今日の午前中、休憩時間中に発声した地震(震度4程度)と、大雨による水害を想定した避難訓練をしました。昨年も取り組んだ複合災害への対応訓練です。また、近隣施設の須田保育園との合同訓練をしました。
◆地震と水害の避難行動には矛盾する点があります
地震が発生すると、まず外への避難行動を取ります。しかし、大水の場合は高いところ(校舎3階又は屋上)への避難行動になります。
須田小学校の立地は海抜約6m、堤防は10mです。当然2階以上の避難が考えられます。しかし、地震発生の場合は、校舎の安全状況を考え体育館への避難(一次)を考えています。※詳しくは、須田小災害時の対応と悪天候時の対応参照。
突然の災害は、マニュアル通りには進むとは限りません。災害の程度によっては、避難の選択肢は狭まる可能性もあります。今回の避難訓練でのテーマは?
◆1つ前のことを考えて行動する!
地震で大きな揺れがあった。連絡があるまで動かないことは大原則です。でも、安全に避難するための「1つ前のこと」を考えることを大事にしました。
・休み時間で鬼ごっこをしていた→■①■→安全に避難する
・友達と教室にいた。→■②■→安全に避難する
・休みの日に、外を歩いていた→■③■→安全に避難する
上の①から③までに入る「1つ前のこと」は違います。
①おしゃべりをやめる
②机の下にもぐる
③塀から離れる
たくさんのことを同時にしなければならないことは確かです。しかし、突然の災害時にできることは極少ないのが現実です。そこで、「1つ前のこと」を考えて行動することを指導しました。