来年度から完全実施の学習指導要領のキーワードは「主体的で対話的な深い学び」です。「新」がつくと、今までとは大きく変わったものというイメージがふくれあがっていきます。
でも、「主体的で対話的な深い学び」を求めた授業づくりは、言葉こそ違いますが、今までずっと取り組まれてきたことです。日々の授業で、ちょっとした意識付けと繰り返し指導することが大事なことは事実ですが。
今日、5年生の国語授業の様子を紹介します。教材は「和菓子の文化」です。今日は、文章に書かれていることを、構成(だんらく)に着目してつかむことを学習していました。ここで、担任が大事にしているのが、パラグラフリーディング(段落ごとに要点をつかみながら読み進める力)を育てようとしている点です。①「つながり言葉」:「まず」「このように」などから、書かれていることを予想している子供②「問いの文」:「~だろうか」の文の答えに関わるキーワードをたどって答えが書いてある文(だんらく)を見付ける子供など様々でした。
子供にとって大事なことは3つの段落(序論・本論・結論)に分けることですが、その過程で、目のつけどころ(上記①②)を基に、文章を読み進める力を身に付けさせることが指導の上で重要です。ここの指導(学び方を学ぶ)が、次の学習の力になってきます。