平標山 |
1983m |
2010年10月14日 |
三章
お龍、1995年のあの時の感動の再来ぜよ。山登りらしきものを始めたこの年の秋10月10日に松手山方面から眼に飛び込んできた朝日に輝くすばらしい紅葉をいまでもしっかりと瞼に焼き付いているぜよ。翌週苗場山に登ったけれど苗場山の紅葉は綺麗ではなくがっかりした記憶があったぜよ。 | |
龍馬はん、15年も前から山登りしていたやき。 | |
お龍、まあそうなるぜよ。いろんな山に登ったぜよでもハンタ−ではないぜよ。 | |
龍馬はん、楽しみ方はひとそれぞれやき。 |
お龍、出来ることならお陽様が燦々と振り注ぐダテカンバ群の紅葉を見たかったけれどしょうがないぜよ。いままでの鬱憤を晴らすべくめいっぱい連射激写したぜよ。 | |
龍馬はん、自棄に成ったらいかんやき。 | |
お龍、自棄のヤンパチだったぜよ。 |
お龍、言葉要らないぜよ。2丁拳銃で連射ぜよ。 |
お龍、長岡藩の夏の大イベント大花火大会のフェニックスに負けないようにめったら撃ち上げぜよ。 | |
龍馬はん、今年のフェニックスもよかったやき3尺玉より見ごたえありやき。 | |
お龍、その通りやきフェニックスは越後の誇りぜよ。 | |
龍馬はん、来年は大曲の日本一の花火をも観て見たいやき。 |
お龍、下手なピストルでなかなか標的をげっとしずらいぜよ。 | |
龍馬はん、いままでいっぱいぶっ放したのに進歩しないな〜〜〜〜。 | |
お龍、それは禁句ぜよ。 |
お龍、そんでもめげづに連射ぜよ。 |
お龍、ここでしばらくお休みしたぜよ。弾の入れ替えぜよ。 |
お龍、ここからはヤケイ沢近辺の紅葉を激射ぜよ。 |
お龍、あの頂が松手山ぜよ。 |
お龍、こんなもんぜよ。 | |
龍馬はん、自棄にタンパクやき。 | |
お龍、もう肩と手が疲れたぜよ。 |
お龍、山の法則ぜよ。 |
お龍、雲が取れんかったぜよ。 |
お龍、それではと足元にも一発ぜよ。 |
お龍、少し肩の凝りも取れてきたのでまた連射ぜよ。 | |
龍馬はん、いっそのことライフルでも買うたら。 | |
お龍、それもいいかもぜよ。 |
お龍、ほんとうの紅葉はもっとすばらしいんだけれど残念ぜよ一眼ならな〜〜〜〜〜。 | |
龍馬はん、いらん。 | |
お龍、やっぱり。 |
お龍、やっと松手山ぜよここからはもう下るだけぜよ。 |
お龍、でも未練ありありの2発ぜよ。 |
お龍、これでお終いぜよ。 |
お龍、ありがとうぜよまた会う日までぜよ。 |
お龍、身も心も軽やかに下山していったぜよ。 |
お龍、お花の季節もいいけんど秋の錦織なすお花畑もいいもんぜよ。 | |
龍馬はん、本当秋。 | |
お龍、???。 | |
龍馬はん、愛嬌やき。 |