給食の時間の名人になろう

今日5時間目、4年生では学級活動で「日頃の給食時間を見直す」学習を行いました。めあては「給食の時間の名人になろう」です。

子供たちが考える前に、給食に関わっている調理員さんの仕事の「3ヶ条」(時間を守る、衛生を的に作る、食べる人のことを考える)を元に、一日の仕事の流れを写真で追いました。特に、手を洗うなどの衛生的な面に意識が向き、「きれいにしている」などのつぶやきが聞こえてきました。

このことを受け、普段の自分たちの給食の時間の食べ方を振り返り、学習課題「給食の時間の名人になろう」の自分の答えを見付けるためのグループ活動をしました。3~4人のグループに1枚ずつのホワイトボード上に、気が付いたことや考えたことを出し合いました。子供たちの理由の視点は、授業はじめに知った調理員さんの「3ヶ条」でした。

各グループからの発表の後、栄養教諭が、共通点は何か、で学習のまとめとしました。

子供たちの理由(食べる時間がなくなるから、ごみが入るから)が沢山でてきました。理由を挙げて考えることは大きな意味があります。理由が不明確だったり無かったりすると、「~するのは正しいから」という【べき論】で終始して平行線か対立になり易いからです。今日の授業でも出てきましたが、相手意識(食べる時間がなくなると誰が困るのか?ごみが入るとだれが困るのか?)にまで掘り下げていくことは、子供の思考をより深めると思いました。

子供の中で、「20回はかんで食べる」という意見がありました。理由は「(自分が)味わうことができる」でした。調理員さんは「食べる人のことを考える」のなら、子供たちは「作ってくれた人:農家の人、調理員さん、一緒に食べる友達」まで広がる相手意識をもてるよう、さらに指導を続けていきます。