術後30日から45日まで(退院まで)
MRSAとの苦しい戦いもようたく勝利が見えはじめ
前半は久しぶりに穏やかな日々を過すが後半は?
術後30日 02年3月8日 わがままなお願い | ||||
4:00 |
熱37,7℃ ナースさんに氷枕をお願しまた眠る |
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9:00 | 熱36,5℃ 平熱です。昨夜からのバンコマイシンの増量が効果あったのか?また、術後14日から始まった食事のメニュウがワンパターンになってきたのとなぜか虫生にパンが食べたくなりだめもとで先生に朝食にパンをお願いしたところ快く了解してもらいました | |||
10:00 | バンコマイシン点滴 |
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12:00 | 昼食 また、かれいの煮付けがでてきました。さすがの魚好きの私とミノでもちょっと(>_<) | |||
15:00 |
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16:00 | 熱37,5℃バンコマイシン点滴 | |||
21:00 | テレビで向井亜紀さんのがん闘病記をドラマにした放送があり同室のみなさんも最後まで見ていたようでした。 |
術後31日 02年3月9日 パン食うれしいな | ||||
6:00 |
熱36、7℃ 早く朝食にならないかなと考えてしまう。こんな気持ち何日ぶりでしょうか、ミノも嬉しそうです。 |
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7:45 |
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9:00 | 朝食を食べ過ぎたせいか、はきけと胸焼けが襲ってきました。前期ダンピングなのかベッドでしばらくは安静にしていなければなりませんでした。 |
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10:00 | バンコマイシン点滴 窓際にいたOさんがめでたく退院されていきました。餞別代わりに素適な言葉をいただきましたその言葉とは【闘病するのではなく従病して歩む】という言葉でした |
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16:00 | バンコマイシン点滴 | |||
22:00 | 熱37,3℃ 今日の最高値です。 |
術後32日 02年3月10日 穏やかな一日 | ||
6:00 |
熱36,5℃ |
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7:00 | 両親が様子を見にきた熱も落ち着いてきたので心配しないように話をする。 | |
今日もバンコマイシン朝と夕方点滴あり | ||
20:00 | 担当ナースのSさんに明日の朝ベッドを窓際に移動してもらうようにお願いしました。久しぶりに穏やかな一日でした。 |
術後33日 02年3月11日 勝利宣言? | ||
6:30 |
ベッドを窓際に移してもらいました。天気がよい日は朝日がベッドに入ってきて気持ちがいいです。 |
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9:00 | 回診時にお腹のドレーンが抜かれました。これで後は熱さえ出なければ退院が近いかもしれませんと先生に言われました。 |
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10:00 | バンコマイシン点滴 16:00夕方のバンコマイシン点滴 | |
18:30 | やはり出できました。熱37,7℃ ドレーン痕が痛みだしました坐薬を使いました。 結局この時の坐薬が最後になりました。思い起こせば長い間坐薬さんにはお世話になってしまいました。殆んど毎日飽きもせず2本ほどナースさんにお願いしていましたのでこれでしがない私のお尻をナースさんが見なくてよくなりほっとしました。 |
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これで勝利を宣言したいのですが先生はもう少し様子を見たほうがいいらしくバンコマイシンは明日以降も続けるとの事です |
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術後34日 02年3月12日 退院後の栄養指導 | ||
14:00 |
栄養士のSさんから退院後の生活・栄養指導を受けました。これが一番大切なことであり指導内容は当病院で発行している「胃の手術を受けられる方 受けられた方へ」という小冊子の内容に沿って1時間ほどの講義を受けました。 詳しい内容は術後ライフワークのページの載せました。 |
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16:00 | 朝と夕方のバンコマイシン点滴 | |
19:00 | 熱37,5℃ お腹が少し痛むが我慢できない程の痛みではなかったので坐薬は使いませんでした。 |
術後35日02年3月13日 バンコマイシン終了? | ||
7:30 |
Y先生よりまだ熱があり念のため今しばらくはバンコマイシンをやる事を告げられる。本当の勝利宣言は何時になったら出来るのでしょうか? |
術後36日 02年3月14日 退院後の生活指導 | ||
14:00 | 担当ナースのSさんより退院後の生活指導を受けました。その中で1年間我慢した方がいい食品は餅類らしいです。そして便秘に注意との事です | |
16:00 | 朝と夕方のバンコマイシン点滴 |
術後37日から45日(退院)までです
最後までMRSAには悩まされた入院生活でした
術後37日 02年3月15日 なんだこの痒み? | ||||
4:00 |
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9:00 | バンコマイシン点滴 | |||
15:00 | 入浴後、朝と同じように背中がかゆくなり先生に診てもらい先生は念の為夕方のバンコマイシンは中止しましょうとの事です。そしてかゆみ止めの軟膏を出してもらいました。 【オイラックスRH軟膏】鎮痒消炎剤 |
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23:00 | 背中がまたかゆくなり薬を塗りました。 |
術後38日 02年3月16日 アレルギー体質? | ||
7:00 |
背中がかゆくナースさんに診てもらうと伴創膏の痕が赤く腫れており、アレルギー体質かと問われたので花粉症ですと答えました。 |
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9:00 | 回診時に先生からバンコマイシンは今日で終わりにしますと告げられまたも副作用なのか????ナースさんが別の痒み止めの軟膏を持ってきました。【リンデロンーRVG軟膏】 |
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16:00 | これが最後のバンコマイシン???? | |
22:00 | 背中、と腕までも痒くなりだし薬をぬりました。 |
術後39日 02年3月17日 退院日は? | ||
9:00 |
明日の血液検査の結果を診て退院日が決まるらしいです しかし、このかゆみを何とかして貰いたいものです。 午後よりSさんがめでたく退院されていきました。ついに517号室は私とミノだけになってしまいました。 |
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22:00 | 背中、腕、そして喉までかゆくなり薬を塗りました。また夜中にもかゆみで目覚めてしまいました。 |
術後40日 02年3月18日 皮膚科外来へ | ||||
6:00 | 背中がかゆくナースのOさんより薬を塗ってもらいその時に2つの軟膏の違いを教えて貰いました。 【リンデロンRVG軟膏】はアレルギー用の痒み止め 【オイラックスH軟膏】は一般的な痒み止めの薬らしい。 そして、先生に皮膚科の診察をお願いするようにと助言をいただきました。 |
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13:00 |
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18:00 | またしてもかゆみが出始めてから食欲が湧きません。いままで食べ物でじんましんがでたことがなく、なにが原因なのでしょうか? | |||
21:00 | 消灯まえにナースさんより背中に薬を塗ってもらい就寝です。 |
術後41日 02年3月19日 ジンマシンの原因? | ||
1:00 |
背中が痒くて目覚めナースさんより薬を塗ってもらうがそれ以降も足、胸など体中がかゆくなり熟睡できませんでした。 |
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8:30 | 皮膚科のS先生回診時にジンマシンの症状が重くなってきているので朝1番に薬の手配をしてもらいました。また先生にジンマシンの原因を尋ねましたが原因は解らないらしい。 | |
10:00 | ジンマシンの錠剤「ジルテック錠10」という薬が届きました |
術後42日 02年3月20日 退院3日前? | ||
8:30 |
皮膚科S先生回診、昨日より症状が回復してきたので22日に外来で診察しますと言われました。 |
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9:00 | 主治医のY先生より22日の皮膚科外来の診察結果によって退院日を決定しましょうとの事です。 ようやく退院という言葉が先生の口から聞かれました。 |
術後43日 02年3月21日 退院2日前? | ||
今日は春分の日です。私とミノの春の日は何時? |
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14:00 | 入浴シャワーのみ、だいぶ湿疹もジンマシンをよくなってきており本当に退院が出来そうな感じがしてきました。 熱も落ち着いてきており、かゆみさえなければ快適な入院生活になってきました |
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15:00 | この日より、かあちゃんから退院に向け、入らないものをすこしずづ家に運んでもらいました。 |
術後44日 02年3月22日 退院前日 | ||
1:00 |
急患の患者さんが部屋に運びこまれてきました。 昨年12月にこちらで胃がんの手術をし現在自宅療養中との事です。胃を切除したひとが1番怖い後遺症である腸閉塞らしく、苦しんでいます。 朝方、腸を洗浄したら21日の夕食に食べたものがでてきたらしく食べすぎが原因らしいです。これで入院中二人腸閉塞になった患者さんを見ましたが 明日は吾が身 わたし達も注意しなければいけません。 |
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7:00 | 改めて主治医のY先生より今日の皮膚科外来の検診で問題がなければ何時でも退院していいとの事です。 | |
13:00 | 待望の皮膚科外来です。ジンマシンも湿疹もよくなってきているので退院OKの返事をいただき2週間分の薬をだしてもらいました。やった(^O^) 部屋に帰りかあちゃんと相談して明日の午後から退院することに決めました。またナースさんに退院の手続きをお願いし次回の外来予約を4/4にしていただきました。 |
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21:00 | 小さな心配事 熱もなくなり薬の副作用も落ち着いてきてようやく退院になりましたが1つだけ気がかりなことがあります。 それは、排便が毎日無い事です。先生やナースさんも術後しばらくの間はみなさん下剤をつかっているらしくあまり心配しない方がいいと言われますが。下剤3錠服用し就寝 |
ミノとヒデの体調グラフ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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術後45日 02年3月23日 退院当日 | ||||
6:30 |
気がかりだった排便があり安心しました。昨夜就寝前に飲んだ下剤の効果でしょうか。 |
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10:30 | 入浴、鏡に映る体はまるで栄養失調のようにやせ細ってしまって手足の筋肉がげっそり落ちて体重は51kgで術前より8kgも落ちてしまった。これからどこまで戻せるのか、せめて55kg位までは戻したいものである。 |
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12:00 | 最後の昼食である。ゆっくり味わいながら食べましたメニュウは全粥、流動食スープ、卵焼き、鯛味噌、トマトときゅうりとほたてのサラダでした。 |
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14:00 | かあちゃんと妹が来てくれる。ナースステーションに寄り皆さんにお世話になったお礼を述べがんセンターを後にしました。 |
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長かった入院生活(リハビリ)もようやく終わり待ちに待った退院であった。順調ならば3週間程で退院出来るはずが45日間もお世話になってしまうとは。体力には自信を持っていましたがまさかこれほど体の免疫力が無かったとは?
そして、かあちゃん 45日間 片道1時間かけての看護 ありがとう”” これからもよろしくと! |
次は自宅療養です |