術後11〜12ヶ月

2003年
1月1日〜3月6日まで

術後329日から387日まで 
この期間はようやく術後1年にあたりいままでのように後遺症に対し試行錯誤した期間であった。そして嫁いだミノから思いもしなかった1周年記念に素適なプレゼントが届いたり、楽しいお友達との疎縁などがありました。

また、術後、寒がりになってしまいホッカイロを春まで手放せなくなってしまいました。
おっと、もうひとつ昨年の年末にやってしまった肋骨骨折の治療期間でもありました。

ミノのお友達
逆流さん 年が明けてもに遊びに来ます。なかなか彼も私に似て気分屋さんです。類は類を呼んでいます。
好きな食べ物なチョコ、せんべいではなくなんでもOKになってきました。
好きな飲み物は牛乳です。
好きな果物はりんごです。

12月の中旬からアルロイドGという緑色の液剤を服用するがとてもまずいので一月から「フオイパン錠」に変更してもらいました。
つかえさん 年明け後も逆流さんに遠慮してか?ほとんど遊びにこなくなりました。でも大切なお友達です。
ころころ
さん
お調子もんのころさんはやっぱりお調子もんです。
好物は酸化マグネシュウムで毎食後2g服用していた。そしてヨーグルト300mlとヤクルト400を朝晩1本飲用です。ところが
ダンさん 時々、遊びにきます。好物はいろいろあり。


術後329日 03年1月1日 初日の出と再会と鯛焼くん
2003年の元旦の朝は昨年と同様に天気予報と違い、とても静かな元旦の朝を迎えました。早速初日の出を撮りに今年は国上山の朝日展望台に向かいました。すでに4〜5人の方がおられ初日の出がでるのを待っておりました。
(2003 07:24)

初日の出を撮影し自宅にもどり、術後初めてお餅の入った雑煮を食べました。1年ぶりのお餅です。ゆっくり噛んで味わいながら食べました。
その後お寺に新年の挨拶に伺いうれしい方との再会です。その方はがんセンターで同室だったOさんです。私が「闘病ではなく従病にて歩む」事を教えていただいた方です。Oさんは毎年新年のお手伝いにきており実は以前から私達はお互いに新年にお寺で逢っていた訳です。これも何かのご縁なのでしょうか。

そして、弥彦神社へ初詣に出かけお祓いをしてもらい帰りに弥彦の分水堂さんから美味しいたいやきとパンダ焼きを買って帰りました。
(分水堂さんのたいやきとパンダ焼きをたべると他の店の物は食べる気がしなくなるほどばかうまです。)


術後339日 03年1月11日 ころころさんどうしたの
お調子もんのコロさんが昨年の末からどうしたことかほとんど遊びに来なくなってしまいました。そんなことで大好きな酸化マグネシュウムの服用を今日かぎりで終わりにしました。

でも、ヨーグルトはいままでと同じく300ccほど飲み続ける事にしました。そして、「ヤクルト400」も朝晩1本飲み続けました。


術後339日 03年1月16日 インフルエンザ予防接種
今年最初のがんセンター外来である。逆流予防で処方してもらった「アルロイドG」がとてもまずい事を告げるとナースさんや、薬剤師さんによれば大好きな人もいるらしいが・・・・?
とりあえず毎日起きてはいないので牛乳で対処していく事にしました。

また、あれほど苦しんだコロコロ便が何故か、快便になった為、酸化マグネシュウムは今回より服用を中止する事を話す。

そして、インフルエンザが流行しているので予防接種をお願いしました。本来ならば昨年と今年とで2回接種したほうが効果があるらしい。


術後350日 03年1月22日嫁いだミノより素適な贈り物
2002年度の人間ドックが、肺炎やら、肋骨骨折、風邪などで延び延びになってしまったが、ようやく今日受けられるようなった。今日までの検査日になるまで、昨年からたびたびお電話を頂いた県立Y病院の医事課のKさんには申し訳なく、更に、当日は一緒に各検査室までご同行していただき、感謝感激でした。

いままで、私が受けた人間ドックはI温泉病院だけでしたが、そちらは「胃カメラ」の検査がなく今回初めて「胃カメラ」の検査が受けられる県立Y病院にしました。この病院には術前、術後とお世話になっており、胃カメラの操作、診断でも抜群な腕を持っている内科のS先生がおりあえて水曜日にして貰いました。

このドッグでは逆流による食道の件。血液検査でのコレストロール値の件、そして残っているミノの件と3件の課題がある事などをKさんに聞いてもらいました。最初の内科検診では昨年の暮れの肋骨骨折の話をするとその先生は2回もスキーで骨折されたらしくよくある事らしいです。
その後順調に各検査も終えました。

そして超音波検査になり、
先生

先生


先生

先生

先生


「素適な宝石をお持ちですね、何時からお持ちですか」
「え・・・・・・・・。」
「直径が5ミリほどで2個ありますよ」
「・・・・・・・心で嘘でしょうそんな馬鹿なと叫び 」
「初めて知りました」
「一年で・・・・・・」しばらく沈黙!!
「手術しなければいけませんか」
「痛みがありますか」
「いいえ、ないです」
「痛みがなければ経過観察でいいと思います」
「肝臓は大丈夫ですね」
「はい終わりました」
「有難う御座いました」
 とお礼を言うが頭の中はパニクッておりました。

 何故、どうして、そんな馬鹿な・・・・・・・・・・・・
 なんと胆嚢に胆石が出来ておりました。胃を手術した人に はよくある事は知っていたが、まさか自分が。今すぐどう こうしなくてもいいので少しは安心だが?
 でも、動揺してしまい先生からプリントアウトして戴く件 をすっかり忘れてしまいました。大失敗でした。

次に今回ドッグのメインである胃内視鏡検査です。S先生に逆流の件も心配なのでよく調べて欲しい事を告げました。先生の隣にインターン生?も一緒に私の胃カメラを診ておりました。
先生
見習?
先生
見習?
先生

見習?
先生






先生

先生

先生

「だいぶ悪い状態だろう」
「そうですね」
「これはすぐに検査しなければだめだな」
「そうですね」
「どれ胃はどんなかな、うん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「どんな手術をしたのかな?????????????」
「これはなんですか」
「何だろう、これが胃だな・・・・・・・・・・・・・・」
 
 モニターをみながら先生と見習い先生?の会話がどうも良
 く解らない。俺の胃袋はどうなっているのか不安である。

 検査が終わり

「逆流で食道の炎症がひどい、今飲んでいる薬は」
「アルロイドGを飲んでいます」
「だめだな、早急に逆流液の検査をしないとだめだ」
「そんなに悪いんですか」
悪い。プリントをやるから先生に早く診てもらいなさい」
「解りました。有難う御座いました
なんと、検査項目の最後のほうにきて手痛いWパンチをいただいてしまいました。胆石といい、逆流といい。医事課のKさんは、私のように検査で異常が発見された人たちを多勢見てきており、励ましていただきましたがもう上の空です。すぐにも帰り胆石の事、逆流の事を改めて調べたい心境です。
最後kさんに同行していただき、検査の合間にくだらない話などを聞いてもらったお礼を述べ会計を済ませました。
結果は2週間くらいで自宅に郵送されるらしいです。
自宅にもどりアルファークラブで知った協和企画が発刊している「胃を切った人・警戒したい12疾患」という本をさそっく手配しました。
また、嫁いだミノからの1周年記念の素適なプレゼントが宝石だったとはこれは、嫁いだミノからの私を忘れないでいうメッセージなのかもしれません。これから残ったミノと二人で大切にしていかないと。


術後351日 03年1月23日ステージB でも心配です
昨日の夕方会社に電話し無理をお願いして休みを戴きました。いろんなサイトで胆石と逆流を調べてがんセンターに向かいました。
今回は予約なしなので待ち時間が多いと思っていましたら30分くらいで順番がきました。

先生に昨日のドックの結果を話しましたら、どちらもそんなに心配することはないらしく胆石に関しては、10人に一人くらいの割合であり悪さをしなければ経過観察でいいらしい。別にこれといった対策もしなくてもいいらしい。でも心配です

逆流に関してはドッグでいただいたプリントを見てもらったところ、昨年の6ヶ月の時点でも逆流の症状はあり今回と同じく
4段階の「ステージB」でありそんなに心配しなくてもいいらしい。でも心配です

そして逆流を抑える「アルロイドG」はとてもまずく効果が薄いようなので今日から「フオイパン錠」という錠剤を処方してもらいました。また先生と相談し来月の術後一年検診をフオイパン錠の効果を確認したい事とドッグの診断結果の確認のため3月に延期することにしました。
最後に昨年の6ヶ月検診での「ステージB」の写真をデジカメで写しました。(このときの写真は3月に受けた一年検診の写真と一緒に後日掲示します)どちらも、そんなに心配しなくても大丈夫らしいので、すこし安心しました、でも心配です。

中央薬局新潟店で薬をもらい「フオイパン錠」の効果についてはこの薬はすい臓の働きを抑え、すい臓の痛みやはきけをおさえる薬です。胸焼けやげっぷを抑える薬ですと書いてありました。これで効くのかな?


術後12ヶ月

術後362日 03年2月3日  またしても CRP値だ
家に帰ると県立Y病院から先月の人間ドックの成績報告書が届いていました。まあ内容に関してはさほど見なくても解っていたのでこれといった事はないだろうと思って開いて見ました。

まずは、コレステロール値である。数値はまだ低いが基準内に入っており問題なしでした。がんセンターのY先生が言われたように心配しなくてもよかった様です。
ところが、炎症反応検査項目でまたしてもCRP値が高い数値が記されているではないか。そして
項目 基準値 結果




C R  P 0,3mg/dl以下 1,21
R    A 20IU/ml 以下 15
血沈1時間値 10 18
血沈2時間値 20 42
血沈1時間値の数値はなんなんだろう?CRPはよく知っているが、そして最後の総合診断の炎症項目で精密又は、再検査を要します。と記されておりショックである。

なぜまたCRP値が高くなったのか?
肋骨骨折の為?インフルエンザの予防注射の為?それとも?再発?
6日にがんセンター外来日なので先生に相談しなければ。


【血沈1時間値】とは、白血球数、CRP値と同じく炎症の程度を見る検査で血液を細いガラス棒に入れて1時間で赤血球層がどのくらい沈むかを見る検査です。炎症が強いほど数字が高くなり、結核、肺炎、リウマチ、全身性エリテマーデス、肝硬変、がん、貧血、高グロブリン血症などが考えられる。


術後365日 03年2月6日 術後一年目がんセンター外来
早いものでミノが嫁いでから一年がたちました。術後はすてきな、お友達ができました。つかえさん、ころころさん、だんさん、そして、逆流さん、これからもなが〜〜〜〜いお付き合いをしましょう。

ところで、今日はがんセンターの外来日である。先生に人間ドックの検査データーを見てもらう。胆石と逆流の件は前回の外来で伝えており、今回は新たに見つかった炎症反応について尋ねるとあまり、心配しなくてもいいようだが、一様、血液検査を改めてお願いしました。また、新しく飲み始めた逆流予防の「フオイパン錠」の効果については以前とあまり変わらない事を告げる。
そして、一年検診の日取りを決めました。
2月25日にCT検査、3月6日に胃カメラ検査。
最後に血液検査の採血をして病院を後にしました。


術後367日 03年2月8日        肋骨骨折完治
早朝の4時に逆流さんが遊びにきました。何時ものように牛乳とポカリで小1時間ほど遊んでいきました。それにしても、こんな寒い時間にこなくてもいいものだが。

今日は昨年の年末にやってしまった肋骨骨折の最後の診察日です。
まずは、レントゲン検査を受けそして、診察になりレントゲン写真をみながら「しっかりとつながっておりこれで大丈夫です」といわれる
レントゲン写真
2002/12/28 2003/01/25 2003/02/08


術後384日 03年2月25日         CT検査
今日も早朝の2時に逆流さんが遊びにきました。今回は30分くらいでしょうか、牛乳でおもてなししました。

CT検査の予約時間が10時だが30分ほど早く着く、受付に書類を提出し売店で雑誌を購入して戻ると直に名前を呼ばれました。いつも遅れる事はあっても早まる事はないと思っていたのでうれしくなる。
前に造影剤の副作用で発疹が出た事があり今回も使用せず。後は3月6日に胃カメラの検査です。

術後393日 03年3月6日 さんきゅうさん      
今日は暦では「啓蟄」である。土の中で冬ごもりをしていた虫たちが春の到来を感じ草木が芽吹くと同時に地上に這い出てくる日である。

そして、今日はがんセンターで一年検診の結果がでる日でもある。はたして俺とミノにも春がくるのでしょうか。

9時より胃カメラの検査を受ける。県立Y病院のS先生から一月の人間ドックで戴いた食道炎の写真と比較していただきました。今回の先生も胃カメラの操作が巧く違和感がなく検査が終りました。そして、明らかに今回は食道炎の症状が回復してきている事がはっきりと確認できました。また、胃も問題なしとのことです。

10時から外科外来でY先生による一年検診の結果を聞きました。
まずは、1/22の人間ドックで異常があったCRP値と血沈時間は2/6の血液検査では異常なしとの事で一安心であった。
2/25のCT検査も異常なしであった。

最後に今日受けた胃カメラも食道炎の回復が見られ「フオイパン錠」を服用した効果があった事。ミノも異常がなかった事。
最後に三ヶ月分の薬と次回の外来は6ヶ月先の8月28日でいいらしく改めて先生に一年間お世話になったお礼を述べ病院を後にしました。
やった!!!
やりました。これでようやく一年目をクリヤーです。
俺とミノにも今日は春の到来です。

そしてきょうは術後393日目でもある。これも何かのめぐり合わせなのか「啓蟄」といい、これがほんとうのさんきゅうさんでした。
残すは後一年です。

おまけ、食道炎の症状写真です(カラー写真はこちらです)
術後6ヶ月 術後11ヶ月 術後13ヶ月
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