平成13年1月

   各位

特定非営利活動法人 環境NPO良環
  代表 島田 伸子  

ミニ油化プラント推進事業
趣意書

   20世紀における様々な地球環境問題は、従来の大量生産、大量消費、大量廃棄の経済社会システムが引き起こしました。
   私たちは、このことを深く理解し、最適生産、最適消費、少量廃棄と環境への負荷が少ない持続可能な循環型社会に変える責務を背負っています。特に近年大きな問題となっている自動車の排出ガスによる大気汚染や生活排水による水質汚濁等の都市生活型公害、廃棄物問題、地球温暖化問題等の様々な環境問題の原因は、個人の日常生活の中や通常の産業生産過
程が生み出しています。
   当会では、このような現状を憂い、足元からの変革を考え、平成7年の発足以来様々な環境保全に関する普及啓発やリサイクル活動を行ってきましたが、時代の趨勢や新たなニーズに答えるべく昨年、非営利活動法人(NPO法人)を取得し、名称も「リサイクルを考える会」から「環境NPO良環」と改称いたしました。
   これを契機により質の高い社会全体の利益の増進に寄与したいと考え、より実践的な環境行動を目指し、私たち市民にとって身近な環境問題である水質汚染を取り上げ、その汚染源の一つである廃食油に関する省資源・省エネと再生利用を市民の立場で検討した結果、廃食油ミニ油化プラントの導入は、21世紀が「環境の世紀」と唄われている循環型社会構築の一翼を担うものと考えました。
   また、地域の活性化、産業振興の点からもエコビジネス(環境関連産業)は、環境省の試算によれば、2010年時点で40兆円の市場規模になると推計されています。将来の県央地域の産業発展を促すことにも繋がる環境保全型の製造工程や環境技術を開発し、企業の競争力を局める意味でベンチャー起業の育成と発展を望んでいます。
   21世紀に生まれ、育つ子どもたちに緑豊かな山河、潤いのある生活環境を引き継いでもらいたいと願っています。そのためにも私たち責任ある世代が実践すべき課題は山積みになっています。
   いま、家庭や食品業者から出る廃食油は、現在廃棄物として処理され、河川や海を汚し、生態系の生存基盤を脅かしています。この廃食油を再生利用して地球に優しいクリーンエネルギー(軽油代替新燃料)を製造・提供するミニ油化プラント基金推進事業を計画いたしました。時節柄誠に恐縮と存じますが、この事業を成果あらしめるために、関係各位の深いご理解と物心両面によるご支援とご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

1.ミニ油化プラント推進事業総額         595万円
          (内訳)本体価格       495万円
                              付帯設備                100万円
2.日程計画    平成13年1月末日      ミニ油化プラント基金寄付開始
                   平成13年11月           設置場所の決定、回収システム構築
                   平成14年3月            起工式(設置工事開始)
                   平成14年6月            竣工式
                   平成14年8月            事業所向け事業開始
                   平成15年4月            市民向けモデル事業開始
3.協賛金額  企   業       1口    10,000円(何口でも可)
           個   人       1口      2,000円(何口でも可)
4.ご納入方法
         (1)第四銀行三条支店(普通口座 1343781)に振り込む。
         (2)三条郵便局(口座番号00540-9-27881)に別紙用紙に振り込む。
         (3)環境NPO良環ミニ油化プラント基金に直接納入する。
         (4)〒955-0072新潟県三条市元町17-13TEL/FAX0256-32-3771
               特定非営利活動法人環境NPO良環
     ※上記いずれかの方法でご送金くださいますようお願い申し上げます
5.納入期限     平成14年3月末日

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