阿寺山 |
1509m |
2012年4月22日 |
予報はどうみても午前中が勝負、駄目もとで日白山に向いましたが湯沢から見る県境付近は雲に覆われており未練たらたら諦め帰る事にしました。しかしせっかく出かけてきたのにただ帰るのも芸がないので坂戸山なども考えましたがまだかたくりの花は早そうだし大力山、鳴倉山、下権現堂山など考えながらハンドルを握っていました。 六日町に入り八海山の雄姿を見ながらの帰路ですが「阿寺山」の残雪期登山が以前から気になっていました。たしか4月17日に魚沼の山のhiroiさんが登られており大体の見当が付いていました。また阿寺山のブログのコメント欄に「テントミ−タカ」さんのコメントが載っており「♪もしかしてもしかして♪」などと考えながら登山口に向いました。 広掘川橋に着くと林道に一台の車が停めてありました。どこかで見たような車種です。ナンバ−を確認して確信しました。テントミ−タカさんの車に間違いありません。テントミ−タカさんとの山行は2006年3月の白太郎山のオフ会が唯一でした。その後、2009年6月の頼母木山での再会が2回目でした。今回お会いできたらまたしても3年越しの再会になります。なにかあるのでしょうか3年越しの○○みたいです。 天候は予報どおりどんよりとした曇り空ですがもし会える事が出来たなら今日の阿寺山はハッピ-な登山になると思うと気持が高揚してきました。そんな期待をしながら林道を歩き始めました。尾根に取り付いてからもトレ−スは多く残っておりましたがミ−タカさんのトレ−スを主に使わせてもらいました。 |
見覚えのある車が停めてありました。 | 7:00 左岸の林道を歩いて行きます。 |
正面の尾根を登ります。 | 歩き始めて30分尾根に取り付く所はちょっとしたくぼ地になっていました。 |
八つ峰もだいぶ雪解けが進んでいます
熊棚ですもう少し冬眠していてくださいね
昨年登ろうと思ったのですが水害があり断念した高倉山です
画像では解かりませんが強風が吹き荒れていました
動画にすれば良かったと今になって思っています
登ってから2時間程で若いダケカンバ林?
若いダケカンバを見守るように「あんたが大将」のダテカンバです
登りから2時間半嬉しい再会でした。今日の阿寺山はお二人に再会できただけで充分と思っていました。強風と午後からの雨も嫌なので一緒に下山するつもりでした。しかし、お二人に励まされて行ける所まで行ってみようと考え直し名残惜しかったのですが山頂を目指す事にしました。 帰ってから画像をチェックして解かった事ですがなんとタカさんのカメラバックにはマ−キング用の赤いテ−プが括りつけてありました。こんな山でも安全な登山の為にマ−キングをして登るとはたいしたものです。また、あのお堅い「岳人」5月号にお二人の山行記録が記載されました。(遅すぎた感あり)そんなお二人ですからもうモザイクは入らないと思うのは私だけでしょうか??。 |
また何処かで再会できる事を願いながらお別れしました。
やんちゃな三男坊
テント−ミタカさんとお別れして数分後
登り一辺倒には珍しく展望が開ける所にでました。
高倉山
正面に遠く雪を頂いているのは米山さん
はなこさんの「は」ですね。
一向に強風は弱まらず増々強く吹き荒ぶようになってきました。
左が巻機山右が金城山ですね
2008年にも登った事があるのでこの急登を登りきれば山頂まではなだらかな斜面というのは解かっていましたがあまりにもの強風で這い蹲りながら必死になって登りました |
見えた!!!!と思って体を起こしてシャッタ−を押した瞬間、強風で体が一瞬吹き飛ばされそうになり恐怖を感じました。荒れ狂う強風の中山頂を目指す意味はなく撤退を決意しました。 |
尾根の手前の岩の陰で強風を避けて休んでいるとなんと男性が強風の中を這いつくばって登ってきました。この男性は柏崎市からで本当は桑ノ木山に登りたかったのだが導水管からの取り付く尾根に雪がないので阿寺山にしたとの事です。 また毛猛三山や川内山魂の矢筈岳なども登っており私みたいなちゃらんぽらんな山歩きとは正反対の山屋さんでした。そんな彼ですからあの吹き荒れる強風のなか果敢に山頂に向っていきました。 |
林道の真ん中に丸太が一本??? | 11:30 なんとか無事戻ってきました |
今回の阿寺山は登り3時間下り1時間30分でした。いままでの山歩きで強風の恐怖を感じた事はありませんでしたが今回初めて恐怖というものを体験しました。烈風、爆風、この4月の始めに襲った台風みたいな猛烈な風でした。 当初から今日の天候なので山頂は望んでいなかったので悔いはありませんでした。テントミ−タカさんに再会できただけで満足でした。今度?は晴天日で樹氷の中を山頂を目指したいものです。阿寺山はいい山です。 |