 消化吸収障害(便秘) |
★ | 症状 何日も排便がない。 |
★ | 原因 排便のリズムは各人それぞれ違っており決まった症状はないが術後、消化の良いものを少しずつ食べるためどうしても便秘がちになってしまう。 |
★ | 対策 水分を多く摂る。 大腸は怠け者なので大腸の運動を助けてあげる、散歩などしてできるだけ体を動かしてやる |
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お陰様で、術前は毎日ほとんど排便があったので一日でもないと気分が悪く入院中便秘から腸閉塞になった人を二人もこの眼で見ており便秘には事の他注意をした。 術後排便はあったが便がコロコロ便であり術後3ヶ月までは「プルセニド錠」という下剤を服用。しかしあまり長く下剤を服用すると癖になってしまうため中止し、その代わりに「酸化マグネシュウム」を術後10ヶ月まで服用していたがその後は快便になったので薬はのんでいない。 |
■ | 牛乳不耐症 |
★ | 症状 牛乳を飲むとお腹がゴロゴロ鳴って下痢をする。 |
★ | 原因 胃酸の低下の伴い、小腸での乳糖を分解する酵素が低下するため。 |
★ | 対策 1回に飲む牛乳の量を少なくして温めて飲む。 乳糖を分解してある牛乳や、低脂肪の牛乳を飲む。 ヨーグルトなどの乳製品に切り替える。 |
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術前は飲めたが術後飲めなくなる人がいるらしいが、お陰様で術前からと術後からもまったく牛乳に関しては問題なく多いに飲んでいる。 |
胃の手術後に起こりやすい症状
■ | 腸閉塞 |
★ | 症状 胃切除後で一番注意しなければならない病気であり癖になったりするため術後2〜3年で1回の食事量が増えてくる時期が一番起こりやすいデーターがあり油断してはいけない症状で注意が必要である。 強い腹痛が断続的に続き嘔吐やはきけがある。 お腹が張り、おならや便がでなくなる。 |
★ | 原因 食べすぎ、体力低下などにより胃、小腸の機能低下に伴う癒着のため。 |
★ | 対策 お腹を温める。 浣腸をしてみる。 無効な時は、医師の診察を早めに受けましょう。 |
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お陰様で、今のところ体験なしであるが、みなさん術後何年かして体験される方もいるので注意注意。初心忘れるべからず、腹八分目である。 |
■ | 鉄欠乏貧血 |
★ | 症状 めまい、ふらつき、息切れなど |
★ | 原因 胃切除による低酸状態のため、胃液のなかにある鉄分が少なくなるため。 |
★ | 対策 鉄分を多く含んだ食品を毎日すこしずつ食べる。 (豚レバー、卵、牛もも肉、豚もも肉、凍り豆腐、かつおフレーク、ほうれん草、黄な粉、胡麻など) 鉄剤を飲む。 |
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お陰様で搖れる思いはほとんど体験がありません。 |
■ | ビタミンB12欠乏貧血 |
★ | 症状 めまい、ふらつき、息切れなど。 |
★ | 原因 ビタミンB12が小腸から吸収されにくくなるため。特に胃全摘の人はビタミンB12が小腸から吸収されないので要注意である。 |
★ | 対策 ビタミンB12の補給をする。定期的にビタミンB12の注射を受ける。 |
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術後1年が過ぎた頃検査をしたが、お陰様で基準内だったため注射はしていない。でも、息切れは時々ある。 |
■ | 術後胆石症 |
★ | 症状 痛みなどが無い場合が多く1年検診などやドックで発見されることが多い。また右の背中、右の脇腹と痛みが移動することもある。 |
★ | 原因 胃の手術時に胆嚢の神経が切れてしまう為、胆嚢の働きが悪くなり胆嚢に炎症が起こったりして、胆石ができることがある。しかし、はっきりとした原因は解らない。 |
★ | 対策 症状が強く痛みが伴う場合は摘出手術をしなければならないが、痛みが無いときは経過観察でもいい。 |
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お陰様で、こちらもしっかりと学習させていただきました。 術後1年の検診で素敵なプレゼントでした。たいせつにしております。 |
■ | 骨粗しょう症 |
★ | 症状 骨、歯が弱くなる |
★ | 原因 カルシュウム不足。ビタミンDの吸収障害 |
★ | 対策 牛乳、チーズ、ヨーグルト、などの乳製品を毎日取る。 カルシュウム剤の投与。日光に当たる。 |
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お陰様で、術後良く噛まなければならなくなりしっかりと 歯 は弱まってきています。そんな訳で、牛乳200cc、チーズ1個、ヨーグルト300ccなどを摂取し出来る限り太陽に当たるように山登りに励んでいる。 |
■ | お な ら |
★ | 症状 所かまわず芳醇でかぐわしき香りをふりまき、自分の意思どうりにならない曲者であり車の中などではもう極致の極みに涙してしまいそうになる。 |
★ | 原因 腸内細菌の増加、 食事の時に食べ物と一緒に取り込んでしまう空気 |
★ | 対策 食事はよく噛んで食べる。乳酸菌、ビフィズス菌の飲用 あまり、悩まないで、芳醇な香りを楽しむ。 |
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お陰様で、術後半年まではそんなに多く発生しなかったが、半年がすぎ食事のレパートリーが増え始た頃からなかなかどうして手ごわい相手になってしまった。なぜか、午後の2時くらいから5時くらいの時間帯に頻繁に発生した。しかし術後1年半すぎからは発生がすくなくなってきている。 また、食べすぎ、体調不良時などに多く発生するのでいまでは体調を知るよきパートナーでもある。 そして、術後半年からヤクルト400を毎日朝晩各一本飲用している。 |
●この他にも糖尿病、残胃がん、重複がん、
うつ病、やせなどがあり注意が必要ですが
自分だけで深刻に悩まず医師に相談しましょう。
食事編です |