スクール入校前の予備知識 |
●各部の名称 |
ハンググライダーはアルミパイプなどの骨格に化繊のセールクロスをかぶせ、バテンと呼ばれる整形した細いアルミパイプをセールの中に左右数本ずつ通して翼型を形成しています。主要各部にはワイヤーを張って補強しています。 骨格は中央を前後に走るキール、左右の翼の前縁を通るスパー、スパーを広げ固定するために左右に走るクロスバー、ワイヤーを張るためにてっぺんに立ち上がるキングポスト、そしてパイロットが操作するための三角形のコントロールバーがあります。 コントロールバーの中でも、三角形の底辺部分をベースバー、左右の立ち上がった部分をアップライトと呼びます。 各パーツの名称は煩雑ですが、実際の練習中に特に頻繁に使われる重要な言葉は、手に持って操作する部分であるアップライト、機体の先端を意味するノーズ、後端を意味するテールくらいです。まずはこれだけ覚えておきましょう。 |
●練習時のワンポイントアドバイス |
ハンググライダーは、旋回したい方向へ機体を傾けて旋回します。左右が水平ならまっすぐ飛びます。右へ旋回したい時は、右翼を下げ、左翼を上げて傾いた状態にします。すると機体は右へ旋回を始めます。傾きがゆるければ、ゆっくりと大きな円を描いて旋回し、傾きをきつくすれば小さな円で急旋回します。つまりその動きは自転車と同じです。機体の進む方向をコントロールするには自分が行きたい方向へ機体を傾ければ良いという単純なことです。 操作は、アルミパイプを三角形に組んだコントロールバーを掴んで押し引きして機体を傾けるだけのシンプルな操作なのですが、コントロールバーが機体の回転の中心より下に出ているせいで初心者は正しい操作と逆のことをしやすく、それを克服できるかどうかが上達へのカギになります。 詳しい説明がこちらにあります。 |
●その他 |
ショップにはお風呂、シャワーの設備があり、宿泊もできます。トイレはショップから70mほど離れたところに公衆トイレがあります。 練習場は現在三箇所ほどあり、練習する場所はその日の天候により変わりますが、基本的にまず野積浜のショップに集合してきただき、スクールの車で練習場へ移動します。 昼食は練習場近くのコンビニや食堂へ行きますので各自昼食代をご用意ください。弁当持参でも結構です。 練習時の服装は基本的に運動できる服装ならなんでも良いですが、ヒザを保護するためにGパン等をお勧めします。靴は斜面を登るため、一番良いのは足首も保護する登山用の靴がお勧めです。スニーカー等でもだいじょうぶですが、なるべく滑り難いものが良いです。斜面は草地の場所もありますし、砂地の場所もあります。 まただいぶ汗をかくでしょうからタオルや着替えを用意した方が良いでしょう。 |