鬼は外!福は内! 鬼は何を栄養にしてる?

今日は、立春。暦の上では春です。でも、朝起きて目の前に広がる白い雪の原をみると、まだまだ冬です。

さて、今朝、全校朝会がありました。昨日の節分にちなんだ話をしました。

■「福は内、鬼は外」
いいこと(福)は中に入って、悪いこと(鬼)は外に出て行くことを願った気持ちを、簡単な言葉で表していますね。

■ところで、鬼(悪い心をもった代表選手)は、一体何を栄養にしているのでしょうか?
私たちの大々先輩たちは、人の心の中には、「よい心、悪い心、そして、どっちでもない心」の3つの心があると考えていました。人が悪いことをするのは、3つめの「どっちでもない心」が悪い心に引き寄せられていくというように考えていました。
例えば、朝起きて「もっと眠りたい」は、だれでも思うことで、「どっちでもない心」です。しかし、そこから、「起きたくない、何もしない」と、「悪い心」に引き寄せられていくことになります。

■1月に、すべての学級で、人権教育、同和教育の学習を、道徳の時間で行いました。
走るのが遅い子、持ち物の汚れ、病気で体が不自由な人や住んでいる場所などを理由に、仲間はずれにする教材を使って学習しました。世の中には、様々な人がいます。平等ではない部分もあります。その中で、不平等な扱いを受けている人たちに対して、「差別する心」こそ、鬼の心の栄養になります。「どちらでもない心」を「福の心」の栄養にしてほしいです。

成功したら「誰かに感謝する」、失敗したら「自分でできることを努力する」ことが、大切だと思います。
勿論、困った時には、一人で悩まず、誰かにすぐ相談することは、「福の心」を呼び寄せますが。

◆生活指導部からは、「感謝の気持ちを伝えよう」とテーマにしたお話をしました。

・「ありがとう」の言葉を言おう
・「手伝ってくれて、ありがとう」と、何に感謝しているかも付け加えよう
・「手伝ってくれて、ありがとう」に、笑顔をつけくわえよう