白根山 |
918m |
2007年5月22日 |
参の章 |
熊狩りの舞 |
姫、先ほどまでの雲のみなさんによる「雲の舞」も終り帰る時にはまた粟ヶ岳には5月晴れの青い空が戻ってきたのでござる。 | |
爺はいったいどのくらい山頂で過ごしたの、 | |
姫、そうでござるな一刻位でござるな。 |
姫、いままで空ばかりみておりましたが帰る時にふと足元をみますとちょうちょが鮮やかな模様の羽を広げ小枝に止っておったのでござる |
姫、前白根付近からの粟ヶ岳でござるな。 |
前白根付近でまたしても「雲殿」が爺に声をかけてくだされたのでござる。 | |
爺殿、いましばらくするとまた「雲の舞」をお見せできるとおもいます。 | |
「雲殿」それはまたかたづけない事ででござる。 |
前白根後はしばらく視界の効かない樹林の中を今度は急下降するのでござるそのまえに今一度粟ヶ岳の雄姿を眺めたのでござる。 |
爺殿、ではまずは「守門の舞」でござる。 | |
雲殿、かたづけないでござるな。 |
爺殿、ちょうど熊狩場付近からまた舞を御覧いただけると思います。 | |
雲殿さようでござるか度々すまないでござる。 |
爺殿、しばらくの間ですが、熊狩の舞などご観覧ください。 | |
雲殿度々のご配慮かたづけないでござる。 |
爺殿、これにて今日の雲の舞は終了しました。これ以降は今日は雲の舞はありません。 | |
雲殿、貴重な雲の舞を拝見でぎ感謝申しあげるでござる。 | |
爺殿またどこかでお会いしましょう。それではお元気で。 |
姫、この後は新緑が眩しい急下降の登山道をくだったのでござる。 |
姫、なにやら気になる木でござる。 | |
爺・・・・・・、 |
姫、無事登山口にもだってきたのでござるな。 |
姫、今一度今日お世話になった粟の神々にお礼を述べたのでござる。 | |
爺この時も雲さんはいなかったんだ。 | |
さようでござるあの一刻だけの雲の舞だったのでござる。後はすばらしい雲一つ無い五月晴れのさわやかな一日だったのでござる。 |
姫、そしてゆっくりと温泉に浸かり今日の疲れをとったのでござるな。 | |
爺今度は姫も一緒ぞ。 | |
姫、了解でござる |