令和2年度に向けて、準備を進める須田小学校! 各教室の机椅子や備品の移動、新しい教科書の準備等々、着実に進んでいます。今日は、職員室内の教職員用の机椅子の配置換えを行いました。
また、令和2年度から設置される特別支援教室の表示板も完成しました。以前、お知らせしましたように、校地内に植栽されていた松の木が枯れてしまい、倉庫内に保管していました。その板材を使い、表示版を手作りしました。
【表示板のテーマ】
図柄は、6つのひまわりの種を、ひまわりのはなびらに見立てたものです。ひまわりの種は、なるべくたくさん隙間なく並ぶように、どの花でも共通の規則性があるそうです。1,2,3,5,8,13,21,34…(フィボナッチ数列)。この数字に長さの単位を付けてできた円を組み合わせてできた「かたち」が、たくさんあります。アップルやツイッターのロゴマーク。テレビの縦横の長さの比など。不思議なことに、この数字を使ってできるものは、見た人に「ここちよさ」を感じさせます。それは、花びらの枚数、枝の角度など、自然の中につまっています。
このことを、「子供たちに合わせた指導」に重ねてみると…、子供たちも学びへの「ここちよさ」を感じることができるようにしたい!そんな願いを込めてデザインしました。
また、世の中にある様々な色は、3原色(赤、青、黄色)から創り出すことができます。そこから生まれた、6つの色が付いた種は、1年生から6年生までの学年の子供たちを表しています。小学校の6年間を通して経験を積み上げ、中学校にも繋がってほしいです。それで、ツルのように曲がっている茎の形も、その半径の比は、上で並べた数字です。
尚、下の写真の中にある「共室」は、「教室」の間違いではありません。どの学年の子供たちとも、自分の得意なところを生かして、「共に」学んでいくことを大切にすることを意味しています。特別な教室ではありません。「さすがだ」を「かたち」にしていく「時間・空間・仲間」のいるところです。