生活習慣の指導を「目的」としてではなく、「結果」と考えているところが違います。
生活習慣指導というと、「早寝早起きをする」「メディア利用時間を減らす」ことが「体の健康面から大切だ」ということを理解させることのみを学習目的としていません。よいことだと分かっていても、実際はできないという問題解決にはならないと考えているからです。それよりは、別の側面、つまり、帰宅から就寝までの一定の時間(4~6時間)を有効に使う方法を工夫する指導の「結果」として、生活習慣が改善されることを学習目的にしています。それが、須田小がねらう「時間編集力」です。
子供の生活実態から、30分以下の細切れのスキマ時間はあることがわかっています。例えば、「夕方の習い事がある日や夜のスポーツ少年団の活動があると~」という子供でも、参加の前後に「15分くらいの短い、でも、ちょっと本読み、ちょっとドリル学習」などができる時間外が、ぽつぽつあるものです。そのことを発見し、「しなければならないこと」も「したいこと」も、パズルのように組み合わせて、時間を上手に使う知恵について学びます。
健康な生活習慣の学び、実生活にも生かすことができる保健学習を、全学年で繰り返し指導します。