すべてに価値がある~学校評価ING

◆正解・不正解の二分割ではなく、「無記(どちらともいない答え)」

長年、ロボット開発をしてこられた森政弘(東京工業大学名誉教授)さんは、歩行型ロボットを開発する際に苦労したところは「倒れないこと」だそうです。「倒れてしまっては歩けない」から当然かもしれません。しかし、このロボット開発を進めていた研究者が到達した結論は、「倒れるような重心移動」が「歩行」につながることだったそうです。「歩く」と「倒れる」という一見対立することを紡ぐ発想が、今日のロボット開発につながっているそうです。一見、相反する考えですが、つなげて考えると、新しい発想が生まれます。これが「無記」という見方だそうです。

校内で学校評価会議をしました。今日は、「実態をつかんで課題をさぐる」ことがテーマでした。様々な子供情報から、子供の実態の一面を「分け」て、そこから、課題を浮かび出すことをすることで、「次の一手」(対策)が出てきます。確かに、実態にも「長所」と「短所」の相反する要素があります。通常、「長所」は伸ばし、「短所」は改善する方向で検討します。しかし、「長所」も「短所」も見方によって違ってきます。これをつないで考えることで、無理のない自然な「対策」を考えていきます。

8月いっぱいかけて対策を考え、9月の始業日には学級だよりを通してお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

 

<令和元年7月 評価>    <平成30年7月 評価>