3学期の始業式がありました。元気に登校した子供たちです。毎朝の子供たち一人一人のあいさつからも伝わってきます。
始業式では、「途中であきらめないめあて」を中心に話しました。
まず、現在公開中の「アナ雪2」、4年ほど前に公開の「アナ雪」の原作となったアニメ「雪の女王」(1957年 ※スペイン語版ですが雰囲気は伝わると思います)の話をしました。この映画の作られた当時としては「画期的」な内容でした。主人公の女の子が、男の子を助けに行くというストーリーです。「アナ雪」を観ている現代人にとっては「決まり切った前提」を覆す設定でした。というのも、当時の映画・小説などは、「強い男が弱い女を助ける」という設定でしたから、真逆のものだからです。でも、この映画を観て感動した若い日本のアニメーター宮崎駿さんに大きな影響を与えたそうです。
「決まり切った前提(当たり前)」として受け止めていることでも、いつかは古くさいのものなってしまいます。新学期を迎えた子供たちのこれからの生活(今日、3学期、一年、将来…)は、「こうなる」と決まっているわけではありません。何も決まっていません。でも、その日その日で生活しては、「時間の迷子(何も達成のない生活)」になります。そこで、大切なのが「めあて」です。今日、子供たちは、これまでの自分とは違う自分になるための「めあて」をつくります。めあてに向かって日々取り組んで欲しいです。
そのためには、次のことを大事にしてほしいと話しました。
まずは、どんなめあてを立てるか決めること。
次は、どうしてそのめあてなのか(理由)をはっきりさせること。必要感が出てくるからです。1年生と6年生のめあてが同じくなることはあります。でも、理由は当然違ってきます。
最後に、自分を信じて最後まで取り組むこと。途中で諦めてしまう気持ちが出てきます。そんな時こそ、自分を信じて(できないのではなくてしないだけ)こつこつ続けることを話しました。
3学期は期間が短いですが、じっくり取り組める時期でもあります。