◇第8回「がん」についての市民公開講座◇


時   
所   
時間 
主催 
  
2004年9月11日
新潟市東堀前7 だいしホ−ル
午後1:30〜4:00
新潟県立がんセンタ−新潟病院

 講演内容   肝がんの早期発見と治療

@肝炎の治療と肝がん  内科部長  加藤俊幸先生

A肝がんの外科的治療  外科部長  土屋嘉昭先生

Bがんにかんする質疑応答


@肝炎の治療と肝がん  内科部長  加藤俊幸先生





























































































A肝がんの外科的治療  外科部長  土屋嘉昭先生

























































Bがんにかんする質疑応答

休憩後、お待ちかねのがんに関する質疑応答に入った。もしチャンスがあったら「肝血管腫」について質問しようと思っていたら最初の方が転移性肝がんの質問で(胃がんで4/5切除、リンパ節転移ありTS-1服用中)肝臓の陰影についての質問であった。

回答のなかで疑問だった「肝血管腫」は女性に多く良性腫の一種類であるとの話があり俺からの質問はしなくてもよくなった。そのほかの質問は下記にまとめてみた。


質問内容 回答
熟年女性から検査結果からC型肝炎らしいといわれたがデ−タ-の数値が境界線らしく先生から薬を飲むか飲まないかと相談されたのでどうすればよいか。
また、アルコ−ルは良くないと言われているが毎晩健康のために「梅酒」を飲んでいるがこれは問題がないのか
薬の件は本人で決めなければいけないとの事。
そして「梅酒」については「梅酒」や「養命酒」などはみなさんアルコ−ルではなく「薬」と思っている方が多いが大きな間違いでアルコ−ルなので飲まないほうがいいらしい。また栄養ドリンクもアルコ−ルの成分含まれているので注意するようにと。

熟年男性からがんの集団検診で国立がんセンタ−と一般の市町村が行っている健診でのがん発見率があまりに違っているのはなぜか 検査機器の違いであるらしい。

たとえば、乳がん健診のベテラン医師の触診では0.1%
マンモグラフィ−では0.2〜0.3%

胃がんでは
バリュウム検査では0.1〜0.2%
胃カメラ検査では  0.7〜0.8%

新潟市も平成15年から胃カメラ検査になったらしい。確かに高額機器を使えばがんの発見率はアップするが費用の件が問題ではないかとのこと。
同じく熟年男性からで肺がんの抗がん剤「イレッサ」の副作用(死亡率)の統計で
アメリカ  0.3%
日本    5.8%
でありこの大きな差はなんなのか
この差は多分DNAの違いではないかとのこと。
新潟県立がんセンタ−でも「イレッサ」を使い効く人は2週間でがんが消滅した。このすばらしい効力には驚いたらしく魔法の薬だと思われた。
63歳の女性、8年前に肺がんで手術6年前に頭に転移し手術、そして2年前に肺がん再発手術そして今年肝臓転移で手術、計4回の手術をしており、先生に後10年生きたいといったら先生は良い顔しなかったがどうなのか
神のみぞ知るでしょうか。
前向きに生きてくださいと返答。
75歳の男性、昨年胃がんで全嫡体重が12kg減少そして今、帯状疱疹になりまた体重が減少しており心配
無理してでも食べないと体力がつかないので少しずつでも食べるようにしなければならない。
熟年おじさんから2年前に食道にポリ−プが発見されたが今現在も変化なしだが心配である あなたのポリ−プはたぶん粘膜腫瘍であり筋肉にできたのではないのでがんではなく心配する事はない
69歳の女性から検査したその日にあなたは「がん」ですと突然告知されたいへんショックをうけてしまった。こんなときにだれかケアをしてくれる人はいないのでしょか。 看護部長の鈴木さんから
新潟がんセンタ−では”女性のためのがん専門外来”を設立
女性特有のがんなどでの心配事の相談や診察を行う。
必要に応じては簡単な血液検査やレントゲン撮影もやります。ただし精密検査や病気の治療は行わない。

診察日 
毎月第1第3水曜日PM2:00〜4:00
完全予約制3〜4人程度

問い合わせ
025−266−5177

その他にも2,3の質問があった。
質疑応答では転移性がんの質問が多くみなさんやはり転移と再発が一番心配のようである。今回初めて市民公開講座に参加してみて同じ悩みをもっている人たちの話が聞けとても有意義な時間を過ごす事ができた。そしてもっと質疑応答の時間を増やしたほうが多勢の人が参加するのではないかとも思う。来年も参加してみたくなる今回の市民公開講座であった。

尚、ここに記載した内容は俺が走り書きしたもので間違っている箇所などあると思われるので専門的なことは病院などで確認してください。



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第9回がん市民公開講座