志津倉山
1234m
2010年11月14日

一章
「シャクナゲ坂で啼きたくなったぜよ」

二章

「ぶな平で高揚したぜよ」


お龍、今日は春に本来なら登る予定だった会津の志津倉山に住んでいるカシャ猫に逢いに行ってくるぜよ。
龍馬はん、コンビニにて志津倉山から本名御神楽岳に心変わりしてしまったやき。
お龍、この山は昨年から狙っていた山ぜよ。標高といい山伝説といい、なにか神秘的な雰囲気がある山ぜよ。
龍馬はん、鈴もった。カシャ猫に化かされないよう気つけていってらっしゃい。
お龍、もったぜよ。そんじゃ化け熊、いや化け猫に逢いに行ってくるぜよ。




コース 登山口(60)雨乞岩(20)二子岩(10)水場(20)シャクナゲ坂(20)三本松(20)ぶな平(10)山頂(30)細ヒド(100)登山口
タイム 登り 2時間40分  下り 2時間10分

お龍、籠場には上州のからのお兄さんが登る仕度をしていたぜよ。自分ひとりでなく安堵したぜよ。そしたらまたしても上州から二人乗りのおじさんの籠も到着したぜよ。こんな時期でも登る人がいてうれしかったぜよ。
龍馬はん、よかったやき。
お龍、ところが二人のおじさんは登山ではなくきのこ採りにきたとのことぜよ。わざわざここまでこなくてもと思ったぜよ。
龍馬はん、人それぞれ人生いろいろやき。

お龍、熊避け?になる志津倉の鐘を鳴らして出発ぜよ。
お龍、大沢コ−スというだけあって沢を渡渉したりでたのしいコ−スだったぜよ。




お龍、こんな水遊びなどしながら登ったぜよ。



お龍、村人が祈るとたちどころに雨が降ったという伝説の雨乞岩が見えてきたぜよ。




お龍、でもよ〜〜くみるとワシには雨乞岩ではなく猫啼岩にみえてしまうぜよ。これがワシャ猫ではないかと思ったぜよ。
龍馬はん、見えるといえば見えなくもないけんど。
お龍、そうやろ。


お龍、UPにするとコアラにも似てくるから不思議なスラブ岩ぜよ。


お龍、さてここで暫し思案したぜよ。このまま大沢コ−スをいくかそれとも二子岩コ−ス経由で行くか。ガイドブックは大沢コ−スだったけれど。二子岩コ−スの売りは雨乞岩の展望台があり少しスリリングなコ−スぜよ。
龍馬はんはもちろん怖いさ見たさの二子岩コ−スやき。
お龍、よ-わかったぜよ。


お龍、やっぱり猫ぜよ。そういえば先に登っていったお兄さんはなんと雨乞岩の下まで降りていったぜよ。どうも登山ではなく雨乞岩を激写しにきたようだったぜよ。






お龍、やはり雨乞岩にはカシャ猫の棲みかとしかおもえんぜよ。



お龍、展望台からいまいちよく見えないので慎重に一歩前にでたぜよ。間違って滑り落ちると一巻の終りになってしまうぜよ。


お龍、左から順次連射ぜよ。









お龍、あまりにも近すぎて全体が入らなかったぜよ。

お龍、いまいちど連射してみたぜよ。




お龍、これが限界ぜよあまり近いのも考えもんぜよ。雨乞岩を後にして今度は二子岩めざしたぜよ。




お龍、予報どおり曇りで展望は効かなかったがあの大きな山は御神楽岳ぜよ。


お龍、雨乞岩からしばらくして巨大な一枚岩が表れたぜよ。


お龍、ところがぜよこの大岩が曲者だったぜよ。よく見るとこの大岩をトラバ−スしていく様に登山道はできていたぜよ。鎖もなしロ−プもなしで大岩は苔と落葉した葉っぱで滑り易く一歩間違うと滑落して大怪我間違いなしだったぜよ。


お龍、あまりに大きすぎ一枚に納まらなかったぜよ。


お龍、恐る恐るトラバ−スしてここまで来てやっとひと安心したぜよ。へたな画像ではよう解からんかもしれんけど。
龍馬はん、へたな画像でそんな風には見えんけれど。
お龍、ふと目を上げると木々の間から猫啼岩が垣間見えたぜよ。どうみても妖怪猫が棲む岩場には見えなかったぜよ。


お龍、今度は二つに裂けたような大きな岩があらわれたぜよ。これが二子岩らしいかったぜよ。しばらくして大沢コ−スと一緒になるはずだが少し道が不明瞭で解かりづらかったぜよ。


お龍、最後の水場ぜよ。
お龍、標柱はごらんのように獣たちに齧られ判読などできる状態ではなかったぜよ。
龍馬はん、熊さんかな。
お龍、でも熊に注意の看板や掲示物など何処にもなかったから熊ではないぜよきっと。
お龍、熊さんの心配など吹き飛んでしまうしゃくなげ坂だったぜよ。急登とは知っていたけんどこれ程の急登とは思いもしなかったぜよ。鎖ありの這いつくばってありの結構な急登だったぜよ。もう啼げきたくなる寸前だったぜよ。



お龍、やっとシャクナゲ坂から開放されやれやれと思ったがまだまだ急登は続いたぜよ。


お龍、そんな鎖ありのロ−プありの急登から猫啼岩が見えたけれどやっぱり妖怪猫の棲みかには見えなかったぜよ。



お龍、急登が終りほっとしたのは束の間で今度はこんな絶壁の上を通る登山道になったぜよ。



お龍、屏風岩らしき看板が見えてきたぜよ。実はこの時は今歩いている足元の絶壁は屏風岩ではなく右手に見える岩壁が屏風岩と思っていたぜよ。


お龍、これが屏風岩とばかり思っていたぜよ。
龍馬はん、いつものおっちょこちょいやき。





龍馬はん、オレンジ色の矢印は下を指しているやき。
お龍、でもそんなのは帰ってから酔う見たら解かった事でこの時はまったく眼中にはなくピストルは右の岩壁に狙いを定めていたぜよ。

お龍、そんな訳で狙いを定めて連射してきたぜよ。
龍馬はん、無駄づかいしたやき。








お龍、どおやこっちの方が屏風岩らしかろ。
龍馬はん、そういわれてみればそうやき。
お龍、そうだろう。




お龍、屏風岩を過ぎ少し道は平坦になってきた時紅色した葉を付けた小枝があったぜよ暗い色ばかりだったので思わずズ−ム連射ぜよ。
龍馬はん、この時期ほんと赤は貴重ぜよ。


お龍、三本松ぜよここまでくればもう山頂まではもうすぐぜよ。

お龍、ここからはぶな林のなかの登りになったぜよ。


お龍、。
龍馬はん、屏風岩やき。


お龍、ここらへんから登山道に雪が表れてきたけれどまったく問題なしだったぜよ。


お龍、ここがぶな平ぜよ山頂は矢印方向に進みまもなくだったぜよ。
龍馬はん、いいぶな林やき。
お龍、そのとおりやき。




お龍、山頂ぜよ1234mぜよ。2時間と40分だったけれどすりりんぐな登りだったぜよ。
龍馬はん、1234.5mだったらもっと良かったのに。
お龍、わしも思ったぜよ。
龍馬はん、。




お龍、天気が悪く北側の展望もだめ。


お龍、南側も駄目だったので山頂でゆっくり休憩するのは止めて早く下りて温泉にすることにしたぜよ。


お龍、ここにも赤いペンキで矢印が書いてあったぜよ。
龍馬はん、いかがかなこれはぶなが可愛そう。
お龍、まあ人間のエゴだな。

二章

「ぶな平で高揚したぜよ」


めでたし めでたし