須田dy科(すたでぃか)~「ふるさと・須田」学習

Q「須田のよさ」はなんでしょうか。考える時間は1分間。
答えの内容条件】①②③全てそろって正解です。
具体例(例えば、梨づくり)
根拠(須田梨のよさを2つ以上挙げる)
まとめ(梨ののよさから須田全体のよさに置き換えて一般化する)

いきなりですが、この問いと答えの内容条件は、これから中学校・高校…そして社会へと続く子供たちの人生のそれぞれのステップで、ポケット中に入れておいてほしいものです。「〇〇のよさ」に目を向けてプラス思考でできることをやりぬくことが、とても大切な力です。そして、周りの人にも「伝わる」ためには上の3つの要素が最小限必要です。

また、このことは、今回の全国学力テスト(国語・算数/数学・英語)結果から導き出される、今の須田小の子供たちにさらにつけて欲しい力です。この力は、須田小の「対話スキル」「書く対話スキル」と、ピッタリ重なります。前回(R1.8.2)のホームページ※を!(この力は、中学校の全国学力状況調査(英語)でもっとも弱い点でもあり、これからの中学校英語での表現力の土台です)

この力を着実に身に付けることが、これからの学びに必要です。そのために、

「いつでも」「どこでも」「だれでも」できる小さな4つの「場面」づくり
~4月の学校経営説明会でも説明させていただきました~
子供が、自分の考えを相手に伝える(説明する)場面
・「よく分からない」ことを「どうして?」と聞ける子供が大切にされる場面
・「例えばね。図を使って説明するね」等、「相手目線の子供が活躍できる場面
・友だちの考え等も参考に、「複数の根拠」を示して、自分の考えをまとめる場面

この4つの「場面」で、子供たちの様々な考えを「様々なまま」にせずに、「みんなの意見(理由)を大きく2つくらいにまとめてみよう【分類】」「この考え(理由)は誰にとってよいのかな【立場】」等、「つないで考える」働き掛け(収束)が必要です。学年による子供の育ちや教科学習の特性も考慮しなければなりません。各教科学習での指導とともに、子供自身が学んだことを活用する場面づくりが必要です。

◆教科学習で身に付けた学力を生活に生かす~須田dy科(ふるさと・須田学習)

「何のために学習しているのか?」への答えは様々です。しかし、各教科学習で身に付けた学力を、友だちと出し合い、身近な生活に生かすことを体験することも、その答えの一つになります。それが、グランドデザインに挙げた「須田dy科(すたでぃか)(ふるさと・須田学習)」※のねらいです。

低学年は生活科の時間、中学年以上は総合的な学習の時間を使います。

各学年の学習テーマを基に、【調べる】【編集する】【発信する】の3つの学習活動を大切に指導します。

調べる】では
探検、インタビューや書籍などから必要な情報を引き出す力を。
各教科学習で身に付けた学力を、意識して活用する場面づくり

編集する】では
集めた情報を、自分たちのテーマ(つまり、学習課題)から取捨選択する力を。
伝えたいことが、相手に伝わるための、複数の根拠を

発信する】では
だれに・なにを・どのように伝えるのか、相手意識をもって形(ポスター、カレンダー、劇など)にまとめ、外部に向けて発信する力を。
分かったことが、相手に伝わるための表現の工夫

2学期以降が、この学習活動のメインとなる時期です。

<<各学年の須田dy科のテーマ>>

1年:だいすき すだたんけん
2年:須田すてき たんけんたい
3年:宣伝します!須田ブランド梨
4年:須田を豊かに!信濃川とともに
5年:発信!これからの須田米づくり
6年:対話の力!加茂軍議から知恵探し

AIじゃなくて、SIで!