白 山 |
1012m |
2008年2月3日 |
コ−ス | AM7:00白山尾根コ−ス往復(2時間30分)山頂 |
おおもうけにて候
爺、白山だったらそんなに早く城下をでなくてもいいんじゃないのか。 | |
姫、昨日にしようか今日にしようか思案したのでござるが予報は今日がいいらしのでござった。午前中それも9時までが勝負とみたのでござるお殿様のいる江戸は朝から大雪注意報が出ており雪が降っているでござる。こんな天気の時は越後は本来は晴れるのでござる。しかし大事をとり早くでかけたのでござる。 |
姫、登りは白山尾根帰りは田村線と思って登ったのでござる。幸い轍は昨日からほとんど雪は降っておらずしっかりとしていたのでござる。 | |
爺、又ご馳走様だね。 | |
姫、さようでござる暖気になるとかえって登り辛くなるのででござる。 |
姫、しかし白山尾根の3合目までがこのコ-スの一番の急登ゆえゆっくりゆっくりと登ったのでござる。そこを過ぎれば気持ちい若ぶな林が待っているのでござるしかし期待した雪の舞の化粧はまだ朝早かったのでしておらずがっかりしながら山頂を目指したのでござる。 | |
爺、爺の今日の狙いは山頂付近の木々たちの雪の舞だったのか。 | |
姫さようでござる。今日は青空は期待しておらずだだ墨絵の世界を堪能したかったのでござる、 | |
爺白山山頂付近にはおいしそうな木々がたくさんあるからね。 |
姫、6合目を過ぎてから少しずつでござるが雪の華の舞を見ることができてきたのでござるこれにはすこしもうけでござった。白山は山頂付近だけかと思っていたのでござる。 | |
爺、も久しく白山には登っていないからな。 | |
姫、さようでござるそれも冬季限定でござるな |
姫、天気は曇っているのでござるが雪割草三山や日本海佐渡島がはっきりと確認できたのでござる。 | |
爺、少しは展望ができたんだ。 |
姫、さようでござるなまあこんなあんばいでござるな。 |
爺、だれか登ってこなかったのか必ず早く登る地元の方がいるじゃんこのような里山は。 | |
姫、それがでござる誰も登ってこないのでござるきっと予報が悪い為と思っていたのでござるが誰も来ないのでござる。7合目からは墨絵の世界と雪の華の舞を堪能しながらで、ぱちりぱちりばかりでいっこうにすすまなくなってしまったのでござる。 |
姫、森林限界をすぎ低木の雪の華の舞になってきたでござる山頂はいま少しと思ってぱちりぱちりしていたのでござるが。 |
姫、時間てきにはもう山頂が見えてもよさそうなのでござるがにわかに天候が悪化して吹雪になってきたのでござる。時間は9時20分でござる予報通りとは皮肉なものでござった。みるみる轍のあとは消えかかり登るべきか下るべきか考えたのでござる。そして自分は戻れる範囲まで登る事にしたのでござる。 | |
爺、前に吹雪で白山小屋から下山出来ず遭難騒ぎがあったはずだよ。 | |
さようでござるそんなことが頭をよぎったのでござる。これが前後の登山者がいたならば迷わなかったでござるが。 |
姫、どうか吹雪よ収まってくれと祈りつつ山頂を目指したのでござる。そして避難小屋が見えたときは一安心でござった。しかし吹雪で視界はよくなく長居は無用と考えながら避難小屋にむかったのでござる。 | |
爺、地元の方ならば地形が解かっているから大丈夫だろうけど爺では???だな。 | |
姫、さようでござるな |
姫、御覧のような吹雪でござるそれでも欲張り爺はカメラに付く雪を拭きながら吹雪の舞をぱちりぱちりしたのでござる。 | |
爺、小屋には誰かいなかったのか。 | |
姫、この吹雪のなかではそんな余裕などありませぬ。 |
姫、すこし吹雪が収まった感じになり今のうちに出来る限り雪の舞をぱちりぱちりしたのでござる。 |
姫、しかしまた吹雪がひどくなりもうここらが限界と見た爺は小屋での休憩を取りやめ下山したのでござる。 |
姫、轍はほとんどみえなくなっていたのでござるがなんとか下ることができたでござる。 | |
爺、今年もいろいろ雪山での遭難騒ぎでマスコミが騒いでいるからな。 | |
姫、まあそこまでは考えなくてもいいでござったがこんな時は一人は寂しいものでござる |
姫、ここまで下れればもうだいじょうと思い暖かいコ−ヒ−とパンで休憩をしたのでござる。ほんとは小屋の中で看板娘などを頂きゆっくりしたかったのでござるが。 |
姫、下山中6合目?位でござろうか今日始めての登山グル−プに会ったのでござる。先頭の男性に山頂の状況を聞かれたので吹雪で轍は消えていること教えたのでござる。またその男性は昨日も白山に登ったが轍はなく8時からラッセルをして4時間かかり山頂までたどり着いたらしいのでござる。 | |
爺、そんなにしてままでまた白山に登ってくるその男性はいったい何者?。 | |
姫何処にもいるでござるよ。このような山を愛する人は。、 |
後日この男性はまことさんのお知り合いらしいことが???、
姫、その後も次から次と登山者に会うのでござる。天気が悪いのにいったいこの人たちはどんな輩なのかと思いながら下山し1合目でまたしても男性が登ってきたのでござる。時間は10時45分頃でござるこの男性は先週も今頃から登ったらしく地元のかたらしいのでござる。 | |
爺、いるんだよ何処にもこのような人たちが。 | |
姫さようでござるな。それにしてもこの時間でござるよ。健脚者でないと。 |
姫、またしても女性の単独者がのぼっていったのでござる。 |
姫、最後はこの籠場でまたひとり男性が登っていったのでござる。 |
姫、爺は籠場に戻ると多くの籠が停まっていたのでござる。なぜにこんな天気なのにと思いながら籠場を後にしたのでござる。 |
姫、ところがでござるその謎が解けたのでござる。なんと薄日がさしていたのでござる。晴れているのは白山、大蔵山、五頭山くらいでござった。爺は少し判断を誤った?かと思ったでござるがまあ雪の舞もぱちりできたし今日は儲けと思いなおして温泉でゆっくりまったりして帰ったのでござる。 | |
爺、予報は曇りにかわったんだよ。でも爺は知らなかったまあいいんじゃないのこんな山行も。 | |
姫、さようでござるな。やはり江戸に雪が降ると越後は晴れるは誠でござるな |