舟形と呼ばれる墨壺。名前の通り船大工が使う墨壺です。プロダクト的にもよいデザインです。壺口が平らになっていて、これが船の壁面などにフィットする形なのでしょう。 一言に大工といっても一般に家を造る者からお寺を造る宮大工、船を造る船大工、もちろん鳶や室内装飾を手がける建具師など、その職業によってそれぞれ工夫された墨壺があります。