6年生は、150年前に起きた戊辰戦争を回避する(対立ではなく対話で)方法を、史実から、知恵を引き出す学習をしています。東軍・西軍、幕府軍・新政府軍、親藩・譜代・外様大名と、当時は、戦争の流れと共に、呼び方も変わり、それぞれに味方する大名も入れ替わりもあり、子供にとっては、「置き換える」力の鍛えどころです。
前の時間に学習した、有名は「小千谷談判」から、子供たちなりに4つに知恵を導き出しました。
【長岡藩】
①もっと、早めに態度をはっきりさせるべきだった。
▼でも、新政府軍に味方すれば、会津藩を裏切る(←→義)ことになる。
▼でも、新政府軍と戦えば、会津や幕府への義は守っても、長岡のまちやひとを犠牲にすることになる。
【河井継之助】
②相手が話すことを予想して(もっと考えて)いくべきだった。自分の意見と違うことをいわれて、(相手に)「まってほしい」では。
【岩村(新政府軍)】
③強い(兵力や武器など)立場だからこそ、言い方に気をつけるべき(きつく言ってはだめ)
④戦争にならない可能性のあるものなら、相手(河井)の考えを取り入れるべきだった。河井の提案(会津軍と戦争にならないように対話する案)をやらせていることで、戦争にならない可能性もあった。
※日常生活で、①のような悩みは生まれます。その解決の知恵としては、④を前提にした、②の解決方法(その一つのやり方が④)もあります。
この4つの知恵を、今日の加茂軍議(1日目)の会議にも生かせることを探すのが、今日の学習でした。軍議が始まる前と後では、大きく内容が変わった「きっかけ」となる言葉「うらぎり」にたどりつきましたが、続きは、次回です。