今回はタモリの芸に対する考え方を書いていこうと思います。
「タモリって普通すぎて面白くない」って意見も度々耳にしますが、それはタモリが「ありえない事はつまらない!」というスタイルを一貫して貫き通している事によるものだと、考えられます。
タモリの芸の特徴は、日常の中に見られる何気ない光景を題材にし、そのモチーフに見られる面白いところを、タモリと言うフィルターで抽出する事によって洗練された芸は初めて生み出されます。
例えばタモリの「生まれたての子馬」の物真似は、子馬が初めて自分の足で大地に立つという一見感動的なシーンですが、そんな感動に流されず子馬の動きの滑稽さに着目するタモリの洞察力は、並々ならぬ物があります。
確かにタモリから繰り出される芸の数々は、日常に起こりうる単純な事で、見た人の中には
「それがどうしたの?」なんて思う人もいるかもしれませんが、そんな単純な発想だからこそなかなか、気付かない事もおおいのです。
そんな盲点をついてくるタモリの「コロンブスの卵」的な発想から生まれる芸が、タモレオンはたまらなく好きで、時折タモリの鋭すぎる洞察力に「コイツやばい…」と焦燥感に刈られる事さえあります。
「タモリって普通過ぎて面白くない」って言う人もタモリがネタに持ってくる題材に着目してみるのは如何でしょう?
少しはタモリの事が好きなれる……かもしれませんよ☆
|